『白昼の暴行魔』
1977年 イタリア
《スタッフ&キャスト》
監督 フランコ・プロスベリ
脚本 エットーレ・サンゾ
撮影 クリスチアノ・ポガニイ
音楽 ロベルト・プレガディオ
出演 フロリンダ・ボルカン/レイモンド・ラブロック/フラビオ・アンドレイニ/シェリー・ブキャナン/ステファノ・セドラーティ/ラウラ・タンジニア/ルイサ・マネリ/カリーナ・ヴェルリエ
《解説》
白昼、女だけの館に凶器の殺人者が乱入した!
海辺の別荘を舞台に繰り広げられる合宿中の女子学生グループと銀行強盗との凄惨な数日間を描いたバイオレンス系ジャーロ、ビデオ発売時のタイトルは「狼たちの夏」
男たちのサディスティックな辱めを受け続ける少女たちの心の中で次第に目覚めてゆく殺意の衝動、秘められた狂暴性を爆発させる衝撃のラストが観る者を戦慄させる、監督は「殺しのテクニック」のフランコ・プロスベリ
《物語》
アルドをリーダーにウォルターとニノの3人組が銀行を襲撃、2人を射殺して現金を奪い逃走、非常警戒の中で車が故障し、近くの別荘へと逃げ込んだ
海辺の別荘の中では教師のクリスチナと5人の修道院の女子生徒たちが演劇の練習に励んでいた、侵入してきた銃を持った強盗犯たちに驚くクリスチナと生徒たち
物音に気付いたメイドが強盗犯たちを目撃し、裏口から逃げようとするもウォルターに見付かり、散々殴られた後にアイロンで撲殺された
生徒のひとりエライザが気分が悪くなりバスルームへ、それを見ていたニノがバスルームを見るとエライザが裸でいた為に乱暴され、エライザはニノの足に櫛を突き刺した
生徒たちは恐怖に慄き、おとなしくしているしかなかった、クリスチナは強盗犯を刺激せずに時間を稼ごうとみんなに言い、2日後に迎えのバスがくるはずだ
クリスチナが尼僧だと知った強盗犯は法衣を着せようとクリスチナの服を脱がせて法衣を着せる、そしてアルドとウォルターがクリスチナを暴行した
その夜には欲望の炎をメラメラと燃やすウォルターとニノが生徒のルチアを凌辱、これを皮切りに男たちはハーレムを楽しむかのように生徒たちを辱める
翌朝には郵便配達員がやってきた、迎えのバスが遅れるとの電報だった、郵便配達員に紙幣に助けを求めると書いて渡したがそれを察知したアルドに郵便配達員は殺されてしまった
逃げ出したエライザがアルドに捕まり、ウォルターとニノに凌辱され、それに太い木の棒をニノによって股間に突き刺されて殺されてしまう
これを見たクリスチナはこのままでは全員が殺されてしまう、恐怖と不安の中でクリスチナは殺される前に殺さなければと決断をする
《感想》
こんなタイトルですがそこまでバイオレンスもエロティックなシーンも多くないです、本作はかつてテレビ東京系で放送されたタイトルなんです、勝手にシリーズ化されてます
ちなみに「白昼の暴行魔2」はウェス・クレイブン監督の「鮮血の美学」として後に劇場公開されています、この2作はまったく関係のない作品です
強盗犯のリーダーのアルドを演じるのは「悪魔の墓場」のレイモンド・ラブロックで、強盗殺人犯なのですが紳士的な印象だったり欲望丸出しでクリスチナを乱暴したり
クリスチナを演じるのはフロリンダ・ボルカンで、ミッションスクールの教師なのですが尼僧でもあるんです、尼僧と聞いて興奮したアルドに暴行されてしまいます
その後の食事の時間では生徒がいる前でクリスチナは尼僧だが処女ではなかったと暴露、神に仕える尼僧を犯すことが男にとっての興奮材料なのでしょうか?
銀行強盗の仲間ウォルターを演じるのはフラビオ・アンドレイニで、ニノを演じるのはステファノ・セドラーティ、ウォルターはサディスティックな性格で、ニノはエライザを襲おうとして刺されてしまいます
エライザを演じるのはシェリー・ブキャナンで、まずニノに襲われそうになって櫛で刺して事なきを得るのですが、逃げようとして捕まりニノに太い木の棒を股間に突き刺されて殺されます
ルチアを演じるのがローラ・タンツィアーニで、生徒で最初に乱暴されてしまうんです、でもそこまで直接的な描写はなくて意外にあっさりです
アルドを翻弄してしまうマチルデを演じるのはルイサ・マネリで、目の前でエライザを殺されたことでクリスチナと反撃に出ます、銃をぶっ放すんです
自分の中の凶暴な部分を吐き出してしまう修道院の女子学生たち、暴力に対して暴力で対抗してこのラストはいろんな作品に影響を与えているとか
こういう尼僧や修道院を主題とするエクスプロイテーション作品のサブジャンルをナンスプロイテーションと呼ぶそうです、性的に抑圧された修道女たちが敬虔な行動を捨てて性行為に耽ったり暴力に関わったり、悪魔に憑りつかれたりだそうです
そういうジャンルがあるとは知りませんでした、それでも神に仕える女性でも湧き上がる欲望を抑えることは出来ないのかも、ある意味女性の方が怖いかも
監禁・凌辱・惨殺…嬲られた聖女たちに芽生える衝撃の殺意! それが『白昼の暴行魔』です。
子供の頃はこんな作品が普通にテレビで放送されてました、それも何回も(笑)。
更に過激な、続・裏237号室の『白昼の暴行魔』のレビューはこちらです。



















