ダークナイト ライジング | 続・237号室 無事是A級からZ級映画列伝

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『ダークナイト ライジング』

 

 

 

 

 

2012年 アメリカ

 

 

 

 

 

《スタッフ&キャスト》

 

 

監督・脚本 クリストファー・ノーラン

 

脚本 ジョナサン・ノーラン

 

撮影 ウォーリー・フィスター

 

音楽 ハンス・ジマー

 

 

 

出演 クリスチャン・ベール/マイケル・ケイン/ゲイリー・オールドマン/アン・ハサウェイ/トム・ハーディ/マリオン・コティヤール/ジョセフ・ゴードン・レヴィット/モーガン・フリーマン/マシュー・モディーン/ベン・メンデルソーン/バーン・ゴーマン/アロン・モニ・アブトゥブール/ジュノー・テンプル/リーアム・ニーソン/キリアン・マーフィー

 

 

 

 

 

《解説》

 

 

伝説が終わる

 

クリストファー・ノーラン監督による「バットマン ビギンズ」「ダークナイト」に続くシリーズ完結編、「ダークナイト」から8年後を舞台に、ゴッサムシティを破壊しようとするベインと戦い、謎に包まれたキャットウーマンの真実を暴くブルース・ウェインの姿を描く

 

今回も主演のクリスチャン・ベールをはじめ、マイケル・ケインやゲイリー・オールドマンらが続投、新キャストにアン・ハサウェイやトム・ハーディらと共に見せる、最終章にふさわしい壮絶なストーリー展開に熱狂する

 

 

 

 

 

《物語》

 

 

ジョーカーとの闘いから8年、バットマンは夜の闇に消え、ヒーローから逃亡者となってしまった、あの夜から8年、トゥーフェイスとなった地方検事ハービー・デントの死の責任を一身に背負い、バットマンはゴッサムシティから姿を消した

 

 

デントとの死闘で脚を負傷し、その後遺症でブルース・ウェインはバットマンの活動から退き、本職であるウェイン財団の管理に就いていた

 

 

犯罪防止の為に制定されたデント法によってゴッサムシティにおける犯罪活動を制圧出来ていたが根本的な解決には目を背けられていた

 

ウェイン邸でチャリティーパーティが開かれたその夜にメイドに化けた謎の女によって母の真珠のネックレスが盗まれてしまう、しかしその狙いはブルースの指紋

 

そのしなやかな動きはまるで猫のよう、調査の結果で犯人はセリーナ・カイルで怪盗だ、その犯罪の理由も謎に包まれていた、彼女に依頼したのはダゲットでその共犯者がベイン

 

 

ベインはブルースの師であるラーズ・アル・グールから教えをうけるが破門、ブルースにとっては兄弟子に当たるベインの暗躍が浮かび上がってきた、ゴッサムシティの真の脅威はベインだ

 

ベインらテロリスト集団が証券取引所を襲撃するが犯人逮捕にバットマンが復活、しかし警察はデント殺害犯としてバットマンを追うが闇に消えた

 

 

しかし主人に普通の幸せを手にしてもらいたい執事のアルフレッドはバットマンへの復帰に反対し、彼はあえてブルースの元を去った

 

 

ダゲットに裏切られたセリーナを助けたバットマンはベインによる証券取引所襲撃にはブルースの指紋が使われていると聞き、その結果、ブルースは財産を全て失い破産状態になってしまう

 

ウェイン産業がダゲットに乗っ取られエネルギー計画が兵器にされるのを防ぐ為にクリーンエネルギー開発に熱心な役員のミランダ・テイトを後任にする

 

 

ベインは用済みのダゲットを始末し、セリーナを使ってバットマンを誘き出し、ベインとの直接対決に挑むバットマンだったが…

 

 

 

 

 

 

《感想》

 

 

前作「ダークナイト」で復讐の鬼となったハービー・デントは転落死し、地方検事として市民の希望だったデントが復讐の鬼となった事が市民に知られればジョーカーの狙い通り絶望する、なのでバットマンはその罪を被る事にして姿を消したのでした

 

それにブルースの大切な人レイチェルもバットマンがデントを助けている間に殺され、ブルースはバットマンとなる事を辞めて隠居生活となってしまいます、ブルースを演じるのはクリスチャン・ベール

 

 

しかもその闘いの後遺症で脚が悪くて杖をついて歩いています、チャリティーパーティを開いてもブルースは姿を見せず、良からぬ噂ばかりが流れるんです

 

メイドがウェインに食事を持って行くとウェインが杖をついて現れます、ウェインはそれがただのメイドではないと見抜くのですが、杖を蹴られてウェインは転倒し、メイドは逃げるのです

 

このメイドのセリーナ・カイルを演じるのはアン・ハサウェイ、とにかくセクシーで黒の革のスーツでキャットウーマンとなった姿は本当にカッコイイ

 

 

セリーナに嵐が来ると言われてブルースはバットマンとなります、襲った証券取引所から逃亡したベインらを追うのですがこの登場の仕方がカッコ良かったね、街灯が消えて真っ暗な中にバットマンは強烈なバイクで現れるのです

 

 

セリーナは金持ちからしか盗まない怪盗なのですが、ダゲットに依頼されてブルースの指紋を盗んだのです、しかしそれが悪用されてブルースは破産となってしまいます、その為に証券取引所を襲ったのです

 

全てのデータベースから個人情報を消せるクリーン・スレートを報酬としていたのですがそれは存在せず、セリーナはダゲットに詰め寄るもベインの部下が現れるのです

 

 

そこにバットマンが現れてセリーナを救出するのですが、セリーナを通じてベインのアジトに行くのですがセリーナは命が惜しくてバットマンをベインに引き渡すのです、そこで一騎打ちとなりますがベインは圧倒的に強い、ベインを演じるのはトム・ハーディ

 

 

ブルースの良き理解者のアルフレッドはブルースを助ける為に去るのです、演じるのはマイケル・ケイン、ウェイン産業の社長のルーシャス・フォックスを演じるのはモーガン・フリーマン、そして本部長のゴードンを演じるのはゲイリー・オールドマン、名優揃いですね

 

そしてバットマンの正体がブルースだと確信していた警官のジョン・ブレイクを演じるのはジョセフ・ゴードン・レヴィットで本部長のゴードンにも認められて市民を救うために奔走します

 

 

ウェイン産業の役員のミランダ・テイトを演じるのはマリオン・コティヤールで、クリーンエネルギーに熱心に取り組んでいるのです、それに美人だとルーシャスは言います

 

 

ティム・バートンの「バットマン」とは一味違ってこちらもダークでクリストファー・ノーランは三部作で素晴らしく完結させましたね、ラストは胸に沁みたし、アルフレッドが見た物が現実であって欲しいと思うのはおいらだけではないはず

 

 

 

 

 

 

伝説が、壮絶に、終わる それが『ダークナイト ライジング』です。

 

 

 

 

 

おいらとしてはこの作品が三部作では一番好きかも。

 

 

 

 

 

 

 

 

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