『GANTZ』 & 『GANTZ PERFECT ANSWER』
2011年 日本
《スタッフ&キャスト》
監督 佐藤信介
原作 奥浩哉
脚本 渡辺雄介
撮影 河津太郎
音楽 川井憲次
出演 二宮和也/松山ケンイチ/吉高由里子/本郷奏多/夏菜/千坂健介/白石隼也/水沢奈子/戸田菜穂/綾野剛/伊藤歩/若葉竜也/緑友利恵/田口トモロヲ/山田孝之
《解説》
生きるために、戦え
累計1200万部を販売した奥浩哉の人気SFコミックを、アイドルグループ「嵐」の二宮和也と松山ケンイチ主演で実写映画化した2部作、「ホッタラケの島」の佐藤信介監督がメガホンをとる
黒い謎の球体GANTZに招聘された主人公・玄野計と加藤勝を中心に、“星人”と呼ばれる存在との戦いを理不尽に強いられる死んだはずの人間たちの姿を描く
《物語》
GANTZ
就職活動中の平凡な大学生の玄野計は、ある日地下鉄のホームで酔った中年サラリーマンが線路に転落するのを目撃、ほとんどの人が躊躇している中で玄野は線路に降りて救助を始めた
そこに玄野の幼なじみの加藤勝が騒ぎに気付いて現れた、2人は久しぶりの再会を果たした、加藤は何とか男性を救助するが加藤がホームに上がれず、玄野が手を伸ばすが一緒に線路に落ちてしまい、快速電車に2人は轢かれてしまう
は、次の瞬間、玄野と加藤は2LDKの20畳くらいのフローリングの部屋にいて窓からは東京タワーが見え、部屋には数人の人間がいて2人を見ている
状況が把握できない玄野と加藤だったが部屋には直系1メートルほどの黒い球体があった、自分は死んだはずなのに不思議に思っていると、球体から光線が照射されて全裸の女性の岸本恵が転送されてきた、これで部屋には8人となった
そして球体に文字が現れて、「てめえ達の命は無くなりました、新しい命をどう使おうが私の勝手、という理屈なわけだす、帰りたかったらこの方をヤッつけに行ってくだちい」、その後にねