アベンジャーズ エンドゲーム | 続・237号室 無事是A級からZ級映画列伝

続・237号室 無事是A級からZ級映画列伝

タカによるA級からZ級映画まで、榮級は絢爛豪華な超大作、美級は美しい女優や映像美、死級は禍々しい阿鼻叫喚、出級はあのスターの意外な出演作、イイ級は耽美なエロティシズム、Z級は史上最悪なクソ映画、その全てをレビューと少しの競馬予想と日常の出来事

 

 

 

 

 

『アベンジャーズ エンドゲーム』

 

 

 

 

 

2019年 アメリカ

 

 

 

 

 

《スタッフ&キャスト》

 

 

監督 アンソニー・ルッソ/ジョー・ルッソ

 

脚本 クリストファー・マルクス/スティーブン・マクフィーリー

 

撮影 トレント・オパロック

 

音楽 アラン・シルベストリ

 

 

 

出演 ロバート・ダウニー・Jr/クリス・ヘムズワース/マーク・ラファロ/クリス・エバンス/スカーレット・ヨハンソン/ジェレミー・レナー/ベネディクト・カンバーバッチ/ドン・チードル/トム・ホランド/ポール・ラッド/ブリー・ラーソン/チャドウィック・ボーズマン/エリザベス・オルセン/アンソニー・マッキー/セバスチャン・スタン/トム・ヒドルストン/ベネディクト・ウォン/ジョン・ファブロー/ポム・クレマンティエフ/カレン・ギラン/デイブ・バウティスタ/ゾーイ・サルダナ/エバンジェリン・リリー/テッサ・トンプソン/レネ・ルッソ/ビン・ディーゼル(声)/ブラッドリー・クーパー(声)/グウィネス・パルトロウ/ジョシュ・ブローリン/クリス・プラット/ダナイ・グリラ/レティーシャ・ライト/ジョン・スラッテリー/ティルダ・スウィントン/ヘイリー・アトウェル/ナタリー・ポートマン/マリサ・トメイ/アンジェラ・バセット/マイケル・ダグラス/ミシェル・ファイファー/ウィリアム・ハート/ウィンストン・デューク/リンダ・カーデリニ/マキシミリアーノ・ヘルナンデス/フランク・グリロ/真田広之/ロバート・レッドフォード/ジェイコブ・バタロン/ケリー・コンドン(声)/マイケル・ジェームズ・ショウ/キャリー・クーン/トム・ボーン・ローラー/テリー・ノタリー/ロス・マーカンド/サミュエル・L・ジャクソン/コビー・スマルダース

 

 

 

 

 

《解説》

 

 

これが、正義 世界中が、ヒーローたちの誇りに涙した

 

アイアンマン、キャプテン・アメリカ、ソー、ハルクといったマーベル・コミックが生んだヒーローたちが同一の世界観で活躍する「マーベル・シネマティック・ユニバース」の中核となるシリーズで「アベンジャーズ」の第4弾

 

前作「インフィニティ・ウォー」で、宇宙最強の敵サノスに立ち向かうも、ヒーローたちを含めた全人類の半分を一瞬で消し去られてしまうという敗北を喫したアベンジャーズが、残されたメンバーたちで再集結し、史上最大の戦いに挑む姿を描く

 

 

 

 

 

《物語》

 

 

銀河の帝王サノスによる6個のインフィニティ・ストーンを使った全宇宙の人口の半分を消し去った大虐殺が行われた

 

惑星タイタンから脱出したアイアンマンことトニー・スタークとネビュラは宇宙船の燃料も食糧も底を尽き、酸素も残りわずかの状態で宇宙を漂っていた

 

 

死を覚悟したトニーは妻ペッパーに遺言を録音して眠りについた、宇宙の彼方から光が差し込み、現れたのはキャプテン・マーベル、彼女は宇宙船ごと地球へと帰還させ、衰弱しきったトニーはペッパーと再会

 

 

サノスが来て23日、各国政府は崩壊、残った行政機関が現在の人口を調べた結果はサノスの宣言通りとなった、全宇宙の半分の命を消滅させた

 

サノスは時空の扉を開けて消え、戦いに負けた事でトニーはキャプテン・アメリカことスティーブ・ロジャースとのわだかまりが解ける事無く更に溝は深まった

 

しかし生き残ったアベンジャーズのメンバーは行方をくらましたサノスの居場所はサノスが指を鳴らした時、地球は全宇宙のパワー変動の中心となった

 

だが2日前にある惑星でも起こった、サノスはそこにいる、トニーを除くアベンジャーズはガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの宇宙船でサノスのいる惑星へと向かった

 

 

しかしインフィニティ・ストーンを使った事で衰えたサノスは引退して農業をしていた、そこにアベンジャーズが現れるが既にインフィニティ・ストーンはサノスの手によって6つ全てが破壊されていた

 

 

ソーはサノスの首を撥ねて倒すが失われた人々を復活させるさせる事が出来ず、失意の内に地球へと戻った

 

 

5年後、行方不明者が戻る事はなく世界は荒れ果てたまま、その頃、量子世界へ行ったまま消息を絶っていたアントマンことスコット・ラングが5年ぶりに帰還

 

 

スコットは世界が変わっている事に気付き、スティーブとナターシャがいるアベンジャーズ本部へ訪ね、スコットは量子世界では時間の流れがたったの5時間ほどだったと語り、偶然にもタイムスリップが出来る事を発見したと

 

 

それを利用してタイムマシンを作り、インフィニティ・ストーンを手に入れれば仲間たちを復活させる事が出来るのではと考え、トニーとハルクことブルース・バナーに協力を求め、スティーブとトニーは和解

 

 

