『八仙飯店之人肉饅頭』
1993年 香港
《スタッフ&キャスト》
監督 ハーマン・ヤオ
脚本 ラオ・カムファイ
撮影 ツォ・ウァイケイ
音楽 ウォン・ボン
出演 アンソニー・ウォン/ダニー・リー/シン・フイウォン/ラウ・スーミン/パクマン・ウォン
《解説》
衝撃のバイオレンス描写で世界を震撼させた伝説のカルトムービー!
中華料理屋の店主からマージャンで勝った金を取ろうとしたことから店主一家7人を殺してしまい、その死体を肉まんの具にしていた店員の狂気の行動を描いた作品
マカオで実際に起こった猟奇殺人事件を、壮絶な残酷描写で描いたキング・オブ・Ⅲ級片の異名を持つ伝説の香港産スプラッター・ホラー、狂気の殺人犯を演じたアンソニー・ウォンは第13回香港電影金像奨主演男優賞を受賞
《物語》
マカオのビーチで潮干狩りをしていた親子が海岸で切断された人間の手足を発見、マカオ警察は密告者がサメに襲われたものと考えていたが殺人事件として捜査を開始
大衆食堂の八仙飯店では店主のウォン・チーハイが女性店員と2人で店を切り盛りしていた、ウォンは店を売る為に弁護士事務所を訪れるが、前の店主の署名か委任状がない為に売れないでいた
ある日の夜、新しく雇った料理人にマージャンのイカサマを目撃されたウォンは閉店後に料理人を撲殺、遺体をバラバラにして骨はゴミ袋に入れて捨て、肉はひき肉にして叉焼包の具にして客に出した
警察は何とか指紋を採取して身許を特定、遺体は八仙飯店を経営していたチェンの妻の母親だった、時を同じくして中国本土からマカオ警察に八仙飯店を経営する兄一家と連絡が取れないので捜索して欲しいと手紙が何通も届いていた
警察はこの事件は八仙飯店と関連があると睨んで調査に乗り出した、刑事たちは店に向かいウォンに事情聴取、ウォンはチェンから店を譲り受けたと説明、女性店員は中国本土から手紙が来ると証言
それらしい情報が得られなかった刑事たちはウォンに土産の叉焼包を無料で持って帰り、本署でみんなに配り美味そうに食べた
その日の夜に店を辞めたいと言い出した女性店員はウォンに乱暴された上、挙句に殺害されて他の者と同じように叉焼包の材料に使われてしまった
店の所有者はチェンのままで国外に出た記録はない、子供たちは学校を休んだまま、再び刑事たちが八仙飯店に向かうが捜査は進展せずに警察はウォンを24時間監視
ウォンはチェン一家のIDカードやパスポートを捨てて逃亡を図るが直前に逮捕される、警察は取調べで拷問を加えるがウォンは否認、しかも拷問された事をマスコミに伝えて警察は非難を浴びてしまうのだが…
《感想》
とにかく強烈な作品です、オープニングから金返せだ、金を払えだとかの口論で、相手を殴り倒してそこに灯油を掛けて焼き殺す衝撃のシーンから始まります
そこは香港でIDカードを偽造してマカオに逃亡してウォン・チーハイとして八仙飯店のオーナーとして店を切り盛りしているんです、その味は評判で繁盛しています
ウォンを演じるのはアンソニー・ウォンでその演技は強烈で恐ろしいくらいです、それに演技だけでなくその風貌も恐ろしいですね、アンソニー・ウォンは香港電影金像奨主演男優賞を受賞
当時はまだ無名の役者で監督のハーマン・ヤオはまさかⅢ級片(エログロ)作品が賞を獲るとは思わなかったそうです、それほどアンソニー・ウォンの演技は強烈でしたからね
ハーマン・ヤオは実際にあった事件をリサーチして犯人が入っていた刑務所まで行って犯人を知る受刑者にも話を聞いたそうです、それでも分からないところはイマジネーションで撮影したそうです
実際に起こった事件を映画化する事はよくあるのですが本作はそんな中でもインパクトの強い作品で観るのも躊躇する人もいるくらい凄惨な作品です、女性も子供も普通に殺しますからね
次に雇った料理人を殺すのは麻雀のイカサマを見られたからとの理由です、こんな理由で殺されたんじゃたまりませんよね、しかもバラバラにされて叉焼包の材料となります
女性店員は中国本土から手紙が来ると警察に言った事で殺されます、まずは縛られて裸にされて乱暴をされてしまいます、その後に女性のアソコに割りばしの束を突き刺して殺します
それに警察の事情聴取も凄いです、警察は暴力が禁止なので殺されたチェンの弟が収監されている刑務所に入れて毎日、受刑者から暴行を受けさせるんです、寝る間もないほどにね
自殺を図ったウォンは病院で今度は医者の協力もあって薬を使って眠らせません、背中に水膨れを作って背中をベッドに付けると激痛が走るようにして追い込むんです
そこで遂にウォンは自白するのですがチェン一家を殺すシーンは子供を5人殺すのは強烈で、演じたアンソニー・ウォンもやり過ぎたと言って本作が嫌いなようです
それに警察部長が現場や警察署にホステスを連れて来るんです、これは観ていてマカオの警察って凄いなと(笑)、ホラー映画の中でこんなコメディなシーンも入れたのかな?
ウォンが肉は叉焼包の材料にしてお前らが食べたと説明すると刑事たちは一斉にオエーと吐き出します、部長は叉焼が苦手なようで食べてなかったんです
とにかく酷い、あの人肉饅頭の恐怖が再び蘇る! それが『八仙飯店之人肉饅頭』です。
ハリウッドやヨーロッパでは表せない残酷な描写でした、アジアならではの、香港ならではの残酷描写でした
更に過激な続・裏237号室の『八仙飯店之人肉饅頭』のレビューはこちらです。



















