るろうに剣心 最終章 The Beginning | 続・237号室 無事是A級からZ級映画列伝

続・237号室 無事是A級からZ級映画列伝

タカによるA級からZ級映画まで、榮級は絢爛豪華な超大作、美級は美しい女優や映像美、死級は禍々しい阿鼻叫喚、出級はあのスターの意外な出演作、イイ級は耽美なエロティシズム、Z級は史上最悪なクソ映画、その全てをレビューと少しの競馬予想と日常の出来事

 

 

 

 

 

『るろうに剣心 最終章 The Beginning』

 

 

 

 

 

2021年 日本

 

 

 

 

 

《スタッフ&キャスト》

 

 

監督・脚本 大友啓史

 

原作 和月伸宏

 

撮影 石坂拓郎

 

音楽 佐藤直紀

 

 

 

出演 佐藤健/有村架純/高橋一生/村上虹郎/安藤政信/北村一輝/藤本隆宏/和田聰宏/池内万作/大西武志/大西信満/堀田真由/中原丈雄/高杉旦/中村彩実/荒木飛羽/窪田正孝/江口洋介

 

 

 

 

 

《解説》

 

 

これで終わる、ここから始まる

 

和月伸宏の人気コミックを佐藤健主演&大友啓史監督で実写映画化し大ヒットを記録した時代劇アクション「るろうに剣心」のシリーズ完結編となる2部作の第2弾

 

原作では緋村剣心が過去を語る形式で物語が進む「追憶編」をベースに、剣心が不殺の誓いを立てるに至るまでの物語と、彼の頬に刻まれた十字傷の謎に迫る

 

 

 

 

 

《物語》

 

 

元治元年(1864年)、江戸時代末期様々な野望と理想が渦巻く中、徳川幕府と維新志士、剣を持つ者は二つに分かれ闘いを繰り広げていた

 

京都の対馬藩邸に縛られて捕らえられた緋村剣心は藩士たちからの尋問を受け、新しい世を作る為と言うと、藩士のひとりの耳に噛み付き、藩士の刀を口で奪い次々と斬り倒し、自らの縄を切ると残りの藩士を皆殺しにして姿を消した

 

 

その後に新選組が駆け付け、犯人は人斬り抜刀斎だと確信する

 

 

ある夜、重倉家屋敷前で暗殺を請け負った剣心はその目的の男と仲間を斬り捨てるも、何度も立ち上がる清里明良がいた、彼は許婚との祝言を控え、死ぬわけにはいかないと剣心に挑むも剣心の頬に切り傷を与えるが斬り殺されてしまう

 

 

1年前、長州藩では高杉晋作が結成した奇兵隊に剣心が入隊を志願、そこで飛天御剣流抜刀術を披露し、桂小五郎は剣心の腕を高く買った

 

 

その日から剣心は小萩屋で世話になり、桂の下で暗殺者として活動をする事になり、京の町では剣心を人斬り抜刀斎と呼んで恐れられるようになる

 

 

剣心は近くの酒場で飲んでいると店に雪代巴が入り、剣心の後ろの席に座った、酔った会津藩の若い男2人が巴に絡み、それを剣心が助けて店を出た

 

 

剣心は待ち伏せされるが、そこに刺客が現れて男2人を殺して剣心に襲い掛かるも斬り捨てるが、そこに助けてもらった礼を言おうと巴が立っていた

 

剣心が斬った刺客の血しぶきを浴びた巴は、あなたは血の雨を降らすのですねと言うと気を失ってしまい、やむなく巴を小萩屋の自室へと連れ帰った

 

朝になり巴は小萩屋で働いており、帰る場所がなくそのまま小萩屋の仕事を手伝い、毎日人を斬って帰ってくる剣心を出迎え、人前で寝ない剣心は巴の前で眠るようになる

 

 

人斬りに異を唱えながらも剣心を心配する巴への思いが剣心の中で次第に大きくなっていくが、巴は剣心が斬った清里明良の許婚だったのだ

 

 

 

 

 

