『血のバレンタイン』
1981年 カナダ
《スタッフ&キャスト》
監督 ジョージ・ミハルカ
脚本 ジョン・ビアード
撮影 ロドニー・ギボンス
音楽 ポール・ザザ
出演 ポール・ケルマン/ロリ・ハリアー/ニール・アフレック/キース・ナイト/アレフ・ハンフリーズ/シンシア・デイル/ドン・フランクス/ラライー・レイノルズ/ピーター・カウパー
《解説》
聖バレンタインの日に次々と起こる惨劇!
徹底的な残酷描写が語り継がれてきた、伝説的ショッキングホラー、バレンタインデーに血で血を洗う連続殺人事件が起こる、熱狂的なファンを生んだカルト作品として知られ、2009年にはリメイク版が製作された
炭鉱夫姿という殺人鬼のビジュアルが公開当時話題を呼んだ、箱詰めされる心臓など衝撃の残酷シーンを容赦なく詰め込み、最後まで犯人の正体が分からない展開に息つく暇もない
《物語》
東岸に面した小さな鉱山町ハニガー、この静かで平和な町で20年ぶりにバレンタインデーが復活した、炭鉱で働く若者たちは若い女の子たちとパーティーの約束
その中でもひときわ美しい金髪のサラはアクセルと恋人同士、以前は町長の息子のT・Jの恋人だったが、故郷とサラを捨てて都会へと出たのだが夢破れて戻って来たのだ
バレンタインデーパーティーの準備中にハニガー町長に贈られたハート形キャンディ箱には「血まみれのハートが君らを警告する、2月14日のあの事件を思い起こすのだ」と手紙が付いていた中には血に染まった心臓が詰め込まれていた
20年前の悪夢が蘇る、バレンタインデーで町の人々がパーティーを開き祝っている頃、7人の炭鉱夫が鉱山で働いていた、そのうち2人が早くパーティーに出たくて坑内のガス量を調べずに去った、それによってガス爆発が発生した
中にいた5人の炭鉱夫が生き埋めになり、救出作業は6週間続き、1人の生存者が発見された、その炭鉱夫ハリー・ワーデンは行きのびる為に仲間の肉を食べていた、その異常体験によって発見された後に精神病院に1年収容され、翌年のバレンタインデーに退院
ワーデンは鉱山服に身を包み、爆発の原因を作った2人の炭鉱夫を殺害し、その心臓をハート型キャンディ箱に入れ、2度とバレンタインデーのパーティーを開くなとカードが置かれていた、この事件の為にそれ以来バレンタインデーは祝わなくなっていたのだ
町長は警察署長のニュービィに極秘で捜査を依頼、鑑識で調べた結果、人間の心臓だとわかった、パーティーの責任者のメイベル夫人を訪ねると、彼女は殺されてコインランドリーの乾燥機の中に放り込まれていた
T・Jとアクセルの間で揺れるサラはパーティーが憂鬱、鉱山では些細な事で2人はぶつかり雰囲気も悪い、そんな時に町長からパーティーを中止しされ、理由を明かされない若者たちは不満
彼らだけでパーティーを町はずれの鉱山で開く事にした、警告を無視した若者たちは坑内でまた1人と惨殺されていく、精神病院からの電話でワーデンは5年前に死んでいると、真犯人は一体?
《感想》
当時のホラー映画ブームもあって殺人鬼による連続殺人の作品はかなり量産されましたが、そんな中でも本作はカナダ作品で舞台も炭鉱と珍しい設定でした
バレンタインデーのパーティが20年ぶりに行われるこの町では20年間バレンタインデーがなかったって事です、日本とは趣が違うとはいえ、騒ぎたい盛りの若者は爆発しなかったのかな?
そして20年ぶりのバレンタインパーティーが行われる事が決定、しかしそれによってパーティーを中止せよと町長に血まみれの心臓が送り付けられます
オープニングで炭鉱夫の格好をした男が娼婦と炭鉱でセックスしようとして胸のハートのタトゥーに欲情したのか殺してしまいます、その女性の心臓が送られたのです
20年前に坑内で事故が起こって5人が生き埋め、たった1人生き残ったハリー・ワーデンは仲間の肉を食べて生き残っていたのです、真っ暗な中で6週間も1人で気が狂ってしまったのです
1年間の精神病院で退院、しかしワーデンは事故を誘発した2人を惨殺、2度とバレンタインパーティーを開くなとカードを残して、そんな恐ろしい出来事があった町なのです
でも若者たちはそんな話しは昔話だと聞く耳を持ちません、飲み屋のオヤジがビビらしてやろうと仕掛けを作って大笑いしているのですが、そこにツルハシを持った殺人鬼が顎を突き刺して殺します
事件が起こって町長はパーティーを中止、若者たちは自分たちでパーティーを行うのです、そこで隠れてセックスしようとした女性が持ち上げられて後ろの金具に刺されてぶら下がったまま死ぬのです
パーティー会場でサラを巡ってT・Jとアクセルが衝突、サラは愛想を尽かして仲間と炭鉱内を探検するんです、そこで殺人が起こってワーデンが現れたとT・Jとアクセルが協力して炭鉱内を捜しに行くのです
色々と残酷なシーンがあるのですが全長版は日本劇場公開されたバージョンだけで、現在観れるバージョンはアメリカで劇場公開されたカットされたバージョンなんです、なので肝心なところがカットされてます
20年前の犯人のワーデンは5年前に死んでいる事が判明するんです、そしたら犯人は誰ってなりますよね、「13日の金曜日」もそうですが犯人捜しの要素も含まれているんです
ツルハシで、ドリルで、無差別に人を襲い、殺しては心臓をえぐり出す黒い殺人鬼! それが『血のバレンタイン』です。
バレンタインデーにはぴったりな作品でしたね。



















