クリーンマイル | 続・237号室 無事是A級からZ級映画列伝

続・237号室 無事是A級からZ級映画列伝

タカによるA級からZ級映画まで、榮級は絢爛豪華な超大作、美級は美しい女優や映像美、死級は禍々しい阿鼻叫喚、出級はあのスターの意外な出演作、イイ級は耽美なエロティシズム、Z級は史上最悪なクソ映画、その全てをレビューと少しの競馬予想と日常の出来事

 

 

 

 

 

『グリーンマイル』

 

 

 

 

 

1996年 アメリカ

 

 

 

 

 

《スタッフ&キャスト》

 

 

監督・脚本 フランク・ダラボン

 

原作 スティーブン・キング

 

撮影 デヴィッド・タッターサル

 

音楽 トーマス・ニューマン

 

 

 

出演 トム・ハンクス/デヴィッド・モース/ボニー・ハント/マイケル・クラーク・ダンカン/ジェームズ・クロムウェル/マイケル・ジェッター/グラハム・グリーン/ダグ・ハッチソン/サム・ロックウェル/バリー・ペッパー/ジェフリー・デマン/パトリシア・クラークソン/ハリー・ディーン・スタントン

 

 

 

 

 

《解説》

 

 

かつてない驚きと感動につつまれて

 

「ショーシャンクの空に」のフランク・ダラボン監督&スティーブン・キング脚本コンビが放つ感動作、電気椅子に続く緑色の通路グリーンマイル、死刑囚専用棟に収監されたある受刑者は奇跡の力を持っていた

 

ほぼ原作に忠実だが、フレッド・アステア主演の「トップ・ハット」を使った映画ならではのひねりを加えるなど、確かな演出手腕が光る

 

 

 

 

 

《物語》

 

 

大恐慌時代に刑務所の看守をしていたポール・エッジコムは死刑囚棟の看守主任で処刑の指揮をとっていた、1935年の出来事は一生忘れることはできない

 

尿路感染症を患い満足に小便もできない、まるでカミソリを絞り出しているような痛みが走る、そして幼い少女2人を殺害した死刑囚ジョン・コーフィーがやって来た

 

 

大柄な黒人でその風貌とは反対に暗闇を怖がる臆病な男、彼はポールをボスと呼び、元に戻そうとしたが遅かったと

 

 

ポールの同僚で知事夫人の甥であるパーシーは自分の立場を利用して罪人たちに暴力的な態度をとっている、ポールはそんなパーシーに手を焼いている

 

 

尿路感染症の具合が悪くなり歩くのもやっとのポール、そんな日に3人を殺害した強盗殺人犯のワイルド・ビルが運ばれて来たが、暴れて看守2人にケガをさせ、ポールも更に体調を悪化させてしまう

 

 

同僚の看守たちがいなくなるとポールは倒れてしまう、ジョン・コーフィーはポールを呼び、彼を掴んで痛みのある股間に手を置くと不思議な光を発してポールの痛みは消えた、ジョン・コーフィーは元に戻したと

 

 

その夜ポールは学生時代以来一晩中セックスをした、その後にポールは本当にジョン・コーフィーが殺人を犯したのかという疑問が生まれた

 

デルと呼ばれる死刑囚が飼いならしたネズミにミスター・ジングルスと名前を付けて飼っていたが、それをパーシーが踏み殺した、激怒したデルだったがジョン・コーフィーがまだ間に合うと両手で包み込んで生き返らせた

 

そしてデルの死刑執行の日がやって来た、ポールは死刑執行をパーシーに任せる代わりに精神病院の事務仕事に転属願を出すように脅していた

 

 

電気椅子での死刑が執行されたが死刑囚の頭に濡れたスポンジを置くのだが、パーシーはあえてスポンジを濡らさずに置き、デルは苦しみの中で惨殺されたことでポールは激怒

 

 

ポールはある計画を立てていた、重い病で余命間もない友人でもある所長のハルの妻メリンダを救うというもの、同僚たちとジョン・コーフィーを外へと連れ出してハルの家へ

 

脳腫瘍のために悪態を吐くメリンダを治し、彼女から吸い取った病を吐き出さずジョン・コーフィーはひどく疲れてしまう、ポールたちに抱えられて刑務所に戻った

 

 

そこでジョン・コーフィーはメリンダから吸い取った病をパーシーに移し、錯乱状態となったパーシーはワイルド・ビルを射殺してしまった

 

