ゴッドファーザー | 続・237号室 無事是A級からZ級映画列伝

続・237号室 無事是A級からZ級映画列伝

タカによるA級からZ級映画まで、榮級は絢爛豪華な超大作、美級は美しい女優や映像美、死級は禍々しい阿鼻叫喚、出級はあのスターの意外な出演作、イイ級は耽美なエロティシズム、Z級は史上最悪なクソ映画、その全てをレビューと少しの競馬予想と日常の出来事

 

 

 

 

 

『ゴッドファーザー』

 

 

 

 

 

1972年 アメリカ

 

 

 

 

 

《スタッフ&キャスト》

 

 

監督・脚本 フランシス・フォード・コッポラ

 

原作・脚本 マリオ・プーゾ

 

撮影 ゴードン・ウィリス

 

音楽 ニーノ・ロータ

 

 

 

出演 マーロン・ブランド/アル・パチーノ/ジェームズ・カーン/ジョン・カザール/ダイアン・キートン/ロバート・デュヴァル/リチャード・カステラーノ/タリア・シャイア/モーガナ・キング/スターリング・ヘイドン/ジョン・マーリー/リチャード・コンテ/アル・レッティエリ/ジャンニ・ルッソ/アレックス・ロッコ/エイブ・ヴィゴダ/ジョン・マルティーノ/アンジェロ・インファンティ/フランコ・チッティ/アル・マルティーノ/ビクター・レンディナ/レニー・モンタナ/トニー・ジョルジオ/コラード・ガイバ/ルイス・ガス/サルヴァトーレ・コルシット/ガブリエル・トッレイ/ジュリー・グレッグ/アーデル・シェリダン/シモネッタ・ステファネッリ

 

 

 

 

 

《解説》

 

 

権力という孤独、愛という哀しみ、男という生き方

 

アメリカのマフィアの内幕を描いたマリオ・プーゾのベストセラー小説を、当時32歳のフランシス・フォード・コッポラ監督が映画化した壮大なファミリードラマ

 

イタリア・シチリア島からアメリカに移住し、巨万の富を築き上げたヴィトー・コルレオーネ一族の跡目相続や、世代交代を謀る周囲のマフィアとの間に起こる抗争が重厚なタッチで綴られる

 

 

 

 

 

《物語》

 

 

第二次世界大戦後の1945年、アメリカ・ニューヨークの裏社会は5大ファミリーと呼ばれるマフィアによって支配されていた、その中でも最大の勢力を誇っているのが、イタリア・シチリア島出身のドン・ヴィトー・コルレオーネ率いる、コルレオーネ・ファミリーで、政治家や警察をも支配する力を持っていた

 

 

ドン・コルレオーネの娘コニーとカルロ・リッジの結婚式がドン・コルレオーネ邸で盛大に執り行われた、ドン・コルレオーネには他に3人の息子と1人の養子がおり、末弟のマイケルはただ1人裏社会には入らず大学を出て、軍隊に入り戦場で活躍をし、英雄と呼ばれていた、式に参列したマイケルは婚約者のケイを家族に紹介

 

 

一方、ドン・コルレオーネの長男ソニーは妻のサンドラとは不仲で部屋に愛人を呼んで情事に耽る、カルロは養子で次期相談役の弁護士のトム・エイゲンを通じてドン・コルレオーネのファミリー入りを打診するも、ドン・コルレオーネは生活の面の面倒は見るがファミリー入りは断った

 

ある日、5大ファミリーの1つタッタリア・ファミリーの客で麻薬密売人のヴァージル・ソロッツォが麻薬取引の話しを持ち掛けてきた、ソニーは他のファミリーが手を出す前に、トムも将来的には有益だと前向きだが、ドン・コルレオーネは麻薬ビジネスを拒んだ

 

 

そこでドン・コルレオーネは用心棒のルカをタッタリア・ファミリーに潜入させ、ソロッツォについて探ろうとするが、素性がバレてルカは殺されてしまう

 

 

ソロッツォはトムを拉致し、運転手兼用心棒のポーリーが病気で不在、ドン・コルレオーネは次男のフレドと買い物に出掛けるがそこでソロッツォの手下に襲撃される

 

 

新聞記事で事件を知ったマイケルはソニーに連絡、ドン・コルレオーネは重傷ではあるが一命を取り留めた、ドン・コルレオーネが生きている事を知ったソロッツォは目論見が外れ、トムを解放して手打ちをしようとする

 

ソニーは幹部やマイケルを招集してタッタリア・ファミリーとの戦争を決める、タッタリアと内通していた運転手のポーリーを殺害し、更にソニーはタッタリアのドンであるフィリップの息子で後継者のブルーノを殺害

 

ドン・コルレオーネの見舞いに訪れたマイケルはタッタリアの襲撃者からドン・コルレオーネを守るが復讐を誓い、ソニーにソロッツォを始末すると告げ、マイケルは裏社会に入る事を決意

 

 

マイケルはソロッツォとの会談に応じる振りをしてレストランでソロッツォと買収された警察署長を殺害してシチリア島へと高飛び

 

 

その後もニューヨークでの抗争は熾烈を極めてコルレオーネ・ファミリーはタッタリア・ファミリーに大打撃を与えて勝利が目前と見られたがカルロがコニーに暴力を振るい怒ったソニーが車で向かうがその途中で機関銃で無惨に殺された

