『ファム・ファタール』
2002年 アメリカ
《スタッフ&キャスト》
監督・脚本 ブライアン・デ・パルマ
撮影 ティエリー・アルボガスト
美術 アン・プリチャード
音楽 坂本龍一
出演 レベッカ・ローミン・ステイモス/アントニオ・バンデラス/ピーター・コヨーテ/エリック・エブアニー/エドゥアルド・モントート/リエ・ラスムッセン/ティエリー・フレモン/グレッグ・ヘンリー
《解説》
映像トリックの鬼才ブライアン・デ・パルマが張り巡らすビジュアル・ショックの罠
トリッキーな映像世界で、唖然とする仕掛けの連続で驚かせるクライム・サスペンス、男たちを翻弄する美しき悪女が企てた、犯罪計画の行方を追う
〈運命〉が仕掛けられたこの戦いに、彼女は勝ち残れるか?、そしてラスト20分、観るものを待ち受ける驚愕の結末!、ストーリーに隠された謎・罠・嘘、そして真実をあなたは見破ることが出来るか?
《物語》
カンヌ映画祭の会場でヴェロニカが身に着けた1000万ドルの宝石がちりばめられたビスチェが盗まれる、トイレでヴェロニカはロールの愛撫によって全身を感じさせられ、その隙にビスチェを脱がされて隣の仲間に盗ませたのだ
しかし実行犯のロールは仲間を撃ち、裏切って逃走、パリの友人を頼って偽のパスポートを作る人間を教えてもらい、教会で落ち合った
そこで教会の写真を撮っているカメラマンのニコラスに撮られてしまう、顔を隠しながら教会の中に入るが、そこでロールはリリーという女に間違われて逃げるはめに
偽パスポートを作ってもらう人間に会うために空港ホテルに向かったロール、指定された部屋にはロールに裏切られた仲間がおり、ロールは投げ落とされるが間一髪助かる
気がついたロールはリリーに間違われてリリーの親類にリリーの家に運ばれていた、部屋の中でリリーのパスポートとアメリカ行きチケットを見つけた
体を癒すためにバスタブに浸かるロール、しばらくして帰宅したリリー、しかしリリーはロールの存在に気付かないまま拳銃自殺をしてしまう

ロールはリリーに成り済まして空港に行き、アメリカへと飛び、飛行機で隣の席になった実業家のワッツと意気投合して2人は結ばれる
7年後にロールはアメリカ大使夫人としてパリに戻る、決して人前に姿を現さず、過去を隠していたがカメラマンのニコラスにスクープ写真を撮られてしまう

ロールの元仲間が出所、ロールの偽パスポートを手配した友人が殺され、スクープ写真を見た元仲間がロールだと気付き大使館に近づく
ニコラスはロールの身辺を探り、ロールは1人で怪しげな店に行き、拳銃を購入、そしてホテルに入る、ニコラスは部屋に入り込み説得して自殺を止める、ロールはワッツに殴られ顔にアザを作っていた
ロールはニコラスに薬を買って来てと言うがニコラスは自殺が心配、ロールは拳銃をニコラスに渡し、外に出れないように服を脱いだ、ロールの誘惑に負けたニコラス

ニコラスが薬局に行くとパトカーが現れ、ニコラスは拳銃所持と自動車盗難で逮捕、それは全てはロールの仕組んだ事でニコラスはまんまと罠にハマった
ロールは大使館に戻らず、ニコラスは誘拐犯にされてしまう、ロールは身代金の要求をニコラスの名前でメールをし、ロールの計画は身代金を受け取り行方を眩ます事
そして夜、ワッツが身代金を持って現れた、犯人役のニコラスがワッツに全てを語ろうとした時、ロールはワッツを射殺、そしてニコラスも射った

ニコラスを犯人に仕立て上げようとしたところで人が駆け付けて来た、咄嗟にロールは被害者を装うが来たのは元仲間の男達だった

男達はロールを失神するまで殴り付けてテムズ川に放り込まれるが全裸で底からはい上がるロール、顔を出した場所は…
《感想》
「ミッション・インポッシブル」の大好きなブライアン・デ・パルマ監督作品です、化粧室で女2人が落ち合うシーン、ヴェロニカ演じるリエ・ラスムッセンが素晴らしくエロいです(笑)

デ・パルマ監督も言ってますが歩き方が良いです、官能的なシーンは難しいと言っておきながら、すりガラス越しのシーンは官能的であり美しいです

ロールがヴェロニカの耳元で囁いた後、ヴェロニカが下唇を噛む仕草は耽美です、リエ・ラスムッセンは出番は少ないですが強く印象に残りますね
レベッカ・ローミン・ステイモスは「XーMEN」のミスティーク役が有名ですね、スタイルは良いしただ少し背が高すぎるようで目立ってしまいますね

さすがに完璧なスタイルで、贅肉なんてかけらも無いです、その肉体でアントニオ・バンデラスを誘惑して陥れます、どんな男も誘惑に負けますよ
アントニオ・バンデラスが演じるのはカメラマンのニコラスで、ロールに翻弄され、してやられます、騙された女なのにその魅力に憑りつかれた感じです
なのでバーでロールが見知らぬ男の前でストリップをするシーンでその男を殴り倒す所はアントニオ・バンデラスらしくて良かったです(笑)
デ・パルマ監督はやはりスタイリッシュです、定番の長回し、スローモーション、2分割画面と、らしさが随所に出てます、特にニコラスがロールをパパラッチ風に撮るシーンはしびれましたよ
オチはよくある話ですが“運命”とはこういうもんなんでしょうか?、疑問はありますけどね(笑)
目の前で展開する周到な犯罪計画、あなたは事件のすべてを目撃するが、最後まで真相はわからない それが『ファム・ファタール』です。
ファム・ファタールとはフランス語で「運命の女」という意味ですが映画の世界では「悪女」の代名詞として使われ下手に関わると危ない、けれども関わらずにいられない、美しくて、セクシーで、残酷で危険な女、そして自ら運命をつかみ取っていく女です。
更に過激な続・裏237号室の『ファム・ファタール』のレビューはこちらです。

