タイムマシンの開発を急ぎ、世界各国に散らばった仲間たちを呼び戻し、それぞれの時代にタイムスリップをしてインフィニティ・ストーンを手に入れようと奔走する

 

 

 

 

 

 

《感想》

 

 

オープニングでホークアイことクリント・バートンが娘に弓矢を教えているんです、妻と息子は食事の用意、娘が命中させてクリントが矢を取りに行くと娘も妻も息子もいないんです、消滅してしまったのです

 

 

宇宙ではトニーとネビュラが宇宙船の中でゲームをしているんです、トニーが教えてゲームをするのですがネビュラはそれが楽しいのです

 

 

ネビュラはほぼ機械の体なのですが生身のトニーには宇宙空間は厳しい環境で、酸素も底を尽いて後は死を待つだけ、眠ったトニーをネビュラは操縦席に座らせて最期の時を見守ります

 

そこに完全無欠のヒーロー、「キャプテン・マーベル」が登場して宇宙船ごと地球へと連れて帰るんです、「アベンジャーズ インフィニティ・ウォー」でサノスによって全宇宙の人口の半分が消され、ニック・フューリーが消える間際に連絡を取って宇宙からやって来たのです

 

 

アベンジャーズはサノスを倒しに惑星へと行くのですがそこでのサノスはすっかりと年を取ったようになって衰えて農作業をして暮らしているんです

 

 

そこにアベンジャーズが強襲してサノスを斬首して倒すのですが、だからと言って消滅した人たちが甦るわけではありません、人口が半分になって5年が過ぎるんです

 

アベンジャーズたちもヒーローでありながら何も出来ず、自暴自棄となったホークアイは世界中の悪を憂さ晴らしのように殺しまくってるんです、ヒーローたちはバラバラに行動してるんです

 

 

スティーブはブラック・ウィドゥことナターシャ・ロマノフとアベンジャーズ本部で世界中で治安維持をするヒーローたちの状況確認をしているのですが、そこに「アントマン&ワスプ」で量子世界に消えていたスコットが戻って来るんです

 

 

これによって量子世界に行って時間を戻すタイムスリップで過去に戻って、サノスが手に入れる前のインフィニティ・ストーンを手に入れて消滅した人々を元に戻す方法を試みるのです

 

 

正直言ってこの手があったかと思わせる方法です、どうやっても無理な事なのにそれをしてしまうのはさすがです、地球に全てのインフィニティ・ストーンがあった時があってヒーローたちは過去に戻って手に入れるんです

 

 

そこでトニーは自分の父親と偶然再会する事があって、スティーブは恋人のペギーをガラス越しに見るのです、過去に戻る事でヒーローそれぞれも思う事があるんです、とっても良いシーンでした

 

ソーはアスガルドに行き、在りし日の母親と出会い、母親は魔女に育てられたとソーが自分の知っているソーではなく未来から来た事を当ててみせてソーは涙

 

惑星ヴォーミアに行ったクリントとナターシャは番人を務めるレッドスカルから愛する者の犠牲が必要と言われてクリントは命を差し出すが、それを制したナターシャの死と引き換えにインフィニティ・ストーンを手に入れます

 

 

惑星モラグではスター・ロードが手に入れる前にネビュラがインフィニティ・ストーンを手にいれるも、ネビュラはその時代にいたネビュラと混線してしまい、サノスの知る事となってしまいます

 

 

そして過去のサノスが現れてインフィニティ・ストーンを奪おうとするのです、サノスとしては宇宙が人口爆発でその半分を消して残りの半分を生かす、それが大義なんです

 

 

アベンジャーズらはインフィニティ・ストーンを全部手に入れてハルクが右腕を犠牲にして指を鳴らすのです、しかし全ての人が甦ったかは分からないのですが、そこにサノスが強襲

 

 

キャプテン・アメリカとアイアンマンとソーの3人がサノスに立ち向かうのですが、その圧倒的な強さにアイアンマンもソーもやられてしまいます、キャプテン・アメリカも立っているのがやっと、サノスは軍隊を率いて地球を滅ぼすと宣言

 

 

キャプテン・アメリカはもうここまでか、何も出来ないのか、敗北寸前のその時に時空の扉が開くのです、ブラック・パンサーを始め、甦ったヒーローたちがドクター・ストレンジによってこの場所に現れたのです、このシーンはグッとくる最高のシーンです

 

 

原作コミックではキャプテン・アメリカの決め台詞である「アベンジャーズ、アッセンブル」が満を持して登場、原作ファンにとっては感涙ものでしょう、本当にカッコ良かった

 

 

スパイダーマンことピーター・パーカーの登場でトニーはハグをしてその復活を喜ぶんです、トニーとピーターはまるで親子のような関係なのでしょうね、この時のトニーの表情がまた良いのです、そして1400万分の1の勝率を懸けて戦います

 

 

ヒーローと言えば男のイメージですがこの最後の戦いでは女性ヒーローも大活躍です、ペッパーもアイアンマンスーツを着て大活躍です、サノスによって全てを奪われたワンダ・マキシモフはサノスをあと一歩のところまで追い詰めます

 

 

サノスは宇宙船に集中砲火をさせるのですが、そこにキャプテン・マーベルが現れて宇宙船を撃破、とにかく強すぎるキャプテン・マーベルはサノスと互角に戦います

 

インフィニティ・ストーンの奪い合いとなってサノスは指を鳴らすのですが、既にトニーが奪い、私はアイアンマンだと言って指を鳴らすのです、それによって全てが終わります

 

 

 

 

 

 

最強の、逆襲へ それが『アベンジャーズ エンドゲーム』です。

 

 

 

 

 

世界興収は28億ドルは当時の最高記録です、まさに最高の大団円でした、「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」へと続きます。