ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 | 続・237号室 無事是A級からZ級映画列伝

続・237号室 無事是A級からZ級映画列伝

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『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』

 

 

 

 

2009年 日本

 

 

 

 

 

《スタッフ&キャスト》

 

 

総監督・原作・脚本 庵野秀明

 

監督 摩砂雪/鶴巻和哉

 

撮影 福士享

 

音楽 鷺巣詩郎

 

 

 

出演 緒方恵美/林原めぐみ/宮村優子/坂本真綾/三石琴乃/山口由里子/山寺宏一/石田彰/立木文彦/清川元夢/長沢美樹/子安武人/優希比呂/関智一/岩永哲哉/岩男潤子/麦人

 

 

 

 

 

《解説》

 

 

アスカ「そっか、私、笑えるんだ」

 

大人気テレビアニメーション「新世紀エヴァンゲリオン」を映画化した、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」全4部作のうちの第2部、前作で汎用ヒト型決戦兵器エヴァンゲリオンで戦うという決断を自ら下した少年が、謎の生命体“使徒”とさらに激しい戦いに肉薄する

 

本作でもテレビシリーズを手掛けた庵野秀明が原作と脚本、総監督を担当、今回、初登場となる新キャラクターや、新型エヴァンゲリオンの勇姿に大興奮

 

 

 

 

 

《物語》

 

 

真希波・マリ・イラストリアスの乗るヱヴァンゲリヲン仮設5号機が出動、北極にあるネルフ旧北極基地で封印されていた第3使徒が目覚めて暴れ出したのだ、マリの乗るエントリープラグは緊急脱出、5号機は使徒を固定して自爆し基地もろとも使徒を殲滅させた

 

 

碇シンジは父・碇ゲンドウに連れられて11年前に亡くなった母・碇ユイの墓参りに来ていた、少しの会話の後にゲンドウはネルフの輸送機で、シンジはミサトの待つ車に乗って戻った

 

その途中、海上で第7使徒と国連戦艦が交戦中なのを目撃、ミサトとシンジの目の前で大型輸送機から飛び出したのは赤いボディのヱヴァンゲリヲン2号機が空中で使徒を殲滅、2号機のパイロットは式波・アスカ・ラングレーはミサトと同居してシンジと同じ中学校に通い始める

 

 

日本に帰国した加持はゲンドウに会い、人類補完計画の目的を持つ秘密結社ゼーレの資料とケースを渡し、中身を確認したゲンドウは不敵な笑みを浮かべた

 

 

第8使徒が衛星軌道上に現れ、ネルフ本部に落下が判明、ミサトはヱヴァンゲリヲン3機で使徒を受け止める作戦に出る、合図とともに走り出し真っ先に辿り着いた初号機が受け止め、零号機と2号機が使徒の殲滅に成功

 

その夜、ミサトの家でアスカは1人では何も出来なかった事を認めてシンジと打ち解けた、シンジもゲンドウに褒められた事に喜びを感じていた

 

 

ネルフ北米第2支部とヱヴァンゲリヲン4号機消滅の報せが入った、その影響でアメリカで開発中の3号機を日本に移送して起動実験にアスカが名乗り出る、しかしコクピット内に使徒が侵食して暴走

 

 

実験施設の爆発に巻き込まれたミサト不在の中、ゲンドウはヱヴァンゲリヲン3号機を第9使徒として迎撃を命じるがシンジはアスカが乗っている事に気付き攻撃が出来ない、ゲンドウはダミーシステムに切り替えて初号機は3号機を容赦なく破壊、アスカの乗るエントリープラグを嚙み砕いた

 

 

アスカは一命を取り留め、シンジはネルフを半壊しようとするが強制的に無力化されて拘束、シンジはパイロットを辞めてミサトの家を出るが新たな第10使徒が現れてシェルターへと避難させられる

 

マリが2号機に乗って使徒を迎撃、レイが零号機で自爆攻撃するも失敗、それを見たシンジはネルフ本部へと走りゲンドウに自分はヱヴァンゲリヲン初号機のパイロットだと答える

 

 

 

 

 

 

《感想》

 

 

まずは真希波・マリ・イラストリアスの登場に驚きでした、まさかの新キャラクターの登場で何だかワクワクしてきましたよ、マリはイギリス出身でネルフのユーロ支部なんです

 

 

その見た目はアニメ好きが喜びそうなメガネっ子で胸も大きくてスタイル抜群なんです、最初の登場ではスーツの胸がキツイと文句を言って、2号機に乗る時には胸もピッタリと揺らしたりね、空から現れます

 

 

そして式波・アスカ・ラングレーの登場です、こちらは予想通りでしたがテレビアニメシリーズとは名前も違ってまさか3号機で使徒に侵食されてシンジの乗る初号機に粉々にされるとは思わなかったです

 

 

アスカの初登場シーンはテレビアニメシリーズの方が好きですね、白いワンピースで登場して風でワンピースが捲れ上がってしまうのが、それで男たちは全員ビンタされるのです(笑)

 

それに女性キャラクターはみんな女を全面に出していてさり気なくエロかったりね、それでもアスカは14歳ですがマリは何歳なんだろう?やはり14歳なのかな?

 

 

そして「エヴァンゲリヲン新劇場版:序」から引き続き登場する綾波レイは少しずつ人間っぽくなって、以前なら裸を見られても動じなかったのにシンジに対して頬を赤らめたり、ポカポカすると言ったりね(笑)

 

 

主人公の碇シンジは以前より初号機に乗る意識が高くなって使命感も出てくるんです、それに父・碇ゲンドウとの関係も少しずつ改善されていってるようなんです

 

それでレイがシンジとゲンドウを一緒に食事をさせようと一生懸命料理を練習するんです、以前のレイには考えられないですよ、それを感じたゲンドウはシンジとの食事会を了承するんです

 

 

でも使徒の出現でその食事会はキャンセルとなってしまいます、しかもアスカがレイに食事会をさせる為に自分が3号機の起動実験のパイロットに名乗り出すんです、そこでレイが一言電話で「ありがとう」とね

 

でも残念なのは第10使徒が登場して2号機も零号機も倒されてシンジはパイロットを辞めているのですがネルフ本部に駆け付けて初号機に乗るんです、おいらが好きなテレビアニメシリーズの第19話「男の戦い」なんですが、劇場版は割とあっさりでおいら的にちょっとだけガッカリでした

 

 

そしてサードインパクトを引き起こす初号機なんですが月面から渚カヲルの乗るヱヴァンゲリヲンMark.06が槍で初号機のコアを貫いてサードインパクトを食い止めるんです

 

シンジにはレイが全てのようでシンジはレイに母親の面影を見たのかもしれませんね、それはゲンドウも同じなのかも、それほど碇ユイの存在は大きかったのでしょう

 

 

 

 

 

 

エヴァだけが可能とする行先不明のライブ感覚、いま、大転換のための幕があがる、押し寄せる戦慄の感覚、それはまさに波なのである! それが『エヴァンゲリヲン新劇場版:破』です。

 

 

 

 

 

衝撃のラストから「エヴァンゲリヲン新劇場版:Q」への続きが楽しみで仕方ないです。