マイ・ライフ | 続・237号室 無事是A級からZ級映画列伝

続・237号室 無事是A級からZ級映画列伝

タカによるA級からZ級映画まで、榮級は絢爛豪華な超大作、美級は美しい女優や映像美、死級は禍々しい阿鼻叫喚、出級はあのスターの意外な出演作、イイ級は耽美なエロティシズム、Z級は史上最悪なクソ映画、その全てをレビューと少しの競馬予想と日常の出来事

 

 

 

 

 

『マイ・ライフ』

 

 

 

 

 

1993年 アメリカ

 

 

 

 

 

《スタッフ&キャスト》

 

 

監督・脚本 ブルース・ジョエル・ルービン

 

撮影 ピーター・ジェームズ

 

音楽 ジョン・バリー

 

 

 

出演 マイケル・キートン/ニコール・キッドマン/ハイン・S・ニョール/マイケル・コンスタンティン/ブラッドリー・ウィットフォード/レベッカ・シャール/クィーン・ラティファ

 

 

 

 

 

《解説》

 

 

「ゴースト ニューヨークの幻」の大ヒット・コンビが贈る最高の話題作!

 

末期ガンで余命いくばくもないことを宣告された男が、残された命を精一杯生き抜く姿を描いた感動のヒューマン・ドラマ、監督・製作・脚本は「ゴースト ニューヨークの幻」で脚本を担当したブルース・ジョエル・ルービン

 

生と死を題材にしてきた彼の死生観が、独自の感性で描かれる、マイケル・キートンが病に冒されながらも懸命に生きる主人公を熱演

 

 

 

 

 

《物語》

 

 

1993年・ロサンゼルス、ボブはビデオカメラに向かってメッセージを話している、生まれてくる我が子に託そうといろんな事を語り始める

 

 

30代にしてPR会社を経営するビジネスマンのボブは末期ガンと診断されて、妻ゲイルのお腹の中にいる我が子に何かを伝えたかった

 

 

検査の結果で治療は効果がなかった、腫瘍は小さくなるどころか大きくなっている、医者には4か月は生きられると言われ、もう効果のある治療はもうない、薬で痛みを抑えるくらいだ

 

ゲイルは友人の勧めで中国人の治療師のホーを二人で訪ねた、ホーは腎臓から転移して肺にふたつ腫瘍があると言い当てた、ホーを信用して治療を受けた

 

 

そしてホーの治療で不思議な光を見た、驚いたボブはベッドから飛び降りた、ホーはボブが体に恐怖と怒りを貯めこんでいる、最期の時こそが大切だと諭すがボブは治療院を後にする

 

その後もビデオカメラで生まれてくる子供にメッセージを残そうとするボブだったが遂にゲイルの知る事となる、ゲイルは素晴らしいアイデアだと言いたいが私にとっては傷ついたと涙を流す

 

 

私には何も言わずカメラには心を開いている、私は妻なのに心を閉ざす、ゲイルはボブに支えてほしい、この頃からボブは悪夢を見るようになり、死にたくない、生きていたいと願うように

 

そして再びホーの治療院へ行き施術を受けて、あの光がまた見えた、ホーは許す事だと言うがボブは一体何を誰を許すのか?

 

 

ボブとゲイルは一緒にビデオを撮る事に、二人はボブの弟のポールの結婚式に出席する為にデトロイトへ、そこで少年時代の思い出の場所を歩き、過去を追想

 

 

幼い頃、彼の両親は仕事一辺倒で家族の愛を感じた事はなかった、そこでボブは幼い頃にサーカスが家の庭にやって来ると嘘をついた事を思い出した、結婚式、両親との再会も口論に終わるがポールに諭されて後悔だけが残った

 

超音波で子供の姿を見たボブは命の尊さを知る、そして恐怖を克服する為にジェットコースターに乗り見事に克服した、ゲイルに今日は何の日と質問、ボブは今日は死ぬ日、今日までと言われていたのだ

 

そして息子ブライアンが生まれた、カメラで撮る事も忘れ、妻と子供に幸せを見出す、だが病状は進行し、残された時間はごくわずか

 

 

ボブが死の床を迎える時、両親や弟に囲まれ愛を感じたボブは家の庭に本物のサーカスが来ているのを見る、幼い頃の願いが遂に叶えられたのだった

 

ボブは死によって生きる事を学んだ、そしてジェットコースターに乗り、光の世界へと旅立った

 

 

 

 

 

《感想》

 

 

もしこの立場になったなら、今ならスマホで録画して自分が死んだ後に子供に見せてやりたいです、本作の時代はスマホどころか携帯電話もありませんからビデオカメラとなります

 

オープニングでは幼いボブがお星さまに向かって、神様家の庭にサーカスが来ますようにと願いを懸けるんです、次の日に学校でそれをみんなに言って家に走って帰るももちろんサーカスなんていません

 

そんな事もあってボブは家を飛び出して戻る事もなかったんです、しかも苗字も変えて、父親とは確執があってボブは家族を見下していたと口論となるんです

 

 

弟のピーターに言わせれば屑鉄屋の父親を嫌っていた、ピーターは汗水流して働く父親が好きだった、ボブはピーターに年収6万ドルの仕事を与えたのにそれを捨てて父親の跡を継いだ、弟が兄を諭すのですけどね、父親を嫌っていたのに兄貴は父親に似てきたと

 

末期ガンになった事で人生の大切さや残された命を精一杯生きる姿を描いています、監督は「ゴースト ニューヨークの幻」「ジェイコブス・ラダー」で脚本を担当したブルース・ジョエル・ルービン

 

主人公のボブを演じるのは「バットマン」シリーズのマイケル・キートンで、遊園地でジェットコースターに乗って恐怖を克服した後に、今日は医者に死ぬ日と言われた日と言うシーンは胸が締め付けられます

 

 

中国の精神的な治療院に通うのですがそれによってボブは命を延命する事が出来たのです、治療師のホーは恐怖と怒りを許す事を助言して最期の瞬間を意義のあるものに変えるのです

 

 

ボブの妻のゲイルを演じるのは「デッド・カーム 戦慄の航海」のニコール・キッドマンで、末期ガンのボブを献身的に支えます、しかもお腹には赤ちゃんがいてボブに支えてもらいたいのです

 

 

ゲイルが偶然にボブのビデオカメラの中を再生して生まれてくる子供にメッセージを残している事を知ってショックで涙を流します、そこで協力してビデオに残すんです

 

 

死ぬ日を超えて生き、赤ちゃんの誕生まで生きれたのですが、病魔は体を蝕み遂には脳まで、ボブは歩行困難になり看護師の手を借りての生活となります

 

深刻な状態になってボブは両親に末期ガンだと伝えるのです、そこでボブは確執のあった父親と和解する事が出来て、このシーンはグッときましたね、最期には夢が叶って笑顔を見せるボブ

 

 

生まれてきた子供と少しの間でしたが一緒に過ごす事が出来てボブはそれが生涯最高の時間だったと、ほとんど動けなくなったボブを献身的に介護するゲイル、そして光に包まれていくボブ

 

 

もっと生きたかっただろうけどボブは悔いがないように思えましたね、ラストのゲイルの笑顔もそれでしょう

 

 

 

 

 

今、ふたたび愛の奇跡が それが『マイ・ライフ』です。

 

 

 

 

 

久しぶりに観ましたけど、やっぱ素敵な作品でした。