『紅い服の少女 第一章 神隠し』
2015年 台湾
《スタッフ&キャスト》
監督 チェン・ウェイハオ
脚本 チエン・シーケン
撮影 チェン・コーチン
音楽 リー・ロキッド
出演 アン・シュー/ホアン・ハー/リウ・インシャン/チェン・ボーチュウ/ユミ・ウォン
《解説》
そこでは愛する人の名を呼んではいけない
台湾ホラーブームの火付け役となった都市伝説ホラー2部作の第一章、台湾を震撼させた都市伝説をモチーフに、人を惑わし、連れ去ってしまう紅い服の少女の恐怖を描く
本作と続編の大ヒットが後の台湾ホラーブームを決定付けたとされる注目作、台湾に古くから伝わる魔物“魔神仔”(モーシンナア)の怪談話を都市伝説と組み合わせたストーリーとともに、じわじわと恐怖を高めていくチェン・ウェイハオ監督の演出も出色だ
《物語》
不動産会社で働くホー・ジーウェイは祖母のシューファンと暮らしていた、朝目を覚ましたジーウェイは寝坊してしまい慌てて家を飛び出して行った
家で1人となったシューファンは名前を呼ばれた、違和感を感じて見ると誰かが土足で歩いたような足跡を見付けるが、その直後に何者かが後ろから襲い掛かりシューファンは姿を消してしまう
その夜、ジーウェイはラジオのDJをする恋人のシェン・イージュンを迎えに行き、自分の担当する部屋に連れて行き、そこで結婚と子供の話しをする
しかもジーウェイは既にシューファンの部屋を抵当に入れて手付け金を払っていた、しかしイージュンは結婚は考えていないと何度も話し合ったと
翌朝、寝坊をしたジーウェイがシューファンがいない事に気付いた、不審に思いながらも出社、職場にデジカメが届けられそこにはシューファンが友達と楽しそうにハイキングをしている映像が収められていた
しかしその一行の後ろに紅いワンピースを着た少女がいる事に気付く、アパートの警備員をしている叔父のクンにデジカメの事を尋ねるとそれはリン老女の物だと教えられる
一緒に部屋に行くが誰もおらずもぬけの殻、リンを捜していると突然スピーカーから音楽が流れ出し、誰かが部屋を叩く音がし、子供の声が聞こえ、慌てて部屋から出た
クンに防犯カメラの映像を見せてもらうとシューファンが行方不明になった映像を見ると、そこにはシューファンの手を引く紅いワンピースの少女の姿が映っていた、更に2人が慌てて出てきた映像にも2人の後ろに紅いワンピースの少女がいた
やがてジーウェイも姿を消し、イージュンが彼の行方について調べるがジーウェイが調べていた山には、人を惑わす“魔神仔”の伝承を知り、その魔物の仕業ではないかと
《感想》
本作の台湾での大ヒットによって台湾にホラーブームを巻き起こしたとされてます、監督は「the Soul:繋がれる魂」で次世代ヒットメーカーと呼ばれ、長編初監督で本作を大ヒットさせたチェン・ウェイハオ
1998年に台湾で人気の心霊番組で動画が紹介され、その動画にはハイキングを楽しむ家族が映されていて、そこには家族ではない紅い服を着た少女が映り込んでいた
その数日後に家族の1人が謎の死を遂げた事で多くの憶測を呼び、紅い服の少女は台湾の90年代を象徴する都市伝説となって社会現象となったそうです
そして山奥にいると言われる魔神仔(モーシンナア)と呼ばれる精霊のような伝説もあるんです、それは北欧の神話に登場するような物なんですが、それと紅い服の少女を融合させて本作が完成したようです
不動産会社に勤めるジーウェイを演じるのはホアン・ハーで近所の老女が行方不明になったのですが、自分の祖母のシューファンも行方不明になるんです
なのですが行方不明になったのに現れたり、また行方不明になったりと日本のホラーとはちょっと雰囲気が違ってアレ?アレアレ?ってなってしまいました
祖母を捜していると防犯カメラに紅いワンピースの少女の姿が映っているんです、その少女が手を引いて連れ去ってしまっているんです
ジーウェイが主人公だと思ったら彼も行方不明になってしまうんです、ここから彼を捜索するのが恋人でDJのイージュンで演じるのはアン・シュー
ただのホラー映画だと思ったら恋人との結婚や子供などの価値観のような物の違いとか、爆竹とか火薬で悪霊や災いを取り除く事が出来る台湾の文化など
イージュンが行方不明になったジーウェイを捜すために捜索隊と一緒に山に入るのですが慣れない登山にはぐれてしまうんです、おいらはこんなシチュエーションが怖いです
そこでイージュンはお腹が膨らんで妊娠したかのように破水して出血、子供が現れて抱きしめるイージュンなのですがベッドで目覚めるんです、そこにはジーウェイがいて美しい部屋にいるのですが違和感があるんです
あまり効果音に頼らずにビックリさせる演出というよりはじわじわと迫ってくる怖さがありました、ただ全体的に暗くてそこがちょっとね
台湾映画史に残る大ヒット作、待望の日本上陸 それが『紅い服の少女 第一章 神隠し』です。
日本の神隠しとはちょっと違っていて戻って来たりするんですね。