 

 

シチリア島ではマイケルは若い娘アポロニアに一目惚れをして結婚、しかし護衛役が裏切り車に爆弾を仕掛け、アポロニアがマイケルの身代わりとなって爆死

 

 

意識の回復したドン・コルレオーネはソニーの死にショックを受けてタッタリアとの手打ちを決め、バルジーニ・ファミリーが仲介役となって5大ファミリーの会合が開かれる

 

 

タッタリアがただのポン引きだと見抜いたドン・コルレオーネはソニー殺しにバルジーニ・ファミリーのドン・エミリオだと確信、ドン・コルレオーネは正式に後継者として自らは身を退いた、マイケルは報復の計画を進めていく

 

 

 

 

 

 

《感想》

 

 

オープニングではドン・コルレオーネの娘のコニーの結婚式が執り行われています、そこに葬儀屋のアメリゴが2か月前に娘が交際相手とその友人に暴力を振るわれて鼻と顎を潰された事で復讐を依頼

 

アメリゴは金は払うと言うがここしばらくは音沙汰がなかった、アメリゴはマフィアとは関わり合いたくはなく堅気で商売をしていた、ドン・コルレオーネは友の証を見せれば無償で引き受けると

 

 

結婚式には人気歌手ジョニーが現れてコニーの為に歌を捧げる、ジョニーの名付け親はドン・コルレオーネでずっと面倒を見てきた、しかしここ最近は落ち目で、しかも俳優としての仕事も映画プロデューサーのジャックがジョニーを扱わない

 

ドン・コルレオーネはトムをハリウッドのジャックの元に向かわせて交渉、ジャックは手塩に育てた女優の卵に手を出したジョニーは許さないと首を縦に振らない、しかし翌朝にはジャックのベッドに彼の自慢の愛馬の首が転がっていた

 

 

こうしてドン・コルレオーネの恐ろしさを見せ付けたのですが、道徳心は強くて義理固くて慈悲深い人物で部下からだけでなく一般人からも尊敬されています、演じるのはマーロン・ブランドでさすがの迫力です

 

 

ドン・コルレオーネの三男で裏社会には入っていないマイケルを演じるのはアル・パチーノ、ドン・コルレオーネはこのまま表社会での活躍を望んでいたものの抗争で兄のソニーの死で裏社会に入る事を決意

 

 

長男のソニーを演じるのはジェームズ・カーンで、ドン・コルレオーネの後継者と目されていたものの、短気な性格で暴力沙汰と女癖が悪く、ドン・コルレオーネのような聡明さはありません、短気が災いして殺されてしまいます

 

 

ドン・コルレオーネの次男のフレドを演じるのはジョン・カザールでマフィアには程遠い男で気が弱くて行動力もなく、ドン・コルレオーネの襲撃事件ではその場にいたものの何も出来ず、カジノビジネスを学ぶ名目でラスベガスへと送られます

 

ドン・コルレオーネの養子でファミリーの相談役のトム・エイゲンを演じるのはロバート・デュヴァルで孤児だったところをドン・コルレオーネに拾われる、ソニーら兄弟と同等の愛情を受けて育てられて恩義を感じており、ファミリーに尽くしています

 

ドン・コルレオーネの娘のコニーを演じるのはタリア・シャイアでオープニングで結婚式を挙げるもファミリーから冷遇される夫のカルロから暴力を受けているんです

 

 

そのカルロを演じるのがジャンニ・ルッソでファミリーから認められずコニーに暴力を振るうのです、ソニーの死後にマイケルに認められて夫婦円満となるのですが、ソニー殺害に関与していてマイケルにカルロが頼れる奴は全員殺した後に命の保証を約束し、自白を強要した後に殺害されます

 

 

マイケルの婚約者のケイ・アダムスを演じるのはダイアン・キートン、大学で知り合った2人でマフィア家族とは知らなかったのですがマイケルは裏社会には入らないと決めていたのですが、ドン・コルレオーネの報復でシチリア島に国外逃亡されて音信不通となるのですが、その後に帰国したマイケルと再会して結婚するものの、裏社会に入った彼を不安に苦しめられます

 

 

タッタリア・ファミリーのドンのフィリップを演じるのはビクター・レンディナで前半部分の敵となります、ドン・コルレオーネとは息子を殺し合い激しい抗争となります、しかし黒幕がいてフィリップは愛人といたところを機関銃で射殺されます

 

フレドが送られたラスベガスのドンと言われるモー・グリーンを演じるのはアレックス・ロッコでドン・コルレオーネから多額の資金を受けており親交があります、マイケルからカジノ買収を要求されると憤慨、コルレオーネ・ファミリーを見切りバルジーニ・ファミリーに移りマイケルから敵とみなされて暗殺されます

 

まさか裏社会を嫌っていたマイケルがラストにはドン・コルレオーネとなるなんてね、まさに人生なんて分からない物なのですが、実のところは一番その才能はあったのかもしれませんね、監督はフランシス・フォード・コッポラで出世作となりました

 

 

 

 

 

 

暖かさ、暴力、ノスタルジア、最高の演技を見せるマーロン・ブランドの説得力、ゴッドファーザーはすべてをかねそなえた それが『ゴッドファーザー』です。

 

 

 

 

 

初めて観てからもう何年経ったでしょうか?観る度にいろんな発見があったりします。