XーMEN:ファースト・ジェネレーション | 続・237号室 無事是A級からZ級映画列伝

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『XーMEN:ファースト・ジェネレーション』

 

 

 

 

 

2011年 アメリカ

 

 

 

 

 

《スタッフ&キャスト》

 

 

監督・脚本 マシュー・ボーン

 

脚本 ザック・ステンツ/アシュリー・ミラー/ジェーン・ゴールドマン

 

撮影 ジョン・マシソン

 

音楽 ヘンリー・ジャックマン

 

 

 

出演 ジェームズ・マカヴォイ/マイケル・ファスベンダー/ローズ・バーン/ジェニファー・ローレンス/ケビン・ベーコン/ジャニュアリー・ジョーンズ/ニコラス・ホルト/オリヴァー・プラット/ルーカス・ティル/ケイブラ・ランドリー・ジョーンズ/エディ・ガテギ/ゾーイ・クラヴィッツ/ジェイソン・フレミング/アレックス・ゴンザレス

 

 

 

 

 

《解説》

 

 

プロフェッサーX、若き日の名はチャールズ

 

人気アクションシリーズ「XーMEN」のプリクエル(前章)、テレパシー能力を持つチャールズと、あらゆる金属を操ることができるエリック、同じミュータントの2人は親友となり、XーMEN誕生までを描く

 

後のプロフェッサーXことチャールズ役に「つぐない」のジェームズ・マカヴォイ、マグニートことエリック役に「イングロリアス・バスターズ」のマイケル・ファスベンダー、監督は「キック・アス」のマシュー・ボーン

 

 

 

 

 

《物語》

 

 

1994年、ナチス・ドイツ占領下のポーランドの強制収容所で両親と引き離されたユダヤ人の少年、エリック・レーンシャーが見えない力で鉄門をこじ開けようと捻じ曲げた

 

 

1994年、ニューヨーク州ウエストチェスターで大きな屋敷に暮らす少年、チャールズ・エグゼビアは深夜に忍び込んだ青い肌と変身能力を持つ少女、レイヴン・ダークホルムと出会い、彼女の頭の中に話し掛けた、チャールズは自分と同じ存在に出会えた事に感動して彼女を迎え入れた

 

 

遺伝子の研究をするシュミット博士はエリックの能力を引き出す為に目の前で母親を射殺、それを目の当たりにしたエリックは怒りと悲しみによって目覚めた

 

 

1962年、スイス・ジュネーブ、エリックはシュミットに復讐する為に元ナチスの人間を襲いシュミットの消息を追っていた

 

 

イギリス、オックスフォード大学ではチャールズはレイヴンを妹として暮らし、突然変異ミュータントの研究をしていた

 

 

ネバダ州ラスベガス、CIAエージェントのモイラ・マクタガートは米軍大佐のヘンドリーを追い、セバスチャン・ショウを中心とするミュータント集団、ヘルファイア・クラブを突き止める


 

専門家であるチャールズに接触をしたモイラの頭の中を読んだチャールズは彼女に協力、チャールズらはCIA本部に行き、1人の幹部が協力に名乗り上げ、極秘施設デヴィジョンXに迎え入れた

 

 

チャールズがCIAと共にヘルファイア・クラブを追うとショウと名を変えたシュミットの居場所を突き止めたエリックが強襲、こうしてチャールズとエリックが出会った

 

 

 

 

 

 

《感想》

 

 

マグニートことエリック・レーンシャーのミュータントの覚醒にこんな悲しい過去があったなんてね、これまでの「XーMEN」のシリーズでは敵対する悪党の印象が大きかったからね

 

 

演じるのはマイケル・ファスベンダーで、金属を操る能力を持っていて母親を殺したセバスチャン・ショウへの復讐を目的に生きているのです

 

 

後にXーMENのリーダーで創設者となるプロフェッサーXことチャールズ・エグゼビアは史上最高のテレパスで人の心を読みます、エリックとは親友関係となります、演じるのはジェームズ・マカヴォイ

 

 

セバスチャンは第二次世界大戦でのナチス・ドイツで遺伝子研究をするシュミットとしていたのですが、戦後にはミュータントの世界を作るべく米ソの背後で暗躍、演じるのはケビン・ベーコン

 

 

あらゆるエネルギーを吸収して蓄積し、そのエネルギーで攻撃が出来る能力を持っています、それによって若さを保っています、テレパスを防ぐ為にソ連製の特殊なヘルメットをしています

 

幼い頃にチャールズに出会って彼に保護されたレイヴンを演じるのは「早熟のアイオワ」のジェニファー・ローレンス、青い肌で変身能力を持っています

 

 

チャールズにずっと想いを寄せているのですが妹としか見てもらえずにいます、青い肌のままの自分を認めてもらいたい思いから、その思いを肯定するエリックの考えに惹かれていきます

 

 

頭脳明晰でCIAに所属する天才科学者のハンクを演じるのはニコラス・ホルトで、初対面のチャールズに見抜かれるまでは獣の脚を持つ事は誰にも知られてなかった、外見を元に戻したいが故にレイヴンとの仲が壊れてしまう

 

 

セバスチャンの手下でヘルファイア・クラブのメンバーでテレパスでダイヤモンドの体を持つエマ・フロストを演じるのはジャニュアリー・ジョーンズで登場からセクシーです

 

 

チャールズとエリックがセレブロを使ってミュータントの捜索に出て最初に接触したのがストリッパーのエンジェルで、演じるのはゾーイ・クラヴィッツで、背中のタトゥーを羽のようにして飛ぶことが出来ます

 

 

ミュータントの存在を知ってチャールズに協力を求めるCIAエージェントのモイラを演じるのはローズ・バーンで、下着姿でヘルファイア・クラブに潜入する度胸の持ち主、ミュータントの事を話しても上司は信用しないです

 

 

他にもセバスチャンの手下にテレポーターのアザゼルを演じるジェイソン・フレミングや、竜巻を起こすヤーノシュを演じるアレックス・ゴンザレス、チャールズとエリックがスカウトする光線を放つアレックスを演じるルーカス・ティル、高振動を起こすショーンを演じるケイブラ・ランドリー・ジョーンズなど

 

 

そんな中でバーで飲んでいるローガンにも声を掛けるのですが断られてしまいます、演じるのは「ウルヴァリン:XーMEN ZERO」のヒュー・ジャックマン

 

 

ラストにはチャールズとエリックの信念や理想が違う事で仲違いしてしまうのです、チャールズは人間との共存を、エリックは人間を敵視、そしてレイヴンはエリックに付いて行くのです

 

 

 

 

 

 

共存か、支配か、その起源を目撃せよ! それが『XーMEN:ファースト・ジェネレーション』です。

 

 

 

 

 

キューバ危機はミュータントたちの活躍で回避する事が出来たのです、こうしてXーMENが誕生します。