ウルフ・クリーク 猟奇殺人谷 | 続・237号室 無事是A級からZ級映画列伝

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『ウルフ・クリーク 猟奇殺人谷』
 

 

 




2005年 オーストラリア

 

 

 

 

 

 

《スタッフ&キャスト》

 


監督・脚本 グレッグ・マクリーン

製作 デヴィッド・ライトフット/グレッグ・マクリーン

撮影 ウィル・ギブソン

音楽 フランソワ・テータ



出演 ジョン・ジャラット/カサンドラ・マグラス/ケスティー・モラッシ/ネイサン・フィリップス/ゴールデン・プール
 

 




《解説》


オーストラリアで実際に起きたバックパッカーを狙う猟奇殺人事件をリアルに描いたサイコホラーの衝撃作!

巨大な隕石衝突跡“ウルフ・クリーク”で立ち往生してしまった男女3人、やがて陽が沈み、途方に暮れていたところに、車で通りかかった親切な田舎の男性に家に来ないかと誘われ…

タランティーノ、ロバート・ロドリゲス絶賛のオージー・ホラー、90年代に起こったバックパッカー殺人事件をベースにしており、また劇場公開時に裁判で係争中であった事件と内容が重なった事からオーストラリアでは物議を醸した
 

 




《物語》


1999年、ブルーム西オーストラリア州、イギリス人バックパッカーのリズとクリスティの女性2人とオーストラリア人男性ベンの3人が、オーストラリア大陸を中古車でケアンズに旅に出た

途中でパーティーに参加したり、美しい夜空を見たり、途中で寄ったガソリンスタンドでちょっとトラブルはあったか楽しい旅だ




天気が悪くなってくる中、隕石衝突跡“ウルフ・クリーク・クレーター”に到着、遊歩道の手前で車を止め3時間かけて登り、世界最大級のクレーター、自然の雄大さに感動



観光をした後、車に戻るとエンジンがかからない、壊れて動かなくなってしまった、雨も降り仕方なく3人は車の中で過ごす事にした

広大な大地に人影もなく車も通らない、やがて陽も沈み途方に暮れる3人、そこに遠くから光が近づいてくる、UFOの話をしていた3人は緊張するが車だった

たまたま通り掛かった親切な田舎の男性ミックが車を修理、まるでクロコダイル・ダンディーを地でいく感じ、ミックが言うには部品の交換が必要、自分の小屋には部品があるから小屋まで牽引して修理してやると言う



3人は修理代のことなど相談してミックに話すと修理代なんか気にするなと気さくに言った、かなり長い時間牽引されどこかの炭坑に連れて行かれ到着、場所はさっぱりわからない、ミックの話では田舎には山ほどある忘れられた町



火を囲んで話した後ミックは早速修理に取り掛かる、3人は疲れから眠ってしまった、翌日に目を覚ましたリズは手足を針金で巻かれて小屋に閉じ込められていた、陽は再び沈もうとしている



自力で針金を外して窓から脱出、そして明かりの漏れている別の小屋を覗くと今まさにクリスティが虐待の真っ最中だった!








《感想》


オーストラリアを舞台にした拷問系ホラー、意外に面白かった、どういう経緯で地元オーストラリア人のベンとイギリス人バックパッカーのリズとクリスティが知り合ったか分かりません

 



オープニングはベンが中古車を購入するところから始まります、そこからは3人で大はしゃぎ、他人のパーティーで騒いで翌朝クリスティはベンのベッドで目を覚まして後悔

リズも他の男たちと砂浜で目覚めます、みんな酔っていたので記憶がありませんけどね、欧米の人たちって酔った勢いみたいなのでセックスするのですね

展開の中でリズはベンが好きみたい、クリスティがその思いに気付いていたのでベンとの一夜は内緒にして2人を取り持つキューピッドに、ウルフ・クリークを観光に訪れるころには2人はいい雰囲気、その後から悲劇が始まります



その前に所々現れるオーストラリアの絶景は本当に美しい、海や空や雲の美しさ、それに夕焼けが最高に綺麗です、ホラー映画には似つかわしくないです(笑)



さてさて殺人鬼ミック登場しますがそんな不気味な雰囲気もなく近所のおっちゃんみたい、このミックの手口はおそらく被害者が車から離れた後に細工してエンジンがかからないようにして、親切を装って近づき牽引して自分の小屋へ



そこからは一転して地獄です、リズが自力で脱出します、クリスティを助けて逃げますが…、クリスティも逃げ、通り掛かった車に助けてもらいますが…



ベンは炭坑に手首に釘を打たれて磔状態、目の前の柵には獰猛な犬、隣を見ると同じように磔され下半身が犬に食いつくされた死体、この瞬間はめちゃ怖い



オーストラリアくらいの広大な大地には快楽殺人の犠牲者の死体がごまんとあるような気がしますよ、ただ拷問シーンはそんなにないのに銃を使うあたりが好みじゃないです



女の脊髄を切り木偶人形としてしまうところは、下半身が動かなくなってその女の行く末が見えて残酷です、そうしてゆっくりと殺してしまうのでしょうか?



ミックの小屋には観光客の持ち物が溢れビデオカメラには子供までが犠牲に、期待せずに観たのですが意外な拾い物でした、面白かったです

 

 

オーストラリアでは年間3万人が行方不明になり、その90%は1ヶ月以内に見つかるが、残り10%は未だ行方が分からないそうです

 

 

この映画のモデルになったという実際の事件、1989~92年の、ベラングロ州立公園内のバックパッカー連続殺人事件、1995~99年の、スノー・タウンの男女12人猟奇殺人事件、1986~87年の、フリマントルのバーニー夫妻連続強姦殺人事件です

 

 

 




人間狩りの恐怖!オーストラリア産、「悪魔のいけにえ」! それが『ウルフ・クリーク 猟奇殺人谷』です。

 

 

 

 

 

このミックのキャラクターは面白いのかシリーズ化されてます、つながりは大まかにはありませんがやることは一緒かな?。