ブラック・スネーク・モーン | 続・237号室 無事是A級からZ級映画列伝

続・237号室 無事是A級からZ級映画列伝

タカによるA級からZ級映画まで、榮級は絢爛豪華な超大作、美級は美しい女優や映像美、死級は禍々しい阿鼻叫喚、出級はあのスターの意外な出演作、イイ級は耽美なエロティシズム、Z級は史上最悪なクソ映画、その全てをレビューと少しの競馬予想と日常の出来事

 

 

 

 

 

『ブラック・スネーク・モーン』

 

 

 

 

 

2006年 アメリカ

 

 

 

 

 

《スタッフ&キャスト》

 

 

監督・脚本 クレイグ・ブリュワー

 

撮影 アメリア・ビンセント

 

音楽 スコット・ボマー

 

 

 

出演 サミュエル・L・ジャクソン/クリスティーナ・リッチ/ジャスティン・ティンバーレイク/S・エバサ・マーカーソン/ジョン・コスランJr./マイケル・レイモンド=ジェームズ/キム・リチャーズ/サン・ハウス

 

 

 

 

 

《解説》

 

 

セックス依存症の女と孤独な中年男、壊れた2人の心を1本の“鎖”が結びつける

 

「ハッスル&フロウ」で絶賛されたクレイグ・ブリュワー監督の人間ドラマ、「ハッスル&フロウ」に続く南部音楽ドラマ3部作の2作目、米南部の田舎町を舞台に、幼少期の性的虐待が原因でセックス依存症になってしまった女性と彼女を救おうとする黒人男性の交流を描く、センセーショナルなストーリーと、さわやかな感動を呼ぶラストに注目

 

主演は「スネーク・フライト」のサミュエル・L・ジャクソンと「モンスター」のクリスティーナ・リッチ、リッチ演じる少女の恋人役を人気歌手のジャスティン・ティンバーレイクが演じる、サミュエル・L・ジャクソンが同名タイトルのブルースの名曲を弾き語る

 

 

 

 

 

《物語》

 

 

アメリカ南部の田舎町に住む孤独な元ブルース・ミュージシャンのラザラス、彼は自宅で野菜を栽培してはそれで生計を立てている

 

 

愛する妻ローズがラザラスに愛想を尽かし、ラザラスの弟と肉体関係を持ち、別れを叩き付けられ絶望し、しまい込んでいたギターを再び手にする

 

 

レイは徴兵を志願した恋人ロニーがいるにもかかわらず黒人のテロンと肉体関係を重ねる、彼女は幼少時代に受けた虐待でセックス依存症となっていた

 

 

ラザラスの弟・ディークは兄の許しを得ようとバーで話をするがラザラスはディークを許しはしない、乱闘寸前となる、家ではギター片手にブルースを歌う

 

孤独に耐えきれないレイはパーティーでドラッグに溺れ、知り合った男たちと関係を持ち、下着姿のまま送ってくれたロニーの友人・ギルにも体を許す、しかしギルのモノを見てテロンの半分となじるレイ

 

しかしギルのモノを見てテロンの半分となじるレイ、侮辱されて逆上したギルに殴られて失神、殺してしまったと気が動転したギルはレイを道端に捨てて逃げた

 

 

翌朝、ゴミを出したラザラスは道端に下着姿で横たわるレイを発見、顔面血だらけで死んでいるかと思ったが生きていた、レイを家に運び看病、レイは黒人のラザラスを見て「テロン…」とうわごと

 

 

薬を買いに行き、ついでにテロンに話を聞きに行く、テロンはレイを病気だと、男を咥えていないとイカれちまうセックス中毒と説明

 

 

家に戻るとレイは熱を出していた、薬を与えて看病するラザラスにうなされてキス、意識朦朧としながらも汚い言葉を吐き、まるで妻のローズを見ているようだった

 

 

夜は夢遊病のように外を彷徨うレイ、ラザラスはレイを優しく抱えて家へ連れ戻した、レイはうなされたままラザラスの手を自らの股間に持っていくがラザラスはブルースを歌って寝かしつける

 

 

彼女の心の闇を察し、納屋に行き鎖を持ち逃げ出さないように太い鎖を腰に巻いた、意識を取り戻したレイの体には鎖が巻いてあり彼女はラザラスを罵倒

 

 

