『ブラックアダム』
2022年 アメリカ
《スタッフ&キャスト》
監督 ジャウム・コレット・セラ
脚本 アダム・スティキエル/ローリー・ヘインズ/ソフラブ・ソシルバン
撮影 ローレンス・シャー
音楽 ローン・バルファ
出演 ドウェイン・ジョンソン/オルディス・ホッジ/ノア・センティネオ/サラ・シャヒ/マーワン・ケンザリ/クインテッサ・スウィンデル/モー・アマー/ボディ・サボンギ/ピアース・ブロスナン
《解説》
最“恐”アンチヒーローVSヒーロー軍団
「ワイルド・スピード」「ジュマンジ」シリーズなど数々の大ヒット作で人気のドウェイン・ジョンソンが、DCコミックスが生み出したアンチヒーロー、ブラックアダムに扮したアクションエンタテインメント
原作ではシャザムの宿敵として登場したブラックアダムを主人公に、その誕生秘話を描く、「ジャングル・クルーズ」でもドウェイン・ジョンソンとタッグを組んだジャウム・コレット・セラ監督がメガホンをとった
《物語》
古代ローマ・バビロン、ピラミッドより昔、カーンダックがあった史上初の国民の主権による文明大国、何世紀も栄えたがアクトン王が出現、軍隊の力で独裁者となった
王には邪悪な野望があり、真の目的は悪魔の力でサバックの王冠を造る事、6大悪魔の力を吹き込めば無敵の大王になれる
原料のエタニウムはカーンダックにしかない、その貴重な鉱石を民を奴隷にして掘り続けさせた、民はもう限界だった、そして求めた、ヒーローを
圧政に耐えかねた奴隷の少年が立ち上がり反乱を起こした、それは闇を照らす希望の光、反乱の火はすぐに燃え上がったが王は鎮圧を命じた
少年は捕まり斬首刑となり、誰もが死を覚悟したその瞬間に奇跡が起きた、魔術師評議会が地上を守る力を与えた、この少年を勇者にする為
だが王冠は完成するも勇者が現れて戦いを挑み、王は悪魔を召喚して壮絶な戦いで宮殿は崩壊した、勝ったのは勇者、王冠は人の手に渡らないよう魔術師が隠した、その後勇者は二度と現れなかった
5000年後のカーンダックはインターギャングが占領、世界を蝕む侵略者だ、伝説では心から勇者を求めし時、彼は現れ、民の自由を取り戻す、その時をずっと待っている
この国に暮らすアモンの母親のアドリアナは弟のカリームと友人のイシュマエハたちと祖国を救う為に活動、ある時に彼女は邪悪なサバックの王冠の在りかを発見した
それは山中の切り立った岩の中で見付けた王冠を悪人の手に渡らないように隠す事にした、王冠の力は危険過ぎる、アドリアナはそこで墓を見付けた
そこには呼び起こすなかれ、永遠にここに眠ると刻まれていた、その名はテス・アダム、そこにインターギャングが現れてカリームを人質に取られ、追い込まれた
アドリアナは王冠を奪われて銃を突き付けられ、遺跡に刻まれた呪文「シャザム」と唱えてみると、5000年の眠りからテス・アダムが甦った
《感想》
本作は「ザ・スーサイド・スクワッド“極”悪党、集結」の続編となり、DCエクステンデッド・ユニバースの11作目となります、最近はヴィランが主人公になる作品が多いですね
テス・アダムを演じるのはドウェイン・ジョンソンで、その衣装は黒で後にブラックアダムと呼ばれるようになります、そのガタイの良さから見るからに強そうなのですが、規格外に強いです
ちなみにドウェイン・ジョンソンは2022年の年収は300億円で、世界で最も稼いだ俳優1位となってます、まさか元プロレスラーがここまで上り詰めるとわ
彼を甦らせたアドリアナ・トマズを演じるのはサラ・シャヒで、彼女の住むカーンダックはインターギャングと呼ばれる組織に支配されていて街を取り戻すべく活動しています
アドリアナの息子アモンを演じるのはボディ・サボンギで、テス・アダムが最初に心を開いたのは彼でした、とにかく殺しまくるテス・アダムなんですがアモンには手を出しません
5000年前のカーンダックではアクトン王に支配され、少年が立ち上がって反乱を起こすも捕らえられ、処刑の直前に魔術師評議会が少年を勇者と選びテス・アダムとなります
しかし少年は父親にその能力を託した後にアクトン王の軍隊の矢に射られて殺されます、それに怒った父親が正義の為というより息子の復讐でアクトン王らを全滅させます
その後に魔術師評議会によってテス・アダムは墓ではなく封印されて檻に閉じ込められたんです、アドリアナが遺跡で呪文を唱えた事で5000年の時を経て復活します
とにかく圧倒的に強いので人間の武器なんかは通用しません、銃弾どころかミサイルも通用しません、ヘリコプターも掴んで投げ飛ばしてしまいます
カーンダックの人々はテス・アダムの出現によってインターギャングからの支配がなくなると歓喜の声を上げます、しかしテス・アダムを危険視するアマンダ・ウォラー直属のJSA(ジャスティス・ソサエティ・オブ・アメリカ)が現れます
JSAのリーダーはカーター・ホールでホークマンと呼ばれています、演じるのは「透明人間」のオルディス・ホッジで、大きな翼を持って自由に空を飛べます
ケント・ネルソンはJSAの最古のメンバーで魔術を使い、未来を見る事の出来るヘルメットを装着しています、演じるのはピアース・ブロスナン
JSAの新メンバーで叔父のスーツで分子構造を制御して自らの大きさと強さを操作する事が出来るアトム・スマッシャー、演じるのはノア・センティネオで、ちょっとお間抜けです
幼い頃に誘拐されて人体改造されて風をコントロール出来る能力を持つサイクロンことマクシーン・ハンケルを演じるのはクインテッサ・スウィンデル、こちらもJSAの新メンバーです
まあヴィランなのでヒーロー扱いされても敵ならば殺しまくります、そこでJSAと対立して戦う事になるのですが、王冠によって魔人サバックが復活して世界を滅ぼそうとするんです
JSAが登場するならこれまでのジャスティス・リーグはどうなったの?、アモンの部屋にはいろいろとヒーローのポスターが貼られてますけどね
この世すべてが弱すぎた それが『ブラックアダム』です。
と、思っていたらラストにスーパーマンが現れてブラックアダムと対話します、その後の展開が気になりますね。