『ビバリーヒルズ・コップ2』
1987年 アメリカ
《スタッフ&キャスト》
監督 トニー・スコット
脚本 ラリー・ファーガソン/ウォーレン・スカーレン
撮影 ジェフリー・L・キンボール
音楽 ハロルド・フォルター・メイヤー
出演 エディ・マーフィ/ブリジット・ニールセン/ジャッジ・ラインホルド/ジョン・アシュトン/ロニー・コックス/ユルゲン・プロフノウ/ディーン・ストックウェル/アレン・ガーフィールド/ポール・ライザー/ギルバート・R・ヒル/ポール・ギルフォイル/ロバート・リッジリー
《解説》
あのうわさのアクセル刑事が帰ってきた!
口八丁手八丁の切れ者刑事が活躍するエディ・マーフィ主演の人気シリーズ、アクション・コメディ第2弾、前作よりスピード感がアップしたアクションに注目
「トップガン」や「トゥルー・ロマンス」などのアクション映画を手掛けたトニー・スコット監督作品、本作品でもスコット監督らしいスピード感あふれるアクションシーンが見逃せない
《物語》
ビバリーヒルズの高級宝石店が女をリーダーにした強盗団に襲われ、わずか数分で手際よく宝石を集めて逃走、現場にはAの文字が入った暗号のメッセージが置かれていた
デトロイト、アクセル・フォーリー刑事は高級ブランドのスーツを着てフェラーリを乗り回してあるカフェへ、そこで名前の入ってないクレジットカードを2000枚注文、偽造クレジットカード犯罪集団への潜入捜査だが経費を大量に使い楽しんでいた
ビバリーヒルズ署のボゴミルは郊外の石油工場の横をランニング、彼は周囲を伺い、土を触って去って行った、ボゴミルはアクセルに電話し、週末の釣りのキャンセルをしてお互いに気をつけようと話した
ビバリーヒルズ署は署長が交代し、前署長の下にいて残ったボゴミル、ダガート、ローズウッドの3人だけで冷遇され、部下のローズウッドを庇ったボゴミルは懲戒処分を受け、ダガートとローズウッドは交通課へ移動させられる
ボゴミルは帰宅途中に撃たれてBの文字の入ったメッセージを渡された、アクセルはニュースでボゴミルが撃たれた事を知った、ボゴミルの娘ジャンに電話をして彼が重体だと聞かされる
クレジットカード犯罪集団の潜入捜査を同僚のジェフリーに自分の振りをしていろと身代わりにしてアクセルはビバリーヒルズへと向かう
ダガートとローズウッドに事情を聞いてアルファベット事件の証拠品と資料を見せてもらい、2人を説得し、自分たちで事件を解決する事を決意
アクセルは証拠品の薬莢を盗み出し、それを作れる職人をダガートから聞いてビバリーヒルズ射撃クラブへ、そこには実行犯のカーラがおり、オーナーのデントを呼んだ
アクセルはデントがアルファベット事件の主犯だと確信、その後にアクセルは何者かに襲撃されるも撃退、アクセルは犯人の落としたマッチ箱から指紋を検出し、犯人が実行犯の1人ケインだと突き止めた
再びビバリーヒルズ射撃クラブに忍び込んだアクセルはデントの机から次の犯行場所に関する暗号を見つけ出すのだが…
《感想》
前作の「ビバリーヒルズ・コップ」とは打って変わって、アクセル・フォーリーの登場シーンは高級ブランドスーツに身を包んだカッコイイ登場でした、演じるのはエディ・マーフィ
それも潜入捜査で経費を使ってビジネスマンを演じているようです、フェラーリ328GTSを乗り回して、偽造クレジットカード犯罪集団に対してのおとり捜査なんですね
でもその途中でビバリーヒルズ署のボゴミルが撃たれて重体となるのです、それをニュースで知ったアクセルは同僚にフェラーリを乗り回させて現場にいてる振りをしてもらって自身はビバリーヒルズへ
ボゴミルを演じるのは引き続きロニー・コックスでその部下のダガートを演じるのはジョン・アシュトンでローズウッドを演じるのはジャッジ・ラインホルド
ビバリーヒルズではアルファベット事件が発生していてその実行犯の女性カーラがボゴミルを撃ったのです、演じるのは「コブラ」のブリジット・ニールセン
アクセルには2メートルのでかい女だと言われるのですが、ダガートにはビバリーヒルズにはそんな女はごまんといると説明されます、そんなモデルのような女性が多い街なのですね
ボゴミルを撃った犯人を逮捕する為にアクセルはビバリーヒルズにやって来るのですが、これまでビバリーヒルズ署が手続きを踏んでしていた捜査が進まず、アクセルがはみ出した捜査で追い詰めていきます
アクセルは最初から刑事をしていたわけではないと、防犯装置のあるドアをガムの銀紙で防犯装置を勘違いさせて侵入してしまいます、若い頃は悪い事をしていた事でもここで発揮されるのです
全作でもアクセルたちはストリップバーに行くのですが、本作でも行きます、ダガートを元アメリカ大統領のフォードだと店に言って入るのです、店を出る時にはお客や店員から拍手喝采を受けるんです
本当にエディ・マーフィのマシンガンのようなトークにみんなが巻き込まれて騙されてしまいます、口八丁手八丁で丸め込んでまんまと上手くしてしまいます
犯人の車を追ってプレイボーイ誌のマンションに行きつきます、そこの駐車場の店員役がアカデミー賞でウィル・スミスに殴られたクリス・ロックで、プレイボーイ誌のパーティには創設者のヒュー・ヘフナーが本人役で登場
監督は「トップガン」のトニー・スコットでテンポのいい展開と挿入される音楽もセンスが良くて飽きさせません、製作はジェリー・ブラッカイマーとドン・シンプソン
またまたヒートするビバリーヒルズ! それが『ビバリーヒルズ・コップ2』です。
エディ・マーフィ全盛期でめっちゃ楽しい作品となってます、続編もいずれレビューしたいですね。