素直な悪女 | 続・237号室 無事是A級からZ級映画列伝

続・237号室 無事是A級からZ級映画列伝

タカによるA級からZ級映画まで、榮級は絢爛豪華な超大作、美級は美しい女優や映像美、死級は禍々しい阿鼻叫喚、出級はあのスターの意外な出演作、イイ級は耽美なエロティシズム、Z級は史上最悪なクソ映画、その全てをレビューと少しの競馬予想と日常の出来事

 

 

 

 

 

『素直な悪女』

 

 

 

 

 

1956年 フランス

 

 

 

 

 

《スタッフ&キャスト》

 

 

監督・脚本 ロジェ・ヴァディム

 

脚本 ラウール・レヴィ

 

撮影 アルマン・ティラール

 

音楽 ポール・ミスラキ

 

 

 

出演 ブリジット・バルドー/クルト・ユルゲンス/ジャン・ルイ・トランティニャン/クリスチャン・マルカン/ジョルジュ・ブージュリー/ジャン・テシエ/ジャーヌ・マルカン

 

 

 

 

 

《解説》

 

 

ヨーロッパ最大のセックス・シンボル、ブリジット・バルドーの伝説はここから始まった!

 

「わたしは夜を憎む」のブリジット・バルドー主演の人間葛藤を描いた一篇、ブリジット・バルドーの夫でマルク・アレグレの助監督を務め、「白き処刑地」の脚色にも携わったロジェ・ヴァディムの第一回監督作品

 

冒頭から全裸姿を見せるなど一大センセーションを巻き起こし、“かくて神、女を造りたまう”という原題に名前負けすることなく、ブリジット・バルドーをマリリン・モンローと並ぶ映画史上最大のセックス・シンボルに押し上げた衝撃の問題作

 

 

 

 

 

《物語》

 

 

南フランスのサン・トロペでは孤児であるジュリエットは子供のいないモラン夫婦に引き取られている、18歳のジュリエットは若さ溢れる魅力的な女の子

 

性格は奔放で庭で全裸で日光浴をするなど大胆な振る舞いで男たちの注目を浴びている、町の有力者のエリックも魅力的なジュリエットに惚れている

 

 

ジュリエットが一番好意に思っている男はアントワーヌ、ある夜にダンスに行きキスを許したが彼があの手の女はキメたらさよならだと、ツートンに行って社長の姪と結婚すると

 

 

それを知ってジュリエットはアントワーヌを避けてエリックのヨットへ、そこで少しの会話をしてジュリエットはヨットを出て待っていたアントワーヌを置いて帰った

 

 

自由気ままなジュリエットが妬ましくなったモラン夫人は彼女を孤児院へ帰そうと決めた、そこでジュリエットはアントワーヌとツートンに行こうとしたがあっさりとジュリエットの前を通り過ぎた

 

ジュリエットが孤児院に帰されると知ったエリックはこの町に留まらせておくために結婚か養子縁組しかない、エリックはアントワーヌに結婚の話しを持って行ったが、悪魔も逃げると笑うものの彼の弟のミシェルに結婚を勧めた

 

 

ジュリエットは熱烈なプロポーズを受けたが彼の母親は大反対するのだがミシェルの想いは強く仕方なく了承、しかしジュリエットは彼を愛してなかった

 

 

ミシェルの優しさと誠実さを知って彼を愛し始めたジュリエット、幸せな新婚生活を送るのだが、そこにアントワーヌが戻り、ジュリエットとアントワーヌはいがみ合いながらも惹かれ合い、ある出来事で2人の感情は爆発する

 

 

 

 

 

 

《感想》

 

 

昨年末に20世紀のヨーロッパを代表するセックス・シンボルと呼ばれたブリジット・バルドーが亡くなりました、91歳でした、早くに女優を引退して動物保護活動をしていました

 

 

よくフランスのマリリン・モンローと言われていて比較もされていましたが、実はブリジットはマリリン・モンローのファンで、エリザベス女王への謁見の時にバッキンガム宮殿の化粧室でモンローと1度だけ会ったそうです

 

15歳でファッションモデルとなったブリジットは映画のオーディションで監督のアシスタントをしていたロジェ・ヴァディムと出会い、18歳で結婚

 

 

22歳の時にロジェ・ヴァディムの初監督の本作でブリジットは男を翻弄する小悪魔的な少女を演じて、一躍セックス・シンボルとして有名になりました

 

しかし共演者のミシェル役のジャン・ルイ・トランティニャンと恋に落ちて後にロジェ・ヴァディムと離婚、ジャン・ルイ・トランティニャンも女優で妻のステファーヌ・オードランと離婚

 

 

自堕落な女と言われるがその後に数回結婚と離婚を繰り返し、歌手活動ではセルジュ・ゲンスブールとデュエットするも不倫関係にあったそうです、その後はゲンスブールとの関係も解消

 

その後に離婚したブリジットですがロンドンでジョン・レノンと対面し、彼にギターを渡して何か弾いてとリクエストするとブリジットのファンだったジョン・レノンは応じたそうです

 

 

1973年の作品を最後に女優を引退、動物愛護活動家となります、東日本大震災に対しては動物保護として支援、しかし捕鯨に対しては日本を非難しています

 

監督は当時ブリジットの夫のロジェ・ヴァディム、こちらもモテるようで美人女優と次々に結婚、18歳のブリジットと結婚、離婚してその後にデンマークのモデルのアネット・ストロイベリと結婚

 

離婚してその後にカトリーヌ・ドヌーヴと交際して子供を授かってます、結婚はしなかったですが、その後にジェーン・フォンダと結婚してます、最後の奥様はマリー・クリスティーヌ・バロー

 

前置きが長くなりましたが本作のブリジット・バルドーは本当に魅力的です、ギリギリヌードにはなってませんが、見えそうで見えない境界線で男を翻弄してますね

 

 

オープニングでいきなり背中ヌードが画面一杯に映し出されます、当時はこのオープニングはショッキングだったようです、まるで誘うかのような裸身です

 

ラスト近くのダンスの官能的なこと!、裸足で踊っている脚の綺麗なこと!スカートを捲り上げて踊っているのですがあれは下着なのかな?

 

 

 

 

 

 

世界的なセンセーションを巻き起こした衝撃的恋愛映画 それが『素直な悪女』です。

 

 

 

 

 

欲望のままに男たちの間を揺れ動くブリジット・バルドーの奔放な小悪魔ぶりをご堪能あれ。