天使の恋 | 続・237号室 無事是A級からZ級映画列伝

続・237号室 無事是A級からZ級映画列伝

タカによるA級からZ級映画まで、榮級は絢爛豪華な超大作、美級は美しい女優や映像美、死級は禍々しい阿鼻叫喚、出級はあのスターの意外な出演作、イイ級は耽美なエロティシズム、Z級は史上最悪なクソ映画、その全てをレビューと少しの競馬予想と日常の出来事

 

 

 

 

 

『天使の恋』

 

 

 

 

 

2009年 日本

 

 

 

 

 

《スタッフ&キャスト》

 

 

監督・脚本 寒竹ゆり

 

撮影 角田真一

 

音楽 indigo blue/渡辺善太郎

 

 

 

出演 佐々木希/谷原章介/山本ひかる/大石参月/七菜香/加賀美早紀/深水元基/酒井若菜/吹越満/津田寛治/近江谷太朗/笑福亭鶴光/若松麻由美

 

 

 

 

 

《解説》

 

 

本気で恋したら、運命にぶつかった

 

ケータイ小説史上最高のアクセス数を誇り、書籍も大ベストセラーとなった純愛ストーリーを映画化、過去にトラウマを抱える女子高生が、ある大学教授との出会いによって人を愛することを知り、成長していく

 

監督は上野樹里や佐藤健のイメージDVDを手掛けてきた新人女性監督の寒竹ゆり、主人公の女子高生をカリスマモデル、佐々木希が演じる、体当たりの演技でヒロインを熱演する彼女に注目

 

 

 

 

 

《物語》

 

 

飛び抜けて美しく、常に仲間の中心にいる理央17歳、高校でイジメを受けているトモコを助けて仲間に入れて、昼夜を問わずに遊びまくる

 

 

過去の出来事から、理央は仲間を信じているわけではなく、自分に役に立つ人とお金にしか興味がなかった、助けたトモコも利用する為に助けたのだ

 

酔っぱらって意識を失ったトモコが目を覚ましたのは理央の高級マンション、そこは理央が援助交際相手に借りてもらっており、メイクをしてトモコをゴージャスに変身させた

 

 

そこで理央は切り出した、一緒に援助交際をしようと、イジメから救ってくれた理央の為にトモコは援助交際をするが、理央たちはホテルから出てきたトモコと男の写真を撮り男を恐喝

 

 

トモコをイジメていたナオコも理央の手下で初めから仕組まれていた事、理央はナオコこそが1番だとキス、理央にとってはトモコもナオコも役に立つ道具にすぎない

 

そんなある日、理央はひょんな事から知り合った、どこか寂し気な35歳の大学講師の光輝と出会い、一瞬で恋に落ちた、出会ったその日に光輝は倒れてしまい理央は彼を病院へ

 

 

翌日にお礼の電話を受けた理央は訳も分からず病院に駆け付けていた、彼の講義する大学にも忍び込み、しかも個人的に歴史の勉強をみてもらう理央

 

 

光輝の前で天真爛漫に振る舞う理央に光輝は少し圧され気味ながらも惹かれていく、理央は初めて人を愛し、これまでの自分を悔い改めようと援助交際を辞め、マンションと自由に使っていたカードを返した

 

 

社会のテストで満点を取ったらデートの約束を取り付けて、社会の勉強に力を入れ、仲間たちも応援してくれる、2人の距離も縮まるが、彼には彼女を受け入れられない理由があった

 

 

 

 

 

 

《感想》

 

 

とにかく佐々木希の可愛さが全開な作品で、佐々木希の為の作品なのです、当時20歳の佐々木希が女子高生を演じています、こんな色っぽい女子高生がいるのでしょうか?

 

 

佐々木希演じる小澤理央はクラスのカースト上位の女子で誰も彼女に文句は言えません、それに援助交際をしててその相手に高級マンションとブラックカードを渡されているのです

 

 

これぐらい美しい女子高生がいると若者も中年男もほっときません、お金に余裕がある男は色んな物を与えて、それがまた喜びだったりするのでしょうね

 

 

クラスでナオコにイジメられているトモコを助けるのです、それもトモコを援助交際させて金を稼がせる為なんです、男とホテルに行かせて出てきたところを写真を撮って男を脅迫するのです、トモコを演じるのは山本ひかる

 

脅迫するのは佑二で金をせしめた後に理央は佑二と車でセックス、利用出来る者は誰でも利用して自分の体を使って男どもを虜にして翻弄するのです、佑二を演じるのは深水元基

 

理央には常に2人の取り巻きがいるんです、マキを演じるのが大石参月でミホを演じるのが七菜香、トモコをイジメていたナオコを演じるのは加賀美早紀

 

 

ナオコは学校でも家でも必要とされていないと思っていた時に理央に声を掛けられたのです、カースト上位の理央に利用されていたとしてもナオコは嬉しかったのです

 

ナオコは母親の男にずっと暴行されていたのです、母親が男に捨てられてそれがナオコのせいだと言うのです、ナオコは自分が産まれてきた意味がないと理央の目の前で自殺してしまうのです

 

理央は光輝と出会って人が変わってしまったくらい今までの事を悔い改めて、人に優しく、人を愛するようになるのです、ナオコが死んでトモコにも真実を話して絶交されてしまいます

 

 

理央は過去に辛い出来事があって傷つけられるなら傷つける側になろうと考えたのです、それを光輝や友達たちに救われて理央は大人になっていくのです

 

光輝を演じるのは谷原章介でイケメンではあるけど冴えない風貌の中年男、そんな彼に理央は一瞬で恋に落ちたのです、恋なんてそんなものなのかもしれませんね

 

 

光輝のいとこのリカを演じるのが酒井若菜で、理央がヤキモチを焼くほどのイイ女なのです、この色気は若さでは出せないものなのかも

 

 

でもとにかく佐々木希が綺麗で佐々木希を見る作品です、いつも男を翻弄していた理央が光輝に夢中になる姿は健気です、当時は佐々木希は最強だなとね

 

 

佐々木希の為の作品ですが重いテーマを含んでいて人生において大切な事も描かれています、笑って泣いて怒って喜ぶ佐々木希を見てファンになった人も多いでしょうね

 

 

 

 

 

 

あなたとあなたの愛する人に届けたい究極のラブストーリー それが『天使の恋』です。

 

 

 

 

 

最近は違う話題が多かった佐々木希なのですが、また映画に出て欲しいです、あんな旦那がいいのかな?