フレンチ・ラン | 続・237号室 無事是A級からZ級映画列伝

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タカによるA級からZ級映画まで、榮級は絢爛豪華な超大作、美級は美しい女優や映像美、死級は禍々しい阿鼻叫喚、出級はあのスターの意外な出演作、イイ級は耽美なエロティシズム、Z級は史上最悪なクソ映画、その全てをレビューと少しの競馬予想と日常の出来事

 

 

 

 

 

『フレンチ・ラン』

 

 

 

 

 

2016年 イギリス・フランス・アメリカ

 

 

 

 

 

《スタッフ&キャスト》

 

 

監督・脚本 ジェームズ・ワトキンス

 

脚本 アンドリュー・ボールドウィン

 

撮影 ティム・モーリス・ジョーンズ

 

音楽 アレックス・ヘッフェス

 

 

 

出演 イドリス・エルバ/リチャード・マッデン/シャルロット・ルボン/ケリー・ライリー/ジョゼ・ガルシア/ティエリー・ゴダール/ステファニー・カイヤール

 

 

 

 

 

《解説》

 

 

この二人、パリ出禁

 

「パシフィック・リム」や「マイティ・ソー」シリーズで活躍する俳優のイドリス・エルバが主演を務め、CIAのはぐれ者捜査官とスリの天才がコンビを組み、テロ事件の犯人捜索のためパリを奔走するバディムービー

 

マイケル役に「シンデレラ」のリチャード・マッデン、監督は「ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館」のジェームズ・ワトキンス、テンポが良くて疾走感あふれるストーリー展開と手に汗握る見せ場の連続で、極上の痛快娯楽アクション

 

 

 

 

 

《物語》

 

 

パリ、サクレ・クール寺院に突然全裸の若い女性が現れ、階段を降りてくる、その出来事に周囲は騒然となり歓喜の声援を上げる男性に怪訝な顔をする女性、動画を撮影する人や、尼僧は呆然とした表情

 

 

その騒動の合間にマイケル・メイソンは人ごみの中でスリを働いていた、この女性にモデル料として300ユーロを渡し、この騒ぎを引き起こしたのはマイケル

 

 

一仕事が終わった後に女性は「私の部屋で楽しまない?」と誘うが列車に警官がいたためにマイケルは女性を残して列車を降りた

 


 

一方、パリ・CIA監視課ではブライアー捜査官がイラクでテロリスト6名を射殺したことで左遷され、カレン・デイカー捜査官に拾ってもらった

 


 

ゾーエ・ナヴィルは恋人の男に頼まれて爆弾入りのぬいぐるみを入れたカバンを右翼への警告のために建物に入れて来いと言われ、持ち込むが人が多いことにためらいカバンを置かずに建物から出た

 


 

悩んで座り込んでいるゾーエのカバンをマイケルが置き引き、しかし中身は金髪のウィッグとぬいぐるみと携帯、マイケルは携帯だけを盗んでカバンをシュバリエ広場に捨てたが、その瞬間にカバンが大爆発して4人が死亡

 

マイケルもケガをするが思わず逃げてしまう、その姿が監視カメラに残されてしまい、マイケルは爆弾犯として指名手配されてしまう

 

 

「36時間以内にパリを屈服させる」と犯行声明が出され、36時間後の革命記念日を控えていたので警察も警戒し大騒ぎとなる、フランス警察とCIAのブライアー捜査官がマイケルを追い確保

 


 

しかしブライアー捜査官はマイケルが濡れ衣を着せられていると感じ、マイケルのスリの腕を買い、汚名を晴らすために捜査に協力するように持ち掛ける

 


 

 

 

 

 

《感想》

 

 

始まっていきなりヌードの女性が町中に現れて普通に歩くんです、笑顔で歩いて男どもはみんなニヤニヤして歓声を上げてスマホで動画撮影をするんです

 


 

その隙にマイケルが財布や金になるスマホやパスポートをスるんです、特に日本のパスポートは高く売れるようで闇の質屋でも重宝されているようです

 

 

マイケルがこの女性をモデルとして雇い、みんなの注目を集めている間に鮮やかにスリを働くんです、このマイケルを演じるのがリチャード・マッデンでアメリカから流れてきてフランスでスリをしているんです

 

 

テロリストの彼氏に頼まれて爆弾を仕掛けようとするゾーエを演じるのがシャルロット・ルボンで彼氏のためとはいえ、仕掛けるビルには清掃の人らがいて仕掛けることは出来ないんです

 

 

苦悩して階段に座り込んだところをマイケルに見られて爆弾入りのカバンを置き引きされるんです、そのカバンを捨てたところで爆発してテロリストは犯行声明を出し、マイケルは爆弾犯として追われ、秘密を知るゾーエはテロリストに追われるんです

 

マイケルとゾーエを保護してテロリストと対峙し、フランス警察から追われるCIAのブライアー捜査官を演じるのがイドリス・エルバ

 


 

ブライアー捜査官を引っ張ってきたカレン・デイカーをケリー・ライリーで出番は少ないのですが凛とした強い女性だったんですけどね

 


 

そしてオープニングのヌードの女性を演じるのがステファニー・カイヤールでこんなスリに手を貸すから警察に捕まりネットでの映像を見せられてマイケルを白状させられるんです

 


 

意外な犯人が中盤以降で現れるのですが、それに気付いたブライアーはマイケルとゾーエに保護しながらも協力を求めるんです、それぐらいマイケルのスリの腕は一流でマジックみたいです

 

 

監督はケリー・ライリー主演の「バイオレンス・レイク」のジェームズ・ワトキンスでテンポ良く物語は進んで観ていて飽きません

 

 

 

 

 

 

CIAのアウトロー×天才スリ、アメリカからやって来たはみ出し者コンビが凶悪テロ組織に挑む それが『フレンチ・ラン』です。

 

 

 

 

 

日本ではテロはほぼ起こりませんが、フランスでは少なくないのでしょうか?それとも映画の影響かな?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

更に過激な続・裏237号室の『フレンチ・ラン』のレビューはこちらです。