『アビゲイル』
2024年 アメリカ
《スタッフ&キャスト》
監督 マット・ベティネッリ・オルビン/タイラー・ジレット
脚本 スティーブン・シールズ/ガイ・ビューシック
撮影 アーロン・モートン
音楽 ブライアン・タイラー
出演 メリッサ・バレラ/ダン・スティーブンス/キャスリン・ニュートン/ウィル・キャトレット/ケビン・デュランド/アンガス・クラウド/アリーシャ・ウィアー/マシュー・グード/ジャンカルロ・エスポジート
《解説》
〈リアル〉モンスターチルドレン、現る
「スクリーム(2022)」「スクリーム6」などホラー中心に手掛けるレイディオ・サイレンス社が製作、監督は「スクリーム6」のコンビ、マット・ベティネッリ・オルビン&タイラー・ジレット
「美女と野獣」のダン・スティーブンス、「ザ・スイッチ」のキャスリン・ニュートン、「イン・ザ・ハイツ」のメリッサ・バレラが誘拐犯役で出演するほか、テレビドラマ「ブレイキング・バッド」のジャンカルロ・エスポジートが指示役ランバート、「マチルダ・ザ・ミュージカル」のアリーシャ・ウィアーが吸血鬼の少女アビゲイルを演じた
《物語》
面識のない男女6人はランバートの手引きによって集められた、彼らはある屋敷から富豪の娘を誘拐することになった、元軍医のジョーイは子供を誘拐すると知って動揺
元警官のフランクはバレエの練習から帰った娘アビゲイルを注射で眠らせて連れ出そうとするが父親らしき人物が帰宅し、娘が誘拐されたことに気付き警報を鳴らす
一味は間一髪で屋敷から逃げ出した、運転手のディーンはハッカーのサミーの指示を聞いて車を走らせ上手く監視カメラをかわしていく
そして郊外の大きな屋敷に辿り着くとランバートが出迎えて説明を始める、安全のために各自に偽名を付けてスマホを回収、アビゲイルの父親が身代金を払うまでの24時間を監禁しつつ待機
ジョーイはアビゲイルの様子を見に行くと目隠しをされて後ろ手に縛られて怯えている、その様子を見て目隠しを取り、手錠を前に掛け直した
そして何も酷いことはさせない、父親が身代金を払えば解放すると言うと、アビゲイルは父親に愛されてないの、残念だったわねと、そしてあなたたちも気の毒だったわねと
アビゲイルの発言に恐怖を感じたジョーイはフランクに父親は誰と聞くと、ジョーイの様子を変に思ったフランクはアビゲイルに父親の名を聞きに行くと、アビゲイルはクリストフ・ラザールだと
それを聞いたフランクは部屋を出て降りると言って屋敷を出て行こうとする、クリストフ・ラザールは政界にも影響を及ぼす都市伝説級の大物
報復を恐れたフランクだったがみんなに説得され、残りの22時間警戒するように指示、しかし本当に恐ろしいのはアビゲイルの方で彼女は吸血鬼だったのだ
《感想》
前半は犯罪劇なのですが、後半はガラッと変わってホラーとなります、闇サイトのようなもので集まったかのような6人の男女、豪邸から娘を誘拐して身代金5000万ドルを奪う計画
ジョーイを演じるのはメリッサ・バレラで、元軍医で薬物中毒者なのです、子供の誘拐と現場で知らされて動揺してしまいます、自身にも離れて暮らす子供がいるのです
フランクを演じるのは「美女と野獣」のダン・スティーブンスで、元刑事で身代金目的で犯罪者集団の一員となったのですが、クリストフ・ラザールの元で働いていたことも
サミーを演じるのは「ザ・スイッチ」のキャスリン・ニュートンで、裕福な家庭の出なのですが凄腕ハッカーとして犯罪を繰り返しています
リックルズを演じるのはウィル・キャトレットで、海兵隊の狙撃手で冷静に物事を見ています、ピーターを演じるのはケビン・デュランドで、少し頭が弱いのですが体が大きく用心棒をしています、ディーンを演じるのはアンガス・クラウドで、運転手をしています、アンガス・クラウドは撮影一か月後に薬物の過剰摂取で亡くなっています
この犯罪集団の首謀者のランバートを演じるのはジャンカルロ・エスポジートで、全員に身分を控え偽名を付けて24時間この屋敷でアビゲイルの監視をさせるんです
しかし屋敷からは出れなくなって怯えているアビゲイルが突如牙を剥いて襲い掛かってきます、アビゲイルを演じるのはアリーシャ・ウィアーで小さい体なのですが怪力で殺し始めます
最初に殺されたディーンなんかはあっという間に首を野生動物にでも食い千切られたように転がってます、その次にはリックルズで顔面の肉を抉り取られます
全ては仕組まれていたことで、これはアビゲイルのための狩りなんです、人間の血を吸うために集められたんです、ランバートもアビゲイルの手下なのです、少女のように見えるのですが古代から生き続ける吸血鬼
注射器で眠らせたので不死身の吸血鬼でも効くはずだとフランクとジョーイとサミーとピーターは協力して押さえつけて何とか注射をして眠らせることに成功
しかしサミーはアビゲイルに噛まれてしまい自分がどうなるのか心配、みんなは吸血鬼の映画やドラマを参考に話し合うんです、他にもサミーは屍だらけのプールに落ちたりと災難続き
檻の中に閉じ込めてアビゲイルと話しをするのですが、父親のクリストフ・ラザールも古代から生き続ける吸血鬼でアビゲイルは父親の敵を始末する殺し屋、演じるのはマシュー・グード
檻の中から全員の素性を話すアビゲイル、そして檻から出してくれた1人は助けると交渉をし出します、フランクもこの屋敷からの脱出方法を聞き出そうと交渉、しかしアビゲイルはまだまだ弄ぶんです
ニンニクも十字架もアビゲイルには効果はなく、杭を胸に打つか太陽の光だけ、こんな少女のようね娘が実は凶悪な吸血鬼なんてドキドキワクワクでしたね、でも展開がちょっと斜め上に行ってしまったね
誘拐した少女は、ヴァンパイアだった… それが『アビゲイル』です。
最近はこんなまさかの展開が多いです、舐めてた奴が吸血鬼って、人間はまんまと罠にハマるんです。





















