『君がいた夏』
1988年 アメリカ
《スタッフ&キャスト》
監督・脚本 スティーブン・カンプマン/ウィル・アルディス
撮影 ボビー・バーン
音楽 デヴィッド・フォスター
出演 マーク・ハーモン/ウィリアム・マクナマラ/ハロルド・ライミス/ジョナサン・シルバーマン/ブレア・ブラウン/リチャード・ジェンキンス/クリスティーナ・ジョーンズ/ジョン・シーア/オリー・オヴィッドソン/イヴィット・クロスキー/ヘレン・ハント/ジョディ・フォスター
《解説》
誰にでも、一生忘れられない人がいる
うだつの上がらないプロ野球選手が回想する、高校時代のある夏のほろ苦い恋の物語、ちょっと大人びた年上の女性と純情な少年の心の交流が、美しく切なく描かれている
肩の力を抜いたゆったりとした演出と、年上の女性をナチュラルに表現したジョディ・フォスターの演技が感動的、監督・脚本ともに本作がデビュー作となるスティーブン・カンプマン&ウィル・アルディスの共同作品
《物語》
落ちぶれた元野球選手のビリーはウェイトレスと同棲して失意の日々を送っていた、そんなある日、母ジニーから電話があり従姉のケイティがピストル自殺をしたと悲しい知らせがあった
そして自らの遺灰をビリーに託すと遺言があった、どうすればいいかビリーが一番よく知っていると、その夜ビリーはケイティの想いを抱いて故郷へと向かった
彼女はおてんば娘で規則が嫌いだった、ビリーには最高の子守り役だ、10歳のビリーは熱狂的な野球ファンの父サムの影響で少年野球に没頭
ある夏の日に家族で家を空ける為に16歳のケイティが子守りにやって来た、ビリーの野球選手になる夢を応援するケイティはスランプになった時の御守りにボールがデザインされたペンダントをプレゼント
その後はケイティは免許もないのにビリーを車に乗せて海へと連れ出した、ケイティはモテる男はジョークで女の子を笑わせる男、タバコを吸う姿に女の子は痺れるとビリーにもタバコを吸わせる
高校生になったビリーは親友のアランと野球部に所属、高校三年の夏休み前の最後の試合で9回裏にビリーに打席が回ってくると三塁打を打ち、ホームスチールも決めてサヨナラ勝ち
試合を終わらせて早く帰ろうとするビリーに、試合を観に来ていた名門チームのスカウトマンに強化合宿に参加して欲しいと声を掛けられて大喜びのビリー
アランはビリーの幼馴染のロビンが好きで卒業プロムのパートナーにしたいとビリーに頼み込む、それを伝えにロビンの家を訪ねるとロビンはビリーの事が好きで彼女に誘惑されてその夜に初体験を済ませ、ロビンが欲しがった為にペンダントをあげた
父サムが交通事故で亡くなり、ショックを受けたビリーは野球を辞めてしまうが、彼を慰めたのはケイティだった、ケイティはビリーをドライブに誘い、祖父の家のプールの排水溝を触ると元気が出たと言って連れ出したが、家の持ち主は変わっていたがこっそり侵入してプールに飛び込んで水の中でキス
ケイティの父親に遺灰を託され、ビリーにとって初恋の女性で青春だったケイティの面影を求めて思い出の地を巡る
《感想》
フィラデルフィアを舞台に落ちぶれた元野球選手ビリーが再起を果たします、ビリーを演じるのはマーク・ハーモンで、自殺した従姉と過ごした少年時代を思い出します
従姉のケイティは6歳年上の高校生で10歳のビリーが無免許運転のケイティに連れ出されて海へとドライブ、一緒に横になっていてビリーがケイティの太ももに手を置くと、優しく窘めるケイティ
まあ10歳の従弟に太ももを触られてもね、それにケイティは奔放な性格で、ビリーが知るだけでも恋多き女なのです、それにビリーにタバコや酒を教えてドライブしていると隣に両親の走る車が(笑)
野球選手になる夢を応援するケイティはボールのデザインされたペンダントをプレゼント、ビリーはゲイだと思われると言います、しかしビリーはずっとペンダントをしています
親友のアランと野球部に所属し、有望なビリーはスカウトもされます、それを父親のサムに言うとメチャメチャ喜んでテンション上がります
アランはビリーの幼馴染のロビンに恋をしてプロムに誘いたいとビリーに頼みます、ロビンの家に行って話すのですがロビンはビリーが好きで誘惑、そりゃ高校生の男が誘惑されたらイクしかないです、そこでロビンにペンダントを渡してしまいます
その後に何年もビリーはアランにロビンと寝たのか寝てないのかとずっと質問してきます、それも俺のプロムの相手をと問い詰めます、しかも大人になったロビンはプロムの話しは聞いていないとね(笑)
でもサムはその後に交通事故で死亡してしまいます、それによってビリーは野球を断念、悲しむビリーをケイティはドライブに誘い、とある場所のプールに一緒に飛び込むんです、そこでケイティはビリーに水中でキス、これは綺麗な映像でしたね
その後にケイティはビリーとジニーを元気付けようとするのですが、ビリーと口論となってしまうんです、酒を飲んで酔っ払って男を連れ込んでしまったんです
出て行ったビリーを一晩中待っていたケイティ、その日はケイティが結婚してヨーロッパに旅立つ日でビリーと一緒に過ごします、あの子供の人同じようにケイティの太ももに手を置くとケイティがそっと手を合わせるんです
もう一人前の男になったビリーを受け入れるケイティなのです、ビリーにとって初恋の女性ケイティ、彼の青春だったケイティなんです、ケイティを演じるのは「告発の行方」のジョディ・フォスター
数あるジョディ・フォスターの出演作でもおいらは一番好きかもしれません、主演作品でもなければ有名作品でも傑作でもないのですが、なんか心に沁みるような作品で忘れられない作品です
初恋の甘酸っぱさ、ほろ苦さ、青春の断片をたどるノスタルジックな物語 それが『君がいた夏』です。
若いジョディ・フォスターは本当に美しく可憐で、デヴィッド・フォスターの音楽も素晴らしいです。














