『ハッチング 孵化』
2021年 フィンランド
《スタッフ&キャスト》
監督 ハンナ・ベルイホルム
脚本 イリヤ・ラウチ
撮影 ヤルッコ・T・ライネ
音楽 スタイン・ベルグ・スベンドセン
出演 シーリ・ソラリンナ/ソフィア・ヘイッキラ/ヤニ・ボラネン/ライノ・ノルディン
《解説》
誰もが羨む幸せな家庭で少女の抑圧された感情が〈卵〉に満ちる時、悪夢は生まれる、戦慄の北欧イノセントホラー
長女が見付けた謎の卵の孵化をきっかけに起こる恐ろしい事件により、家族の真の姿が浮き彫りになっていく様を描いたフィンランド製ホラー
監督は世界の映画祭で短編作品が高い評価を受け、今回が長編デビューとなる新鋭女性監督ハンナ・ベルイホルム、主人公は約1200人のオーディションから選ばれたシーリ・ソラリンナ
《物語》
フィンランドで暮らす12歳の少女ティンヤ、両親と弟の4人家族、母親が家族団らんの姿を動画で撮っていると窓に何かがぶつかる音がした
ティンヤが窓を開けると一羽のカラスが家の中に入り荒らし始める、どうにかティンヤがブランケットを被せて捕まえ外に出そうとするが母親がそれを手に取り笑顔でカラスの首を捻り殺した
ティンヤは母親にゴミ箱に捨てるよう言われてゴミ箱に捨てた、翌朝にティンヤがゴミ箱を見るとカラスがいなくなっていた、近くの森を探したティンヤは死にかけているカラスを見付けた
苦しんでいるカラスをティンヤは石で殴って死なせてあげ、カラスのそばにはカラスが産んだと思われる卵があり、ティンヤはそれを持ち帰った
体操選手を目指しているティンヤは大会の出場を目指して努力しているがなかなか上達せずコーチからは大会は無理だと言われ、帰りに仲間に誘われるが走らなければならずティンヤは断った
帰宅するとカラスに荒らされたシャンデリアなどの修理をするテロという男がおり母親とキス、2人は不倫関係で夜になってティンヤは母親に大人にはそういう友達も必要だと口止め
母親は週末になると出張だと言って留守にする、最近隣に引っ越してきたレータが体操をし、素晴らしい演技を披露してティンヤは焦る
ストレスと不安でティンヤは卵を撫でていると大きくなった卵にヒビが入り、しばらくして卵から大きな雛鳥が誕生、ティンヤは少しずつ雛鳥に愛情を感じ始めていく
《感想》
母親を演じるのはソフィア・ヘイッキラで自身で動画配信をしていてフィンランドのありふれた家族みたいなのを常に撮っているんです、それはキラキラした日常で私たち幸せそうでしょって感じのね
何度も自撮りしてその光景は何だか怖くなってきます、家も自分も綺麗にしていて自撮りが母親の全てのようなのです、娘のティンヤも一生懸命に母親に付き合ってる感じです
ティンヤを演じるのはシーリ・ソラリンナで体操選手を目指す12歳の少女で、大会に向けて練習をしているのですが直地がどうも上手く出来ないんです
コーチは練習のやり過ぎは禁物と言うのですが、母親は出来るまで練習をさせるのです、手には豆が潰れて血が出るほどです、それでも努力の甲斐があって着地出来るようになるんです
大会に出たティンヤを自撮り棒で注意をされてもお構いなしに撮影しているんです、しかも生配信をしてテンション高めでね、でもティンヤの演技は上手くいかないのです、優勝を期待してたのですけどね
ティンヤが帰宅すると母親が部屋を修理するテロという男と体を触り合って母親は男の太ももを、テロは母親のお尻を触ってキスをするところを目撃
その夜に母親は大人にはそういう友達が必要なのと説明して女同士の秘密ねと、こんな言い方されたら少女は秘密を共有する感じで父親と弟には秘密って感じがありますもんね
そんな母親や体操なんかがストレスとなったのか育ててた卵から雛鳥が生まれて、それがティンヤを母親と思ったのかティンヤに頼って育っていきます、でかいくちばしの不気味な雛なのです
しかしある日にそのくちばしが取れて、段々と人間のようになっていくのです、それがティンヤの姿なのですが物凄く凶暴で、隣に引っ越してきたレータを襲い、彼女はもう普通の生活も出来なくなってしまうんです
母親はティンヤをテロに会わせる為にテロの家に、母親は不倫関係では収まらなくて恋していると嬉しそうにティンヤに話すんです、しかも前妻が産んだ赤ちゃんをまるでテロと自分の子供のように面倒を看るんです
ティンヤの分身と化した雛はテロの家にも現れてテロの赤ちゃんを襲おうとするところをテロに見付かるんです、テロはそれをティンヤだと思い母親とテロは破局、帰りの車で母親は絶叫するのです、これが一番怖いかも(笑)
おいらはティンヤが育てる雛が怪物と化して人を襲う事よりもティンヤの母親が怖かったですね、幸せいっぱいな風なのですが動画撮影と不倫に全てを懸けている感じがね、そういう人も多いのでは
家族は知らない、私だけの秘密 それが『ハッチング 孵化』です。
サンダンス映画祭で世界を驚愕させ、ジェラルメ国際ファンタスティック映画祭でグランプリを獲得、本作が長編デビューのハンナ・ベルイホルムはこの先楽しみですね。
















