『マリー・アントワネット』
2006年 アメリカ
《スタッフ&キャスト》
監督・脚本 ソフィア・コッポラ
撮影 ランス・アコード
音楽 ブライアン・レイツェル
出演 キルスティン・ダンスト/ジェイソン・シュワルツマン/アーシア・アルジェント/リップ・トーン/ジュディ・デイビス/ローズ・バーン/シャーリー・ヘンダーソン/ダニー・ヒューストン/ジェイミー・ドーナン/スティーブ・クーガン/メアリー・ナイ/トム・ハーディ/マリアンヌ・フェイスフル
《解説》
恋をした、朝まで遊んだ、全世界に見つめられながら
14歳でオーストリアからフランス・ブルボン王家に嫁ぎ、18歳でフランス王妃に即位、そしてフランス革命によって37歳の短い生涯に幕を閉じたマリー・アントワネットの人生を丁寧に物語る
「ヴァージン・スーサイズ」のソフィア・コッポラ監督が映画化、「スパイダーマン」シリーズのキルスティン・ダンストが孤独を抱えて生きる女性を愛くるしく演じている
《物語》
1768年、オーストリアとフランスの同盟関係を強化する為、母である女帝マリア・テレジアの命により皇女マリア・アントーニア・ヨーゼファ・ヨハーナ・ファン・ハプスブルグ・ロートリンゲンはフランス王室と政略結婚をする事になった
後見人の外交官メルシー大使と国境に向かい、そこで身の回りの世話をするノアイエ伯爵夫人を紹介され、アントーニアはドレスも下着もフランス製のものに着替えさせられ、愛犬も取り上げられた
名前もフランス語読みのマリー・アントワネットと名乗るよう言われ、国境の森の中でフランス国王のルイ15世に出迎えられ、結婚相手となる15歳の国王の孫のルイ・オーギュスト王太子を紹介された
ヴェルサイユ宮殿へと向かい、その日から厳格なフランス流のしきたりや貴族や側近たちに囲まれる堅苦しくて退屈な日々が始まった
1770年、マリー・アントワネットはルイ・オーギュストと華やかな結婚式を挙げ、国王ルイ15世に健やかな子をたくさん産むようにと
初夜は何もなく、元々男性機能に不具合のあるルイ・オーギュストは趣味の錠前作りと狩りに夢中、それから数年間も夫婦の営みがなく日々は流れていく
マリー・アントワネットは国王に快楽を与える役目と言われる愛人デュ・バリー夫人に夢中の国王がデュ・バリー夫人に操られ、平民出身のデュ・バリー夫人は貴族たちに軽蔑されていた
ルイ・オーギュストの弟プロヴァンス伯爵の夫人が先に出産したことでマリー・アントワネットへのプレッシャーは高まり、気の合う女官長のランバル公妃とストレスを紛らわせるためにパーティやギャンブルの浪費に溺れていく
そんなある日、ランバル公妃に誘われて仮面舞踏会に出席したマリー・アントワネットはそこでスウェーデンの軍人フェルセン伯爵と出会う
《感想》
フランスでのマリー・アントワネットの伝記を英語でしてしまうところはさすがハリウッドですね、まあ伝記と言うよりマリー・アントワネットの青春物語のようです
それに音楽もロックやポップスでマリー・アントワネットの描くにはスタイリッシュ過ぎた感じもします、そこは「ロスト・イン・トランスレーション」のソフィア・コッポラの手腕でしょう
マリー・アントワネットを演じるのは「スパイダーマン」シリーズのキルスティン・ダンストで、14歳から37歳まで演じています
オーストリア王朝の末娘として産まれ、同盟関係強化のために政略結婚で14歳でフランスにマリア・テレジア女帝によって命じられます、演じるのはマリアンヌ・フェイスフル
マリー・アントワネットは国境に作られた小屋の中で全裸にされてフランス製の服や下着に着替えさせられます、その場でオーストリアを捨てる覚悟となります
初日の朝に目覚めたマリー・アントワネットは部屋にノアイエ伯爵夫人の率いる高貴な夫人たちによって着替えさせられます、着替えも自分では出来ません
着替えのお手渡しは最高位のランバル公妃から、シャール公爵夫人に代わり、そして義妹のプロヴァンス伯爵夫人に移ります、より高貴なお方に代わるのです
ルイ・オーギュストを演じるのはジェイソン・シュワルツマンで、15歳でマリー・アントワネットを娶り、男性機能が弱いのか女性に興味がないのか営みはありません
しかしマリー・アントワネットの兄ヨーゼフ2世の助言によって子供が授かります、演じるのはダニー・ヒューストンで、兄よりも上の存在のフランス王妃となっても兄は兄なのです
ランバル公妃を演じるのはメアリー・ナイで、実際には最初にマリー・アントワネットの寵愛を受けた女官長よりも高位な立場なのです
ランバル公妃に連れられて行った仮面舞踏会で出会ったのがスウェーデンのフェルセン伯爵で、演じるのはジェイミー・ドーナンで、実際にはスウェーデン国王に寵愛され、ルイ16世とマリー・アントワネットから絶大な信頼を得ていたそうです
その後に寵愛を受けたのはポリニャック伯爵夫人で演じるのはローズ・バーンで、実際は初対面でポリニャック伯爵夫人のあまりの美しさにマリー・アントワネットが心を奪われてヴェルサイユに永住するように懇願したとか
そして国王の愛人デュ・バリー夫人を演じるのはアーシア・アルジェントで、妖艶な役を演じてきた彼女にははまり役かも、実際には娼婦同然の生活をし、そのうち家柄の良い貴族や学者の相手をするうちに、ルイ15世を紹介されるまでに
マリー・アントワネットの有名な「食べるパンがなければ、ケーキを食べればいい」と言ったとか言わなかったとか、それでも彼女の浪費だけでなく戦争によるアメリカへの援助が国民の生活を締め付けてフランス革命となりました
一瞬だけこの時代にはないコンバースが出てきます(笑)
14歳で結婚、18歳で即位、豪華なヴェルサイユに暮らす孤独な王妃の物語 それが『マリー・アントワネット』です。
世界三大美女でよく、クレオパトラ、楊貴妃、小野小町と言われますがそれは日本だけで、世界的には小野小町ではなくマリー・アントワネットだそうです、それほどの美貌だったようですね。
