ラザラスはレイこそ神が遣わした者、レイの忌まわしい部分を治す事こそが自分の使命だと確信、おびえるレイを鎖で拘束、監禁 鎖の長さは十分で逃げるレイだったが家の外まで、結局家の中へ

 

 

ラザラスはすり傷だらけのレイの体に薬を塗り、下品ではない服を買い揃え、散歩をさせて男どもに体を許すレイに説教して諭すが、レイは「やりたいの?」

 

 

ラザラスが留守の間、豆を取りに来た少年・リンカーンを家に引っ張り込んでセックス、いきなり服を脱ぎ捨てて襲いかかるような裸の女にリンカーンは成す術なくセックスとなった

 

 

ラザラスは親戚の牧師のRLにレイは説教をされる、レイの拠り所はロニー、夜は4人で食事をし、レイはそこで初めて料理をする

 

 

ロニーが除隊して戻って来た、不安症の発作が消えなかったのだ、ロニーはギルを訪ねてレイの居場所を捜す、レイが消えたのだ、ギルはロニーの知らないレイの事を話した「俺も寝た…」と

 

言葉使いも良くなり、根本的に改善されたレイの鎖を外したラザラス、セックスの禁断症状に苦しむレイの前でギターを弾き、魂の叫びとブルースの弾き語りで癒す

 

 

レイとの交流で、ラザラスも自分の人生に希望を取り戻す、レイの心にも変化が生じていく、しかしそこに銃を持ったロニーが現れる…

 

 

 

 

 

 

《感想》

 

 

想像を絶する“愛のカタチ”監禁による衝撃的な愛を描いた作品、鎖で縛られ監禁されるというセックス依存症のヒロインのレイをクリスティーナ・リッチが体当たりで熱演しています

 

 

クリスティーナはほとんど顔にアザをつけてます、痛々しいしほんとにすごい女優だと思います、彼女の作品はいつも観るのをほんの少し躊躇してしまいますが、観ると大満足、ほとんどの場面を半裸で演じています、女優魂を見ましたね

 

 

この作品もクリスティーナの過激なヌードやセックス・シーンが話題になってますが、それよりも心の病の処方箋で人間の再生を描いた作品です、今回の処方箋はブルースでした

 

 

「私は「うつ依存症」の女」のあのクリスティーナはどこにいったんかな?、初めてこの作品の写真を見た時のクリスティーナの変わりようにびっくりしましたよ、ギスギスして健康的には見えませんもんね(笑)

 

 

ロニーという恋人がいるのに他の男と関係を持ってしまうんです、ロニーを演じるのはジャスティン・ティンバーレイクで、彼だけがレイは清純だと思っているんです

 

 

彼女は153センチしかない女優なので体の大きな黒人にセックスされてる場面はまるで子供のように見えてちょっと倫理観が出てしまうのですが、そう見せるのも監督の意図なのでしょうね

 

 

街の男たちには誰とでも寝る女と言われているレイですが、これはセックス依存症という病気なんです、幼少期の虐待などがトラウマとなってそうなるんだって

 

 

でも、構ってもらいたくてセックスをするという方法になってしまうのでしょうか?、必要とされない女性でもセックスの時は必要とされるのが嬉しくてセックスに応じてしまうそうです

 

 

それを考えるとなんだか悲しいですね、セックスが快楽だけの行為ではなく愛を確かめる行為だと知るには時間がかかるのでしょうね、でもセックスによる快楽は脳に刻み込まれてますからね

 

 

クリスティーナの事ばっかり書きましたが、実はサミュエル・L・ジャクソンはあんまり…(汗)、どうも好きになれない、その割に色んな作品を観てますけど

 

 

「スター・ウォーズ」シリーズのサミュエル・L・ジャクソンはカッコ良かったですけど、本作の彼は弟に妻を寝取られる悲しい役柄、心に孤独を抱え、敬虔なクリスチャンとして教会に通います

 

 

セックス依存症は主に40代くらいの男性がなりやすいと言われています、ギャンブル依存症や買い物依存症と同じでその行動への依存に分類されます

 

 

 

 

 

監禁、調教、暴行、セックス依存症 クリスティーナ・リッチが挑む禁断のエロス! それが『ブラック・スネーク・モーン』です。

 

 

 

 

 

継父に性的虐待を受け、しかも母親が見ぬふり…、悲しすぎるセックス依存症です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

更に過激な続・裏237号室の『ブラック・スネーク・モーン』のレビューはこちらです。