『キラーコンドーム』
1996年 ドイツ
《スタッフ&キャスト》
監督・脚本 マルティン・ヴァルツ
脚本 ラルフ・ケーニッヒ
撮影 アレクサンダー・ホーニッシュ
音楽 エミール・ヴィクリツキー
出演 ウド・ザメル/ペーター・ローマイヤー/マルク・リヒター/レオナルド・ランシンク/イリス・バーベン
《解説》
人間の股間を狙う怪物を描くカルトすぎる快作!
「エイリアン」のギーガーがクリーチャー・デザインを担当したブラック・ユーモアあふれるドイツ製SFホラー、SFXシーンをカルト・ホラー「ネクロマンティック」の監督ユルグ・ブットゲライトが演出
1999年日本公開で話題となり、11分の未公開映像を追加したディレクターズカット版を2023年に公開、クリーチャー×ホラー映画ファン垂涎のスタッフ陣が集結、映画史上最高にクレイジーな本作は、カルト映画好きなら必見!
《物語》
ニューヨークのラブホテルで男性が性器を食い千切られる事件が4件発生、主にコールガールが食い千切ったと思われたが、女子大学生が卒業点が足らずに教授に体を要求され、応じたところコンドームを着けた瞬間に血まみれになった
巨根を持つゲイの刑事ルイージ・マカロニはこのニューヨークのどこが良いのか自問自答していた、若者はニューヨークに目を輝かせる連中が多く、世界の中枢と騒いでいる
マカロニは子供の頃はシチリア島で育ち、とても静かで平和だった、人と車のニューヨークの喧噪の中でそんなことを考える、ここは変態たちの掃きだめだ
田舎育ちの娘も男性器を噛み千切るようになる、5ドルほしさに発砲する奴もいる、美しいものもたくさんあるが俺は街の清掃係のようなものだ
マカロニは捜査のためにホテルに向かうとオーナーは金儲けの男性器を食い千切るのは意味不明、しかも食い千切られた男性器は見付からない、部屋は血まみれで清掃代が掛かるとぼやく
そのホテルでは以前に関係を持ったゲイのボブがしつこく付きまとってくるが自分を取り戻せと、そこで若い男娼のビリーと出会い、意気投合
部屋に入って服を脱ぎ、いざセックスを始めようとするとホテルの備え付けのコンドームが動き出し、マカロニの片方の睾丸を食い千切られてしまう
仲間に話すとゲイの男に食い千切られたのではと言うが、マカロニは毅然とした態度でコンドームに食い千切られたと、その後も食い千切られる事件が13件発生
マカロニは睾丸の仇をとるために人喰いコンドーム探しを開始するのだが…
《感想》
こんな恐ろしい事件は他にないですよね、怖くてホテルに備え付けてあるコンドームは使えなくなりますよ、しかし海外のコンドームは個別包装してなくて、その上に分厚い
このキラーコンドームのデザインを手掛けたのは「エイリアン」シリーズや「スピーシーズ」のH・R・ギーガー、まさかギーガーがこんな作品のデザインをするなんて
主人公のルイージ・マカロニ刑事を演じるのはウド・ザメルで、イタリアのシチリア島出身で、ゲイで32センチの男性器の持主しなんです
男娼のビリーの前で脱いだときにシルエットで徐々に屹立するモノが映されるのですがめちゃめちゃデカい、しかもBGMが怖くてモンスター登場みたいです
その前に以前に関係のあったボブがホテルで客を取っているんです、まるでドラァグクイーンのようなんです、しかもマカロニより大きくて以前は同僚の刑事なんです
酔った勢いでマカロニがボブを抱いたことでボブが覚醒してしまい目覚めたのです、マカロニとのセックスこそが本当のセックスでそれ以来マカロニが忘れられないのです
精神科医に相談するも女装したボブがマカロニの母親に似てるので愛しているのだろうと、しかも男は母親とセックスしたい願望があると滅茶苦茶な診察、それによってボブはマカロニを愛しているのです
キラーコンドームの存在に気付いたマカロニは独自に調査、ゴムホースを男性器に見立てて噛みついたキラーコンドームを掴んでガスを流し込んで破裂
検視官の見立てでは自然界の生物ではなく人工的に作られた生物だと、そこでマカロニはシチリア島に住んでいたら家業の肉屋を継いでいただろう、余生は猟をして過ごしただろうと思い返すのです
そして遂にキラーコンドームはマクガバン大統領候補にまで被害を及ぼして、これがきっかけで世間に知れ渡ることになります、しかも愛人が大統領候補のアソコは小さいと警察署で吹聴、選挙でアソコのない候補に誰も投票しないと
病院はキラーコンドームの被害者で溢れかえり、男性器がある男に嫉妬さえしてしまう、睾丸ひとつないくらいどうってことない、竿が丸ごとないよりましだと怒るんです
20年前に教会を潰してラブホテルを建てたんです、それに手を貸したのがマクガバンなのです、マカロニが入院していた病院内にある教会の地下にキラーコンドーム工場があることを突き止めるんです
よくもこんな物語を思いついたもんです、これはエイズなどのウイルスや病気を安易に考えている男への警鐘なのでしょうか、それとも女性を蔑視する男への戒めなのか
犯人はこの街での犯罪がなくなるまで続けると、狂信的な考えでキラーコンドームによって罪深い男性器を処分してきたのです、もっとも凶悪なキラーコンドームにマカロニは立ち向かいます
そのアソコ、狂棒につき それが『キラーコンドーム』です。
ディレクターズカット版になってより多種多様性を先取りしていたのがわかります、様々な性を分け隔てなく肯定しています。





















