007/ダイヤモンドは永遠に | 続・237号室 無事是A級からZ級映画列伝

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『007/ダイヤモンドは永遠』

 

 

 

 

 

1971年 イギリス・アメリカ

 

 

 

 

 

《スタッフ&キャスト》

 

 

監督 ガイ・ハミルトン

 

原作 イアン・フレミング

 

脚本 トム・マンキウィッツ

 

撮影 テッド・ムーア

 

音楽 ジョン・バリー

 

 

 

出演 ショーン・コネリー/ジル・セント・ジョン/チャールズ・グレイ/ラナ・ウッド/ブルース・キャボット/ジミー・ジェーン/パター・スミス/ブルース・グローバー/バーナード・リー/ロイス・マクスウェル/デスモンド・リュウェリン

 

 

 

 

 

《解説》

 

 

007の第7弾はボンドガールもセクシーアップ!宇宙へ飛び出しスケール最大の面白さ!

 

ファンの熱烈なアンコールに応え、第5弾までボンド役を演じたショーン・コネリーが堂々とカムバック、復帰作が最後の出演作に

 

本格現地ロケをしたラスベガスの場面から、クライマックスで宇宙にまで広がるスケール、後の米国スターウォーズ計画を先取りしたようなレーザー兵器の陰謀など、コネリー復帰に相応しい見せ場満載の1本となった

 

 

 

 

 

《物語》

 

 

日本、カイロと宿敵ブロフェルドを追うジェームズ・ボンドは、今まさに整形手術をして顔を変えようとしていたブロフェルドと対峙、しかしそれは影武者だったが、ボンドは影武者共々ブロフェルドを殺害

 

 

Mはボンドに休暇も兼ねたダイヤの密輸事件の任務に就かせる、それはドナルド卿の指名でダイヤモンドの80%は南アフリカ産で、発掘されるダイヤモンドが何者かに盗難・密輸されている事件の捜査

 

いかに監視を厳しくしても掘削作業員やその関係者により盗難は起こるものだがこの2年間に被害は急送して対処に窮している、しかもその盗難品が市場に出てこない、誰かが隠匿している

 

 

ダイヤ市場価格を下げるために安売りを策しているのか、それをネタに脅迫するのか、一刻も早く犯人を探さんとダイヤモンド協会と政府によって大問題となる

 

アムステルダムに向かい、密輸業者フランクスという男に成りすましてアメリカ密輸シンジケートへの潜入をボンドに命じた、ボンドはティファニーという女性と接触し、ダイヤモンドをロスへ運ぶ依頼をされる

 

 

しかしMI6に捕らえられていた本物のフランクスが脱走してティファニーに会いにやって来たところをボンドが倒し、遺体の中にダイヤモンドを隠して、遺体を兄だと偽装してアメリカへと持ち出した

 

 

ネバダ州に到着した遺体は火葬場へ持ち込まれてボンドにはダイヤが詰まった骨壺が届けられた、不意に何者かに襲われたボンドはそのまま棺桶に入れられて火葬されそうになる、その寸前にダイヤモンドが偽物だとバイヤーの老人が文句を言う

 

ボンドはダイヤモンドは現金と交換だと条件を出してその場を去り、ホテルへと戻りカジノでギャンブルを楽しんだ、部屋に戻ったボンドに男たちが待ち構えていたが追い払い、奥の部屋でティファニーがボンドを待っていた

 

 

ティファニーとベッドを共にして2人は手を組んでダイヤモンドを手に入れようとするがダイヤモンドは消え、ナイトクラブのホワイトハウスの支配人であるサクスビーの仕業で、ダイヤモンドはホワイトハウスのオーナーのウィラードの工場へ

 

 

そこにはダイヤモンドを散りばめた人工衛星があり、ボンドは忍び込んだが捕らえられた、この密輸組織の黒幕は宿敵スペクターの首領ブロフェルドだったのだ

 

 

 

 

 

 

《感想》

 

 

イアン・フレミングの同名小説のジェームズ・ボンドシリーズの第7作目です、前作の「女王陛下の007」は原作に忠実な作品でしたが本作は娯楽性を重視しています

 

 

監督は「007/ゴールドフィンガー」のガイ・ハミルトンで、まるで前作はなかったかのような始まりでびっくりでしたね、まあそれも興行的に仕方ないかも

 

前作が酷評されたのでショーン・コネリーがジェームズ・ボンドに復帰となりました、今作の復帰に伴って破格の出演料が支払われ、ショーン・コネリーはその全額をスコットランド国際教育基金に寄付

 

 

それと興行収入の10%がユナイテッド・アーティスツがショーン・コネリーの出演作2本の製作費を提供することが提示されています

 

オープニングからいきなりボンドがブロフェルドを追うために日本やカイロで女性までも尋問してプロフェルドの殺害に成功します、これは前作で新妻が殺された恨みでしょうか?

 

 

そして今回は秘密諜報員とは関係のない地味な仕事が与えられます、それも休暇も兼ねて南アフリカのダイヤモンドの密輸事件なのですが、行くのはオランダのアムステルダム

 

唐突にブロフェルドを殺害するオープニングで何か呆気なくてびっくりです、それにコメディチックな展開が緊張感を緩くしてしまっている印象です、ブロフェルドを演じるのはチャールズ・グレイ

 

 

アムステルダムでのシーンでボンドは密輸業者のフランクスに成り代わってティファニーという女性に接触、演じるのはジル・セント・ジョンで、もちろんショーン・コネリーとも浮名を流しています

 

 

アメリカに移ってからは舞台はラスベガスが主になるのですが、華やかなカジノも街から車をしばらく走らせると寂しくなって砂漠になる光景は興味深いです

 

このカジノのシーンでボンドに懐く女性プレンティを演じるのはラナ・ウッドで、ホテルの窓から投げ捨てられたり、挙句にはティファニーに間違われて殺されます

 

 

その砂漠で宇宙探査機でカーチェイスをしたり、その後にラスベガスの街でパトカーを相手にカーチェイスをしたりと迫力あるアクションシーンが続きます

 

 

それでもダイアモンドの盗難・密輸が地味な任務だったのにこんなに大掛かりな事件に発展するとは、ダイアモンドで人工衛星を作ってレーザー光線で世界中の施設を破壊することができるのです

 

その黒幕がオープニングで殺したはずのブロフェルド、殺したのは影武者でここでもブロフェルドは2人いてこの2人ともが影武者なのか、それともどちらかが本物なのか

 

そしてボンドを襲う女性2人組のバンビとザンバーも唐突で面白かった、女性に負けそうになるボンドも良かったね、演じるのはローラ・ラースンとトリナ・バークス

 

 

今回はラスベガスが舞台ですがこれまではリゾート地だったり観光名所だったりしてたのでゴージャスな感じが少し減ったかな、それでもラスベガスの街は美しかったね

 

 

何気に出て来る2人組のウィントとキッドがおいらには掴みどころがなかった、演じるのはブルース・グローバーとパター・スミス、そしてMもQもマネーペニーもお馴染みの顔です

 

 

 

 

 

 

面白さとスケールをアップしてショーン・コネリーが帰って来た! それが『007/ダイヤモンドは永遠に』です。

 

 

 

 

 

本作が最後のショーン・コネリーですが、シリーズは「死ぬのは奴らだ」に続きます。