ボディ・スナッチャー/恐怖の街 | 続・237号室 無事是A級からZ級映画列伝

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『ボディ・スナッチャー/恐怖の街』

 

 

 

 

 

1956年 アメリカ

 

 

 

 

 

《スタッフ&キャスト》

 

 

監督 ドン・シーゲル

 

原作 ジャック・フィニイ

 

脚本 ダニエル・メインウェアリング

 

撮影 エルズワース・フレデリックス

 

音楽 カーメン・ドラゴン

 

 

 

出演 ケヴィン・マッカーシー/ダナ・ウィンター/ラリー・ゲイツ/キング・ドノヴァン/キャロリン・ジョーンズ/ヴァージニア・クリスティーン/ジーン・ウィルズ

 

 

 

 

 

《解説》

 

 

隣人がいつの間にか別人に入れ替わってゆくというエイリアンの侵略を描いた、1950年代の名作SFサスペンス

 

ある日突然、隣人が見知らぬ他人に入れ替わっていたら?という奇抜なアイデアに基づくSF小説「盗まれた街」をドン・シーゲル監督が映画化

 

SFX控え目のシンプルな物語ながら、陰影を強調した映像が躍動感を高め、人知れず進行するエイリアンによる侵略の恐怖をスリリングに描き出す

 

 

 

 

 

《物語》

 

 

ある日の夜、病院に1人の錯乱状態の男が搬送されてきた、彼はマイルズと名乗り職業は医者だと、精神科医のヒルに自分が遭遇した恐ろしい出来事を語った

 

 

それは先週の木曜日、カリフォルニアのサンタ・ミラに小さな開業医を営むマイルズは看護師のサリーに呼び戻され急遽学会から戻った、一見町は何事もなく見えたが違っていた

 

 

病院に戻ってみるとマイルズに看てもらいたいと予約は多かったがキャンセルが相次いだ、そしてイギリスから5年ぶりに故郷に戻って来たベッキーがマイルズを訪ねた

 

 

彼女の話しでは従姉妹のウィルマが叔父のアイルが叔父ではなく誰かがなりすましていると、ベッキーがアイルに会うも本人に間違いないがウィルマは違うと言うので看てあげてほしいと

 

その後にジミーという少年が祖母に連れられてやって来た、母親が怖い僕を捕まえようとするんだと泣き叫ぶ、マイルズはウィルマを訪ねて話しを聞いた

 

マイルズはアイルは彼本人だと言うがウィルマは姿も声も仕草も同じだけども何かが欠けている、いつもあった温かさが消えている、感情がなくまるで機械のようだと

 

 

マイルズはベッキーと食事のときに会った医者仲間に話しを聞くと同じようなことを言う患者が続出しているらしい、突発的に2週間で町中に広がった、集団パニックだと

 

 

そして食事の前にマイルズは電話でジャックに呼ばれた、急患だと思いベッキーと共にジャックの家へ、そこでマイルズはジャックと姿形が同じの死体のようなものを見せられた

 

 

それはまだ未完成で完成の一歩手前で指紋もない、マイルズは一連の出来事と何か関係があるのではと調査を開始する

 

 

 

 

 

《感想》

 

 

ある日突然に家族が入れ替わっていたら、どこから見ても同じなのに家族や親しい間柄の者だけがわかる違和感、それがエイリアンによる侵略だったなら

 

地球侵略の原点とも言える傑作です、眠っている間に複製が作られて入れ替わるのです、植物の繭の中に作られるのです、宇宙を彷徨っていたタネが農地に実ったのです

 

主人公のマイルズを演じるのはケヴィン・マッカーシーで、少年から母親が代わったとか、叔父が代わったとか言われるのですが、それは本人に問題ありと解釈

 

 

マイルズと行動を共にするベッキーを演じるのはダナ・ウィンターで、彼女の従姉妹の話しが発端となります、久しぶりに再会した2人は恋に落ちます

 

 

2人とも離婚したばかりで離婚仲間として燃えるのです、町中でそんなことを医者に訴える者が増えたのですが、それらはすぐになくなるんです

 

マイルズは友人のジャックに呼ばれて家に行くとそこにはジャックのような未完成の死体のようなものがあるんです、指紋もなくてまるで蠟人形のよう

 

 

その後にマイルズがベッキーに危険が忍び寄ると感じてベッキーの家の地下にベッキーのようなものが眠るようにいたのです、ベッドで眠るベッキーを抱きかかえて逃げるのです

 

 

ジャックと妻のテディと一緒に行動をするのですがジャックの所有する植物園に人間の繭が出来上がってるんです、ジャックたちは車で隣町へ、マイルズたちは看護師のサリーの家に行くのですがそこは既に入れ替わっていたんです

 

 

町のほとんどの人は既に取って代わられ外部から来た者は警察が連行して繭にしてしまいます、この町にはもう人間はいない、マイルズはベッキーと逃げます

 

 

途中でジャックと再会しますが既に入れ替わって何の苦痛もない世界だとマイルズを説得するもベッキーと炭鉱後に逃げ込みます、マイルズが少し外の様子を見た間にベッキーは眠ってしまい入れ替わってしまいます

 

 

もう人間は自分だけ、そんな状況になったらどういう行動を取るのでしょうか?、最後まで行動するのか?、諦めてしまうのか?、マイルズは諦めませんでした、誰も信じてくれませんが

 

 

この手の作品を観てから、もし家族や大切な人が何か違和感があったりしたらエイリアンによる侵略なのではと、まあ今のところそんな違和感はありませんけどね

 

でも意地悪な人が急に親しくしてきたら何か怖いですよね、それはひょっとしたらエイリアンなのかもしれません、でもそんなことを誰が信じてくれるのか?

 

 

 

 

 

パラレルワールド的世界観をダイナミックに描いた名作 それが『ボディ・スナッチャー/恐怖の街』です。

 

 

 

 

 

日本では未公開なのですがそれが不思議なくらいです、サム・ペキンパー監督が配管工の役で出演しています。