 

その後にジョン・コーフィーはポールの手を取ってワイルド・ビルこそが少女2人を殺害した真犯人だと知らせる、しかし冤罪を覆す証拠はなく死刑執行の日が迫る

 

 

 

 

 

《感想》

 

 

1999年のルイジアナ州の老人ホームでポール・エッジコムがテレビで放送されている映画「トップ・ハット」を観て涙を流してしまいます、同居者のエレインが心配する中でポールは過去を話すところから物語は始まります

 

 

物語は1935年となります、ポールを演じるのはトム・ハンクスで、尿路感染症を患い、おしっこをするだけでまるでカミソリを押し出しているようだと表現するほどの痛みなんです

 

 

ポールはコールド・マウンテン刑務所の看守主任をしていて78回の死刑執行の指揮をとる44歳で子供2人は共に成人していて妻のジャニスと2人暮らし、ジャニスを演じるのはボニー・ハント

 

 

ブルータスはポールの相棒で正義感の強い副主任で、体格は良くてポールからも大男と言われてます、演じるのはデヴィッド・モースで、ポールを信頼している熱い男です

 

 

看守の1人で知事と血縁関係があるパーシーを演じるのはダグ・ハッチソンで、そのコネを利用して好き放題振舞っているんです、筋金入りの残酷な男で、冷酷で不注意でバカで三拍子揃っているとポールに評されてます

 

 

刑務所のハル所長を演じるのはジェームズ・クロムウェルで、ポールとは家族ぐるみの付き合いなのですが、妻のメリンダが難病を患っておりそのことで頭を悩ませています

 

 

そんな刑務所にジョン・コーフィーがやって来ます、大男と言われるブルータスが見上げる大男なんです、演じるのはマイケル・クラーク・ダンカンで、まさに適役でしたね

 

 

その彼は少女2人を犯して殺した罪で死刑判決を受けたんです、大男なのですが見た目とは違って暗闇が怖くて夜にはひとりで泣いていたりします

 

ポールが尿路感染症の具合が悪くなってジョン・コーフィーの房の前で倒れてしまうんです、ジョン・コーフィーはポールを掴んで股間に手をやるとポールの痛みが消えて病気が治ったんです

 

 

ジョン・コーフィーのパワーなのか電球が割れたりで、ポールは股間を押えて跪きます、トイレで普通に用を足す喜びを噛みしめます、病院に行く予定でしたがそのまま帰宅

 

 

ポールはその夜は朝までジャニスとセックスをするんです、ジャニスには学生に戻ったようだと、やはりそんな病気になると男性機能も奪われてしまうのかもね、取り戻した時は嬉しすぎるでしょうね

 

そこでポールはハルの妻のメリンダを治そうと計画するんです、脳の奥に腫瘍があって手術は無理で余命宣告されていて、しかも卑猥な言葉で罵ったりするんです、刑務所からジョン・コーフィーを連れ出してハルの家へ

 

 

メリンダの病気を口から吸いこんで治します、それまですごい形相だったメリンダの表情も綺麗に戻り、ジョン・コーフィーに感謝を示して自身の幸運のネックレスをプレゼント、ここは一番の感動でした

 

 

しかしジョン・コーフィーの死刑は回避することが出来ません、神の遣いでもあるジョン・コーフィーを死刑にしてしまうポールはその後に仕事をブルータスと共に辞めて少年の育成の仕事に就きます

 

そしてオープニングに戻ってエレインに、ジョン・コーフィーから力を貰っていると言うんです、しかしポールはジョン・コーフィーを殺した罪を神に与えられた、ミスター・ジングルスと共に生きて、愛する人が死ぬのを見てきたと、いずれはエレインも先に死ぬ、すでに108歳でこの先どれくらい生きなければと苦悩し、物語は幕を閉じます

 

 

原作は「ゴールデンボーイ」のスティーブン・キングで、監督は「ショーシャンクの空に」でキング作品に再び挑んだフランク・ダラボンで、彼は難しいキング作品を上手く料理しますね

 

 

 

 

 

僕たちは、世界で一番美しい魂を握り潰そうとしていた それが『グリーンマイル』です。

 

 

 

 

 

感動作と言われていますが、感動するシーンがあるのですが最終的には怖いです、だってなかなか死ねないのですから。