リーサル・ウェポン | 続・237号室 無事是A級からZ級映画列伝

続・237号室 無事是A級からZ級映画列伝

タカによるA級からZ級映画まで、榮級は絢爛豪華な超大作、美級は美しい女優や映像美、死級は禍々しい阿鼻叫喚、出級はあのスターの意外な出演作、イイ級は耽美なエロティシズム、Z級は史上最悪なクソ映画、その全てをレビューと少しの競馬予想と日常の出来事

 

 

 

 

 

『リーサル・ウェポン』

 

 

 

 

 

1987年 アメリカ

 

 

 

 

 

《スタッフ&キャスト》

 

 

監督 リチャード・ドナー

 

脚本 シェーン・ブラック

 

撮影 スティーブン・ゴールドブラット

 

音楽 マイケル・ケイメン/エリック・クラプトン

 

 

 

出演 メル・ギブソン/ダニー・グローバー/ゲイリー・ビューシイ/ミッチェル・ライアン/トム・アトキンス/ダーレン・ラブ/トレイシー・ウルフ/ジャッキー・スワンソン

 

 

 

 

 

《解説》

 

 

人は奴をリーサル・ウェポンと呼ぶ!

 

メル・ギブソンとダニー・グローバーのコンビによって、対照的な刑事コンビが繰り広げる型破りな捜査を描いた人気バディアクション、派手な爆発シーンやハードなカーアクション、銃撃戦など見どころ盛り沢山で見せていく

 

妻の死以来、自殺願望を抱くようになった刑事リッグスと、良き家庭人であり職場での人望も厚いマータフ、対照的なこのコンビが次第に信頼を深め事件に立ち向かっていく、80年代ハリウッドアクション映画を代表する1本!

 

 

 

 

 

《物語》

 

 

ロサンゼルスの高層アパートメントから娼婦が飛び降り自殺の事件が発生、50歳の誕生日を家族から祝福されて現場に急行した黒人刑事のロジャー・マートフが捜査に当たる

 

 

亡くなった娼婦の名はアマンダと言い、かつてマートフがベトナム戦争での戦友の銀行家マイケルの娘と知った、やるせない気持ちになるマートフ

 

マートフに新しい相棒が麻薬課から移ってきた、名前はマーティン・リッグス、彼はベトナム戦争の特殊部隊出身で妻を交通事故で亡くしてから自殺志向だ

 

 

アマンダの遺体から毒物が検出された、彼女の父親のマイケルは悪い仲間といるアマンダをマートフに救い出して欲しかったと語る

 

マートフとリッグスはビバリーヒルズにいるアマンダのパトロンを訪ねるといきなりの銃撃戦となる、その夜にマートフはリッグスを自宅に招いて親交を深める

 

 

目撃者である娼婦のディクシーを訪ねると家が突然爆発!怪しい人物を見たと言う少年に聞くと腕にリッグスと同じタトゥーがあったと、それはベトナム戦争での特殊部隊のマーク

 

 

マートフは再びマイケルを訪ねて問い詰めるとベトナム戦争当時の特殊部隊の一部がその後に将軍指揮の下でヘロイン密輸を行い、マイケルの銀行を隠れ蓑にしていた事を聞き出すが、ヘリが現れてマイケルを射殺、その後にリッグスが狙われるが防弾チョッキに助けられる

 

 

それにマートフの娘のリアンが拉致されてマートフを砂漠に呼び出す、リッグスが隠れて狙撃するも捕まってしまい3人共拷問される、しかしリッグスが拷問人を殺してマートフとリアンを救出

 

 

将軍の手下のヨシュアを追うリッグスだったが逃げられてしまう、マートフは将軍の車に弾丸を撃ち込み車はバスに激突、中にあった手榴弾が爆発して将軍は死亡

 

 

ヨシュアはマートフの家を襲うが誰もいない、そこにリッグスが現れて2人は素手で殴り合い、死闘の末にリッグスが勝つが銃を抜いたヨシュアにリッグスとマートフは共に銃を抜きヨシュアを射殺、事件は解決した

 

 

そしてクリスマス、マートフはリッグスを自宅に招待、そこには自殺志向のなくなったリッグスがいた

 

 

 

 

 

 

《感想》

 

 

リチャード・ドナー追悼レビューとなりました、以前から用意していた本作のレビューなんですが監督が亡くなったので予定を変更しました

 

 

はみ出し刑事が自殺志向というちょっと面白い設定なんです、マーティン・リッグスはベトナム戦争で特殊部隊員としての経験があり、射撃と格闘の実力は極めて高いんです

 

 

ただ、3年前に妻を交通事故で亡くしてからは自殺志向となり自暴自棄だったりして、市警本部でも年金狙いだと揶揄されて問題にされているんです

 

 

このリッグスを演じるのが「マッドマックス」シリーズのメル・ギブソン、髪形もますますワイルドになって荒くれ者の刑事という80年代映画によくあった設定です

 

 

相棒のマートフを演じるのはダニー・グローバーで、リッグスとは真逆の妻と子供たちに囲まれて暮らしている定年間近の刑事なんです、そんな彼がリッグスに振り回されてしまうんです

 

 

まったく自殺志向の刑事ってちょっとおかしくないですか?狂ってますよね?それを強調していて映画のトーンは少し暗めの印象です、でも本作でバディムービーって要素をしっかりと確認出来ました

 

マートフがリッグスを初めて家に招待した時にマートフの長女のリアンがワイルドな白人刑事に色目を使うんです、幼い妹キャリーからは姉さんは惚れっぽいと言われるんです

 

 

ダークな印象な部分とコメディタッチな部分が交互に現れて、監督の「スーパーマン」のリチャード・ドナーはこの暗めの設定の第1作が一番ヒットしたと言っています

 

80年代アクション映画はとにかく爆破シーンやカーチェイスが派手で素手の格闘シーンも指導をグレイシー柔術のホリオン・グレイシーが担当して、リアルさを追及したそうです

 

 

ただし実際の格闘シーンでは関節技などは視覚的にわかりにくいようで、やはり通好みとなってしまいます、よくある殴り合いの方がハリウッド映画らしさではありますが新しい物も取り入れなきゃね

 

ハリウッド映画にしては珍しくヒロインが登場しない作品で、刑事2人の関係がクローズアップされている硬派な作品となっています、でも女性のヌードはあったりします(笑)

 

 

 

 

 

 

究極を超え絶対死をもたらす人間兵器 それが『リーサル・ウェポン』です。

 

 

 

 

 

本作の大ヒットで続編「リーサル・ウェポン2」が作られてシリーズ化となりました、メル・ギブソンとダニー・グローバーの脂の乗った演技が面白いです、リチャード・ドナー監督作品は永遠です、合掌