『バトルクリーク・ブロー』
1980年 香港・アメリカ
《スタッフ&キャスト》
監督・脚本 ロバート・クローズ
撮影 ロバート・ジェサップ
音楽 ラロ・シフリン
出演 ジャッキー・チェン/ホセ・フェラー/クリスティーヌ・デ・ベル/マコ岩松/ハードボイルド・ハガディ/デビッド・シェイナー/チャオ・リー・チー/ムーカス・ムカイ/ピーター・マーク/ラリー・ドレイク/シーン・レーダー
《解説》
栄光か死か!バトルクリーク、いま、この街が全世界の男の血を燃やす
テキサスの小さな町バトルクリークで繰り広げられる世界中のプロ・ファイターたちが挑戦する格闘技選手権を中心に、それに挑む青年と彼をとりまくシカゴのマフィアの陰謀を描くアクション映画
ジャッキー・チェンのアメリカ映画初主演作品、ジャッキー扮するジェリーは、ある組織に兄の花嫁を誘拐され、その交換条件としてシカゴからバトルクリークの大会に参加する事になる
《物語》
シカゴではバトルクリークというストリートファイトが行われてマフィアが賭博を行う、ファミリーのボスであるドミニチが用意した男は対立するもう一つのファミリーのボス・モーガンが雇った大男ビリー・キッスに圧倒的に殴り倒されていた
ジェリーの恋人のナンシーとドライブを楽しみ家に戻るとドミニチの手下たちが父親クワンにショバ代を要求し、それを断ったクワンは脅されて暴力を受けた
それを知ったジェリーはドミニチの手下3人を追い掛けて痛めつけた、ジェリーはレストランを経営する父と医者をしている兄ロバート、そして武術を教えてくれる叔父のハーバートらに囲まれて暮らしていた
ドミニチの手下を退散させ、それを見ていたドミニチの甥のデビッド、手下3人を倒したクワンの息子のジェリーに興味を持ったドミニチは刺客を当てがってその実力を量る
兄のフィアンセのメイを迎えにジェリーはサンフランシスコに行くが、突然にメイが姿を消してしまう、近くにいた男が案内すると言いジェリーはドミニチの屋敷へ
そこでドミニチはテキサスで行われるバトルクリークに出場して優勝すればメイは返す、ジェリーは優勝賞金は自分がもらい、父の店に手下を来させるなと約束させる
ドミニチに冷遇されるデビッドは対立するモーガンに会い、ビリー・キッスが優勝出来たら手を組んでドミニチを引退させてボスにさせてやると言われて、デビッドはジェリーを負けさせる計画を立てる
バトルクリークの開かれる日、ジェリーは順調に勝ち進み決勝へと進んだ、しかしその夜にハーバートがデビッドに拉致され、ジェリーに負けるように脅し、試合が始まるとジェリーは攻撃出来ずにピンチとなるのだが…
《感想》
「ヤングマスター」のジャッキー・チェンのアメリカ進出第1弾として製作されました、監督はやはり「燃えよドラゴン」のロバート・クローズで音楽も同じくラロ・シフリンです
ゴールデン・ハーベスト社長のレイモンド・チョウは意気込んでプロデュースしたでしょうね、しかしジャッキー・チェンは監督のロバート・クローズと上手くいかなくて自分らしさを出せなかったそうです
たしかにここまで観てきたジャッキー・チェン作品の中でも控え目と言うか、大人しい作品でしたね、如何にもアメリカに住む中国人って感じでしたけどね
それにアメリカらしさを出す為なのか、今までより女優さんがセクシーに撮られてましたね、今までは女優さんはジャッキーのお飾りに過ぎませんでしたもの
それまでほとんどなかったラブシーンや、ジャッキーが恋人の服を脱がせるシーンなんかもありました、新鮮ではありますがイメージにないので戸惑うファンもいたのではないかな?
ジャッキー演じるジェリーの恋人ナンシーを演じるのはクリスティーヌ・デ・ベルで、ジャッキーとのキスシーンや下着姿まで披露しています、アメリカの女性がアジア人とこんなに親密になれるのかなぁ?
ジェリーに武術を教えたハーバートを演じるのはマコ岩松で神戸出身のアメリカ国籍の俳優でアメリカの映画でよく日本人の役で出ていますね
なのでジェリーは相当強くてマフィアの用心棒なんかは軽くあしらうほどです、このアクションシーンはジャッキー特有のコミカルな演出なんですが何だか物足りないです
兄のフィアンセを迎えにサンフランシスコに行くのですが、兄は相手の女性メイには会った事もないのに結婚の予定なんです、劇中では中国人にはよくある事だと説明してますが本当なのかな?
そのメイがマフィアに拉致されて、身代わりの中国系の女性を兄にあてがうんです(笑)、ジェリーの実力を見込んでバトルクリークの格闘技選手権に対立するマフィアの優勝候補の相手を倒して優勝しろとね
相手のビリー・キッスを演じるのは元プロレスラーのハードボイルド・ハガディで、ジャッキーの相手をするにはちょっと年をとったかな、それに体型もボテッとしています
それでもラストはマフィアのドミニチと何だか悪い雰囲気ではなく、めでたしめでたしって感じなんですがドミニチは兄のフィアンセを拉致してますからね、何だか色々と腑に落ちない所もありました
もう後へは引けない!この闘いの向こうにしか明日はない! それが『バトルクリーク・ブロー』です。
叔父のハーバートが拉致されたのは下着姿の女性にアプローチされたからなんです、血筋は争えないって事かな(笑)
















