『グリーン・デスティニー』
2000年 アメリカ・中国
《スタッフ&キャスト》
監督 アン・リー
原作 ワン・ドウルー
脚本 ワン・ホエリン/ジェームズ・シェイマス/ツァイ・クォジュン
撮影 ピーター・パウ
音楽 タン・ドゥン
出演 チョウ・ユンファ/ミシェル・ヨー/チャン・ツィイー/チャン・チェン/ラン・シャン/チェン・ペイペイ
《解説》
世紀を超えて、世界中の映画祭で話題沸騰!
「アイス・ストーム」「いつか晴れた日に」のアン・リーが、ワン・ドウルーの武侠小説「臥虎蔵龍」を映画化したアクションラブストーリー
「男たちの挽歌」のチョウ・ユンファ、「トゥモロー・ネバー・ダイ」のミシェル・ヨー、「初恋のきた道」のチャン・ツィイー、「ブエノスアイレス」のチャン・チェンら豪華俳優陣が集結、「マトリックス」のユアン・ウーピンがアクション演出を務めた
《物語》
中国の伝説の名剣、“碧銘剣(グリーン・デスティニー)”を持つ、リー・ムーバイは山での修行を打ち切って弟子の女性剣士ユー・シューリンに会いに来た
ムーバイは瞑想をしている時に時空が消え失せ、底知れぬ悲哀を感じた、それで修行を中断した、ムーバイは煩悩に引き戻されたと説明
シューリンは荷送の警備で北京まで行く予定でムーバイは碧銘剣を北京にいるティエに渡してもらうように頼む、ムーバイはそろそろ剣を置く時期だと
ただ師匠を殺した碧眠狐を討つ事が出来ずに時が流れた、なのに引退を考えている、師匠の墓参りで報告した後で北京で再会の約束をする
シューリンによって碧銘剣は無事にティエに届けられた、ティエはムーバイとシューリンが師弟関係でありながら、それ以上の想いを持っている事を知り、一緒になる事を提案するがお互いに踏み出せないでいた
そこに客として長官の娘イェンが現れ、シューリンに碧銘剣を見せてもらい、剣士は自由だ、籠の鳥のままで嫁ぐより良いと、イェンは親の決めた許嫁と結婚を控えていた
その夜に何者かに碧銘剣を奪われてしまう、シューリンが追うもかなりの使い手であと一歩まで追い詰めるも取り逃がしてしまう、シューリンは長官邸に潜んでいると見た
犯人は西域からやって来た碧眠狐ではないかと、シューリンは北京にやって来たムーバイに相談するが、長官の立場もあって迂闊には動けない
その夜、碧眠狐を追って西域からやって来た碧眠狐に妻を殺された隠密捜査官が娘と一緒に対決、捜査官は殺されてしまうがそこにムーバイが現れて師匠の仇と碧眠狐を追い詰める
そこに碧眠狐の弟子を名乗る者が碧銘剣を持って現れ、碧眠狐を連れて逃げ去った、シューリンは長官の娘イェンこそが碧眠狐の弟子で碧銘剣を盗んだ犯人だと気付いた
イェンは碧眠狐の弟子で剣士になる事を望んでいたが結婚を控えて悩んでいた、その夜に碧銘剣を返しにやって来たところでムーバイが現れて圧倒、そして秘技を伝える為に、我が弟子になれと
《感想》
日本で言うなら時代劇なのでしょうね、まさに正当武侠作品です、それにユアン・ウーピンがアクション指導したワイヤーアクションは更に美しいです
ちょっとやり過ぎなくらいのワイヤーでまるで空を飛んでいるような演出です、アン・リー監督はファンタジー要素も入れたかったのかも
主人公のムーバイを演じるのは「男たちの挽歌」のチョウ・ユンファで、その雰囲気はまさに剣の達人という感じです、その佇まいもカッコいい
山で修行をしていたのですが、静かに普通に暮らしたくなって引退を考えて弟子のシューリンに会いに来たんです、師弟関係でありながらそれを超えたものがある2人です
シューリンを演じるのはミシェル・ヨーで、彼女も達人で、めちゃめちゃ強いです、最初に碧銘剣を盗まれた時に追うのですが邪魔が入って逃がしてしまうのです
なぜ碧銘剣が盗まれたのか?、何となくで盗まれた感じです、剣士になりたくて史上最高の剣を手に入れようと考えたのでしょうね
長官の娘のイェンを演じるのはチャン・ツィイーで、どういう経緯かわかりませんが10歳の頃から碧眠狐を師事して武術の達人となっているんです
碧眠狐を演じるのはチェン・ペイペイで、イェンの下女をしていて長官邸に入り込んでいるんです、ムーバイの師匠を毒殺して秘伝書を盗んだのですが、字が理解出来ずに上達はしてません
その秘伝書をこっそりと盗み読んで理解して碧眠狐を超える強さになったイェン、それを知った碧眠狐は長官邸を出て行きます、弟子に裏切られた感じですね
イェンは以前に誘拐されてるのですが、大暴れして盗賊団のローと戦うのですがいつしかローの優しさに触れて恋人同士となります、ローを演じるのはチャン・チェン
しかしイェンは名家の娘、ローは盗賊、この2人の恋愛は実るはずがありません、結婚式に現れたローは式をぶち壊して追われるのですが、ムーバイによって匿われます
盗んだ碧銘剣でイェンは男装していく先々で大暴れします、シューリンが諭すのですが戦いとなってしまいます、碧銘剣はやはり強力でシューリンも太刀打ちできません
ムーバイがイェンを説き伏せて我が弟子になるように説得、このままでは碧眠狐のようになってしまうのはお互いにわかっているので導く者が必要だったのです
しかし碧眠狐が現れてイェンを阿片で意識朦朧とさせ、自分の体が欲しいのかとムーバイを誘惑するまでに、碧眠狐はムーバイを狙うも実はイェンを狙って毒矢を放ちます、ムーバイは仇を討って一件落着かと思われますが
この作品から中国の作品って変わったような気がしますね、あまり作られる事のなかった武侠作品が再び日の目を見た感じでした、中国全土での撮影は綺麗な場所がいっぱいありますね
愛に生きた英雄たちの苦悩と激闘を名称アン・リーが壮大に描く! それが『グリーン・デスティニー』です。
第73回アカデミー賞で4部門受賞するなんてね、この武侠作品をアメリカがしっかり理解するなんて時代も変わったなと。

















