『アナコンダ』
1997年 アメリカ
《スタッフ&キャスト》
監督 ルイス・ロッサ
脚本 ハンス・バウアー/ジム・キャッシュ/ジャック・エップス・Jr
撮影 ビル・バトラー
音楽 ランディ・エデルマン
出演 ジェニファー・ロペス/アイス・キューブ/ジョン・ヴォイト/エリック・ストルツ/ジョナサン・ハイド/オーウェン・ウィルソン/カリ・ウーラ/ヴィンセント・カステラノス
《解説》
叫び声さえ、のみこまれる
アマゾン奥地に生息する巨大アナコンダの恐怖を描いたモンスター・パニック・ホラー、主役ともいえる巨大蛇はロボットを使うアニマトロニクスとCGとの合わせ技で撮影され、スピード感溢れる動きを表現することに成功
アナコンダに対する恐怖だけでなく、ジョン・ヴォイトの悪役ぶりが人間ドラマにも緊張感を与えている、ブレイク前のジェニファー・ロペスやオーウェン・ウィルソンが出演しているのも見どころ
《物語》
ブラジル、アマゾン奥地にあるアリオー・ホテル、テレビ局のディレクターのテリーがパソコンで資料を読んでいるとケイル教授がやって来た、ケイルは例の部族のことを聞いて回っていた、場所もある程度はわかり、テリーも撮影は任せてくれと
朝になって調査に向かう船が到着し、ケイルがガイドのマテオに航行ルートを確認し、テリーがカメラマンのダニーと打ち合わせ、リポーターのウェストリッジがワインを持って到着し、録音担当のゲアリーとプロダクションマネージャーのデニスが迎え入れた
出発点はアマゾン川の河口から1600キロ、支流を進み未知の領域に入って霧の民シリシャマ族を捜すのだ、彼らは熱帯雨林の最後の謎と呼ばれている
そんな中、激しいスコールが降り、更に座礁してボートが動けなくなった人物を発見、その男はポールと名乗り、次の村まで乗せてもらうように頼む
彼の仕事は動物園や収集家に頼まれて蛇を捕まえていると答えた、一行はドキュメンタリーの撮影でシリシャマ族を追っていると言うと、ポールは見たことがあると言い、ケイルはポールに案内を頼む
マテオの操縦ミスでスクリューに絡まったロープを切りにケイルが川に潜りロープを切ろうとするが、突然苦しみ出して溺れ、ダニーが飛び込みケイルを引き上げると口の中からスズメバチが出てきて毒で呼吸が止まり、ポールが喉を切開して呼吸を確保した
一刻も早く病院に連れて行くために引き返すためにポールは近道であるルートを通ると言い、しかしそこはバリケードが張られていたがポールは引き返せば2日のロスだとダイナマイトでバリケードを爆破
途中で座礁した船を発見し、燃料があるかと捜しにポールとダニーとマテオが行くが燃料はなく代わりに鉄の箱を運び出す、しかしマテオがアナコンダに襲われて丸飲みされてしまう
ポールはアナコンダの恐ろしさを語り、更にアナコンダを生け捕りにすると大金が手に入ると、ポールはアナコンダ捕獲が目的でその為にテリーたちを支配して残忍な本性を現していく
《感想》
アニマトロニクスとCGのアナコンダも迫力満点ですが、何と言ってもポール・サローンを演じる「ミッション・インポッシブル」のジョン・ヴォイトの悪い顔が最高に良かったです、紳士的な振る舞いをするのですがやっぱ悪人です
アナコンダを生け捕りにする密猟者で座礁した船で助けを呼んで最初は紳士的な態度なんですが、徐々に金のためなら人の命なんて何とも思っていない男なんです
ゲアリーがアナコンダに撒きつかれてもアナコンダを殺させず、ウェストリッジがアナコンダに襲われて撃ち殺した時には激怒するんです、それほどアナコンダの密猟に全てを賭けてます
主人公のテリー・フロレスを演じるのは歌手としても活躍するジェニファー・ロペスで、プエルトリコ系なのでその褐色の肌が美しいです
ホラー作品でよく見られるヒロインが上半身がタンクトップだけになるのは本作でも守られており、男の目を釘付けにしています、とにかくセクシーです
テリーの恋人のスティーヴン・ケイルを演じるのはエリック・ストルツで、人類学者で霧の民シリシャマ族を追っていてその研究をしています
一行のリーダなのですがポールのスズメバチを使った罠で毒で麻痺して呼吸困難になり、ポールはとりあえず喉を切って呼吸を確保させます、その後は昏睡状態となります
ダニーを演じるのはラッパーとしても活躍するアイス・キューブで、テリーからは絶大な信用を得ていて公私共に渡って友人なんです
録音技師のゲアリーを演じるのはオーウェン・ウィルソンで、ポールに唆されてみんなを裏切り寝返るのです、しかしアナコンダに襲われて見殺しにされます
リポーターを演じるのは「ジュマンジ」のジョナサン・ハイドで、インテリで嫌味な男なんですが途中から好印象となるのですがアナコンダに襲われてしまいます
ゲアリーの恋人のデニスを演じるのは「痩せゆく男」のカリ・ウーラで、夜の森でゲアリーと録音をしていると虫や鳥の声にロマンティックな雰囲気となってその場でセックスをしようとするのですがイノシシに邪魔されます
ガイドのマテオを演じるのはヴィンセント・カステラノスで、現地ガイドなのですが実はポールの密猟者仲間なんです、最初にアナコンダに食べられてしまいます
オープニングでアナコンダに襲われる密猟者を演じるのは「フロム・ダスク・ティル・ドーン」のダニー・トレホで出番はほんの少しでしたがワクワクさせるオープニングでしたね
何人もアナコンダの犠牲になるのですが、ポールも食べられて途中で吐き出されて半分溶けた気持ち悪い状態となります、ラストにはシリシャマ族が現れて一件落着となります
人類はかつてない恐怖に出会う それが『アナコンダ』です。
初めて観たときは凄かったのですが、今観るとCGがまだまだですね。




