 

《感想》

 

 

ここまでの「るろうに剣心」シリーズの緋村剣心は逆刃刀を持っているので不殺なのです、でも本作の緋村剣心は人斬り抜刀斎と恐れられる存在で、とにかく圧倒的に人を斬ります

 

 

まだ人を斬った事のない緋村剣心は長州藩の高杉晋作が結成した奇兵隊の志願者を募る場所に現れるのです、そこで剣心は飛天御剣流抜刀術を披露して、桂小五郎の配下となるのです、高杉晋作を演じるのは安藤政信、桂小五郎を演じるのは高橋一生

 

 

そこからの剣心は鬼神の如く人を斬って斬って斬りまくるのです、まさに暗殺者で慈悲の心は微塵もないように見えます、それもこれも乱世のない世の中にする為なのです

 

要人暗殺を請け負った剣心はその男と仲間を斬り捨てます、しかしただひとり斬っても斬っても立ち上がる男がいたのです、男は許婚との祝言を控えて生きる事への執念で剣心の頬に傷を付けるも斬り捨てられるのです

 

もちろん戦争は平和の為にやっているという大義名分があるでしょう、より良い世界にする為に反政府勢力がいたりします、でもその為に人が人を殺すのは如何なものでしょうか?

 

 

剣心は刀を持って向かって来る者には容赦しません、剣心は刺客を斬り捨てるのですがそこに巴が立っていて返り血を浴びていたんです、そこに雨が降って巴は、あなたは血の雨を降らすのですねと、そして倒れてしまいます

 

剣心は仕方なく巴を小萩屋に連れて帰るのですが、次の日の朝には巴は小萩屋で働いているのです、帰る場所のない巴は剣心のそばでいる事を決めるのです

 

 

雪代巴を演じるのは有村架純で、「るろうに剣心 最終章 The Final」では出番は少しでしたが剣心にとっては生涯で一番大切な女性だったのでしょう

 

 

長州藩の動きを察知した新選組の近藤勇と土方歳三は長州藩士の拠点の池田屋へと向かうのです、剣心は加勢へと向かうのですが途中で沖田総司が立ちはだかり激しい斬り合いとなるのですが沖田は途中で吐血、沖田総司を演じるのは村上虹郎

 

 

そこに斎藤一らが駆け付けて剣心と一触即発となるのですがそこに長州藩士が桂小五郎を無事に逃がした事を剣心に伝え、両者は刀を交える事なくその場を後にするのです

 

 

京の町は新選組の影響力が強くなり、桂は時が来るまで身を隠す事にし、剣心には町の外れで農民として身を隠すように命じ、桂は剣心の妻として巴を一緒に行かせるのです

 

 

人斬り抜刀斎と呼ばれた剣心は巴との平穏な生活に幸せを感じて笑顔になるのです、剣心は剣で時代を切り開こうとしたが、それは思い上がりで巴に幸せを教えてもらったと

 

 

もちろんそれは巴も同じなのですが巴は弟の縁が訪ねて来た事で全てを打ち明けるのです、巴は許婚がいて殺されたと、それが清里明良であの時に見回り組を止めていればと後悔しているのです

 

剣心は幕府の隠密によって狙われるのですが巴がいる事で人斬り抜刀斎の目ではなくなっているのです、それによって巴は亡くなる直前に剣心の頬に十字傷を付けて息を引き取ります、ラスボスの辰巳を演じるのは北村一輝

 

 

ラストは1868年の鳥羽・伏見の戦いに参加している剣心は長州藩の勝利で江戸幕府から明治新時代へと変わるのです、幕府側の斎藤一と目を合わせるのですが剣心は刀を捨てて去ります、第1作目のオープニングに繋がる素敵なエンディングでした

 

 

 

 

 

シリーズ最高傑作、誕生 それが『るろうに剣心 最終章 The Beginning』です。

 

 

 

 

 

これで、るろうに剣心は幕を閉じるのですが、このキャラクターは魅力的なのでいつかリメイクされるかもしれませんね。