『JFK』
1991年 アメリカ
《スタッフ&キャスト》
監督・脚本 オリバー・ストーン
原作 ジム・ギャリソン/ジム・マース
脚本 ザカリー・スクラー
撮影 ロバート・リチャードソン
音楽 ジョン・ウィリアムズ
出演 ケビン・コスナー/シシー・スペイセク/トミー・リー・ジョーンズ/ローリー・メトカーフ/ゲイリー・オールドマン/ジョー・ペシ/マイケル・ルーカー/ジョイ・O・サンダース/ジャック・レモン/ウォルター・マッソー/ドナルド・サザーランド/ケヴィン・ベーコン
《解説》
ケネディ暗殺の真相に迫る、今世紀最大の陰謀に迫るミステリー
「プラトーン」のオリバー・ストーン監督が、ケネディ大統領暗殺事件の謎に迫った社会派ドラマ、地方検事ジム・ギャリソンの著書「JFK ケネディ暗殺犯を追え」と、同事件を研究するジム・マースの著書を基に暗殺事件を巡る唯一の訴訟であるクレイ・ショー裁判に至るまでの顛末を、虚実入り混ぜながら描き出す
ケビン・コスナーが地方検事ジム・ギャリソンを演じ、1992年・第64回アカデミー賞で撮影賞と編集賞を受賞し、ディレクターズカット版は本編206分
《物語》
1960年11月、ジョン・F・ケネディ上院議員は稀に見る激戦の選挙に勝った、ニクソン副大統領と僅か10万票差だった、美しく優雅な妻ジャクリーンと共に彼は60年代の変革と激動を伴う新たな自由の象徴となった
そしてケネディはキューバとの秘密戦争を継承、亡命キューバ人とCIA主導の戦争だ、カストロの革命成功はアメリカ企業を脅かした
1961年のピッグス湾侵攻で緊張は最高潮に達する、しかしケネディは援護爆撃を拒否、公には失敗の責任を認めたものの私的にはCIAが嘘をつき、アメリカの全面参加を画策を主張した
1962年10月、世界は核戦争の瀬戸際となり、ケネディはキューバを海上封鎖、ソ連の攻撃用核ミサイルがキューバにあると主張、ソ連の追加核ミサイル運搬船は土壇場で引き返した、世界中が安心する事に
だがワシントンでは米ソの秘密協定の噂が流れた、キューバへ不侵攻ならミサイル撤去との説だ、共産主義に甘いとケネディは疑われた、ラオスおよびベトナムの問題も
そして運命の夏、ケネディは大学で新構想を語った、1963年11月22日、ダラスでジョン・F・ケネディは暗殺された
ニューオリンズの地方検事局のジム・ギャリソンは大統領暗殺のニュースを知りショックを受ける、そして暗殺から僅か2時間後に警官殺しの容疑でリー・ハーヴェイ・オズワルドが大統領暗殺の犯人と発表された
ギャリソンは昨年の夏からのオズワルドの記録と交友関係を調べるが、ダラス警察本部の駐車場で護送される途中で、ナイトクラブの経営者のジャック・ルビーに撃たれた
一連の出来事に疑問を抱くギャリソン、大統領を引き継いだ副大統領ジョンソンが真相究明の為、特別委員会を設置、委員長に最高裁判官のウォーレンを委員長とするが、オズワルド単独犯行説と結論した
しかしオズワルドによる教科書ビルからの狙撃は誰も証明出来ない、FBIの射撃の名手でも出来なかったオズワルドの撃った3発は驚くべき性格さだ
手動式ライフルで6秒以内に3発、しかし軍の元仲間は彼はヘタクソだったと、しかも弾丸はジグザグに飛びケネディと知事に7回命中し、しかも弾丸は無傷の新品、ありえない
ケネディが大統領を続けていれば撤退していたはずのベトナム戦争は泥沼化、アメリカは下り坂だ、ウォーレン委員会の調査結果に疑問を抱いたギャリソンは改めてケネディ暗殺事件をスタッフと共に秘密捜査する事にするのだが…
《感想》
7月8日に安倍晋三元総理大臣が暗殺されました、まさか日本で元総理が銃撃されるとは信じられません、それに警備は何をしていたのか?日本中が衝撃に揺れた一日でした
その時に不謹慎ですがジョン・F・ケネディ暗殺事件が頭をよぎったんです、要人暗殺事件で最初に出てくるのがケネディ暗殺だと思います、そして本作を思い出しました、監督は「プラトーン」のオリバー・ストーン
ケネディ暗殺に疑問を持つジム・ギャリソンを演じるのはケビン・コスナーでニューオリンズの地方検事でケネディ暗殺にショックを受けるものの別の意味でのショックも受けるのです
ゲイリー・オールドマン演じるリー・ハーヴェイ・オズワルドがとある関係者の間では有名人だった事からギャリソンは疑問を持つのです
奇妙な過去を持ち、奇行を繰り返し、キューバ人との団体とトラブルを起こしていた人物だったのです、海兵隊に入隊したオズワルドはロシア語を専門的に勉強し、後にソ連に亡命、ソ連人女性と結婚にアメリカに帰国
亡命して軍事機密を引き渡したのにアメリカは帰国を許可、ニューオリンズに引っ越した後にカストロの支援団体に参加してビラ配りの際に逮捕されています、これは作品内では予定されていた事だと
1963年10月にオズワルドはテキサス教科書倉庫に就職、このビルの6階の窓からケネディを狙撃して暗殺、しかし事件発生直後には2階で食事をしているのを目撃されています
犯行は否認するも警察に逮捕され、尋問調書などは残っていない、逮捕から2日後に警察の地下駐車場でジャック・ルビーに発砲されて死亡、作品内ではオズワルドとルビーは友人関係だったと描かれています
ジャック・ルビーはマフィアの仕事でキューバから銃や金の運び屋をしていた、その後にナイトクラブを経営しながらマフィアの仕事もしていた、そんな彼が警察の駐車場に入れるのか疑問ですね
ギャリソンはケネディ暗殺の真実を使命と捉えたのか徹底的に調査し、家庭を顧みない事から妻のリズに強く非難されるのです、リズを演じるのは「キャリー」のシシー・スペイセク
それでもギャリソンは関係者に話しを聞くのです、ケヴィン・べーコン演じるウィリー・オキーフはケネディを嫌っていたがオズワルドの犯行ではないと
トミー・リー・ジョーンズ演じるクレー・ショーはギャリソンの調査に憤り、その調査での経費を無駄遣いだとマスコミに伝え、地方検事局はマスコミに追われる事になります
「リーサル・ウェポン2」のジョー・ペシ演じるディヴィッド・フェリーはギャリソンに話すのですが怯えてしまい、数日後には自殺に見せ掛けられて殺されます、こうして関係者が次々と不審死するのです
ギャリソンの調査に協力するビル・ブロザードを演じるのはマイケル・ルーカー、スージー・コックスを演じるのはローリー・メトカーフ、そしてギャリソンに重要な情報を与える大佐を演じるのがドナルド・サザーランド
クレイ・ショー裁判でのケビン・コスナーの演技は圧巻でしたね、他の出演者も抑えた演技やメリハリがあって素晴らしかったです
いま、アメリカ騒然!映画は今世紀最大のミステリーに到達した! それが『JFK』です。
戦争を辞めたかったケネディなのですが、結果的にベトナム戦争でアメリカは莫大な軍事費を生み出し、戦争によって国民を団結させ、国家の強さを示す事ができたのです、皮肉な事です、2029年まで暗殺事件の資料は公開禁止です。



















