クロムスカル リターンズ | 続・237号室 無事是A級からZ級映画列伝

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『クロムスカル リターンズ』

 

 

 

 

 

2011年 アメリカ

 

 

 

 

 

《スタッフ&キャスト》

 

 

監督・脚本 ロバート・ホール

 

脚本 ケビン・ボカード

 

撮影 アマンダ・トレイズ

 

音楽 デッドボックス

 

 

 

出演 トーマス・デッカー/オウェイン・イオマン/ミミ・マイケルズ/クリス・ネルソン/ゲイル・オグレイディ/ブライアン・オースティン・グリーン/ダニエル・ハリス/アンジェリーナ・アルマーニ/ニック・プリンシピ/ジョナサン・シェック

 

 

 

 

 

《解説》

 

 

さらに過激、もっと残虐、腹を裂き、顔面を破壊する、奴は生きていた…!

 

殺人の様子を撮影する連続殺人魔の狂気を残虐描写満載で描いたスプラッタースリラー「クロムスカル」の続編、殺人鬼クロムスカル役を前作に続いてニック・プリンシピ

 

監督・脚本は「Xーファイル ザ・ムービー」「ターミネーター サラ・コナー クロニクルズ」などに参加した特殊メイクアーティストで、2001年に48歳の若さで他界したロバート・ホール

 

 

 

 

 

《物語》

 

 

警察官が殺戮現場の検証を始めようとするとクロムスカルの部下たちが現れて警察官を殺害し、クロムスカルの体を救急車に乗せて蘇生を開始すると心拍が安定した

 

 

生き残ったトミーとプリンセスはモーテルで部屋を取り休む事に、トミーはプリンセスを励まし、薬などを買いに出掛けた、プリンセスはシャワーを浴び、自らの傷とクロムスカルの返り血を洗い流した

 

 

そこにクロムスカルの部下で副官プレストンが現れ、プリンセスをナイフで殺害、トミーが買い物から戻るとベッドでプリンセスの惨たらしい惨殺死体があり、トミーは思わず嘔吐してしまう

 

 

組織の医師によってクロムスカルの崩れた顔は一応は治すものの元には戻らないが命は取り留めた、病室のベッドで治療をするクロムスカルにプレストンがプリンセスを口封じに殺したと説明すると怒りを露わにした

 

3か月後、クロムスカルは復活するが自らの顔の爛れた皮膚が元に戻らず悲観する、部下のスパンが新たなターゲットにウェイトレスのジェスの映像を見せた

 

 

その映像を見て乗り気のクロムスカルはジェスの家に侵入すると友人のアリーの顔を切り裂いて殺害してジェスを拉致してしまった

 

家に戻ったトミーだったがトラウマとなり薬を飲んでいる、そこにクロムスカルに扮したプレストンがルームメイトのローリーを殺害

 

 

眠っていたが何かに気付いたトミーは外に逃げ、そこにクロムスカル事件を追っている刑事に保護され、捜査に協力する事になった

 

 

自分勝手に好き放題に動くプレストンにクビを宣言するクロムスカル、しかしプレストンはクロムスカルは終わり、俺がクロムスカルになると二代目クロムスカルの座を狙う

 

 

 

 

 

 

《感想》

 

 

本作も完成から12年も封印されていた作品で遂に日本でお披露目となりました、監督は前作に引き続きロバート・ホールなのですが、2021年に48歳で亡くなってしまいました

 

 

前作「クロムスカル」で罠に嵌められて顔面の皮膚が剥がれてしまうんです、医療用の接着剤で髑髏の仮面を取り付けていたのですがそれを硫酸にすり替えられたんです

 

なので髑髏の仮面に皮膚が張り付いて引き剝がされてしまうんです、これがまた酷い有様で、これまで残虐に殺戮を繰り返してきた事へのしっぺ返しのようです

 

ですが単独の殺人鬼かと思っていたのですが、いわゆる組織的な犯罪組織のようだったんです、前作から雰囲気が変わってしまった感じです

 

 

瀕死の状態だったクロムスカルが組織の部下によって助けられるんです、死んだと思われていたのですが検視する警察官らを惨殺してクロムスカルを奪還

 

そのまま救急車の中で蘇生させられて生き返ります、溶けて剥がれた顔面を形成するのですが元には戻りません、グチャグチャのまま3か月後に復活となります

 

 

前作のラストで現場から立ち去ったトミーとプリンセスなのですが、クロムスカルを崇拝するチームの副官のプレストンがシャワーを浴びたプリンセスを殺害

 

 

てっきりクロムスカルがプリンセスとトミーを追う展開になるのかと思ったら意外な方向に進んでいきます、プレストンがクロムスカルに反旗を翻すのです

 

 

プリンセスは殺されてしまいましたが、トミーが生き残って警察に協力してクロムスカルとその組織を潰そうとするんです、しかも組織内はプレストンが世代交代を主張するし

 

 

好き勝手殺戮を繰り返すのでクロムスカルにクビを言い渡されてプレストンは拉致してきたトミーとジェスを解放して俺がクロムスカルに取って代わると宣言

 

 

クロムスカルと同じタトゥーを入れてバリカンでスキンヘッドにしてしまいます、逃げようとしているトニーとジェスを殺そうとするのですが、クロムスカルがプレストンと対峙する事となります

 

 

クロムスカルはアジトを後にしたところでFBIが到着、クロムスカルはハリウッドに降り立ち、そこではコスプレしている人だらけでクロムスカルは目立たないのです

 

 

しかもFBIにはクロムスカルの妻が事情聴取されていて、夫は長期不在と信じていて実は殺人鬼なのは知らずに混乱してしまって、捜査官の銃を奪います

 

 

無差別に殺人を楽しんでいる異常者なのかと思ったら、しっかりと組織的にターゲットを選んで殺しているようです、まだまだ謎だらけの展開でしたが監督が亡くなっているので謎のままかな?

 

 

 

 

 

 

完成から12年、封印された映画史上、最凶のホラーついに日本上陸 それが『クロムスカル リターンズ』です。

 

 

 

 

 

昨今のブームもあってか本作が日の目を見る事が出来ました、まだまだ未公開の快作が世界にはあるでしょうね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

更に過激な続・裏237号室の『クロムスカル リターンズ』のレビューはこちらです。