『おとなの事情』
2016年 イタリア
《スタッフ&キャスト》
監督・脚本 パオロ・ジェノベーゼ
脚本 フィリッポ・ボローニャ/パオロ・コステラ/パオラ・マミーニ/ロランド・ラベッロ
撮影 ファブリッツィオ・ルッキ
音楽 マウリツィオ・フィラルド
出演 ジュゼッペ・バッティストン/アンナ・フォッリエッタ/マルコ・ジャリーニ/エドアルド・レオ/バレリオ・マスタンドレア/アルバ・ロルバケル/カシア・スムトゥアニク
《解説》
スマホの中に、人に言えない秘密はありますか?
スマートフォンの通話やメールの履歴をさらけ出すゲームをきっかけに、夫婦や友人間にさまざまな疑惑が巻き起こっていく様を描いた、イタリア製のワンシチュエーションコメディ
イタリアのアカデミー賞に当たるダビッド・ディ・ドナテッロ賞で作品賞、脚本賞を受賞、スマートフォンが鳴るたびにドギマギする登場人物たちの姿に、思わず笑いが漏れる
《物語》
心理カウンセラーをしているエヴァは17歳になる娘のソフィアの事でイライラが止まらない、ソフィアの鞄の中からコンドームを見付けたからだ、恋人のグレゴリオと会うと思い一方的に娘を責めるエヴァ、整形外科医の夫のロッコは優しくソフィアをなだめる
レレと妻カルロッタは結婚して10年、10歳の息子と5歳の娘がおりマンションは狭くなり、そこにレレの母親まで同居してカルロッタのストレスは募り、夫婦げんかは増えている
コジモと妻ビアンカは結婚1年目の新婚、コジモは女たらしのプレイボーイ、獣医をしている真面目なビアンカは最近、彼の子供を望みピルを止めた
ロッコとエヴァの自宅は高級マンションでベランダから月が良く見える、今夜は月食でロッコの幼なじみの仲良し4人組とその妻が集まる事になっている
ロッコ宅に着いたレレ夫妻とコジモ夫妻はペッペの話しをする、離婚したペッペは独身だったが最近は恋人が出来て婚約し、今夜はそのルチッラを連れて来る予定になっていた
ところがルチッラが熱を出してペッペはひとりでやって来た、一同はルチッラを楽しみにしていただけにガッカリ、それでもみんなはルチッラの話しをペッペから聞いた
テーブルを囲んで食事会が始まり、話題は夫の浮気メールを妻が見た事で離婚した話、エヴァはスマホは生活の全てが記録されたブラックボックスだと言い、お互いのスマホを見ても別れずにいられるかと
みんなは秘密なんか何もないと言うもスマホをテーブルに置いて届いたメールやメッセージを見せ合うゲームをしようと言い出す、男性陣は反対するが女性陣に押し切られて、テーブルの上に7台のスマホが並べられた
《感想》
まったく好きな人のスマホなんて見ても良い事なんて一つもないよ、もしかして浮気相手とのメールやメッセージがあるかもしれませんし、異性との友人との親しげなメールやメッセージでも気分が良いものではありませんよね
こんなゲームをしようと言い出したエヴァは自分には何も問題がないので堂々としているのです、エヴァを演じるのがカシア・スムトゥアニクで夫のロッコに掛かってきた娘からの電話でショックを受けます
ロッコを演じるのがマルコ・ジャリーニで娘とはエヴァと違って良好な関係なのですが、17歳の娘の彼氏との性行為に対して避妊具を渡したりと大人になる娘に寛大なのかも
でもロッコはエヴァに秘密がある事を知らないままなのです、それはテーブルの上に置いたスマホには何も問題ないので堂々としていられるのです
レレは毎晩、女友達から画像付きのメールが送られてくるので、それを妻のカルロッタに見られると変な疑いを受けるので同じスマホを使っているペッペに交換してもらうんです
レレを演じるのがバレリオ・マスタンドレアで、妻のカルロッタにレレの母親を老人ホームに入れようかと案内状を依頼していた事をカルロッタに掛かってきた電話で知るんです
カルロッタを演じるのがアンナ・フォッリエッタでカルロッタはレレがペッペと交換したスマホで衝撃的なカミングアウトで動揺してしまいます、その内容は実際はペッペなのですが、ペッペはレレに対するみんなの対応に疑問を感じてしまうんです
ペッペを演じるのがジュゼッペ・バッティストンで独身なのですが恋人を連れて来る予定だったのですが恋人のルチッラは熱が出て不参加でみんなはガッカリ
新婚のコジモとビアンカなのですがコジモは女たらしのプレイボーイで浮気相手から妊娠したとの電話でビアンカはショックを受けるんです、コジモを演じるのがエドアルド・レオ
ビアンカを演じるのがアルバ・ロルバケルでコジモの浮気のショックでトイレに閉じこもってしまいます、そこで厚い化粧をして出て行ってしまうんです
カルロッタがロッコ宅に向かう前に家を出る時にパンティを脱いでノーパンで行くんです、最初は何でこんな事をしているのかと思ったら出会い系で知り合った人に言われての命令だったんです、これを知ったレレは当然怒り心頭です
人のスマホなんて見ても何も良い事なんてないんです、ロッコ宅を出た後に意外なラストとなるのですがおいらとしてはポカーンとなってしまいました
隠し続けてきた秘密の暴露から見えてきたのは、悩みながら生きる、おとな達の姿だった それが『おとなの事情』です。
誰にでも秘密のひとつやふたつありますよね、知られたくない恥ずかしい事なんかね














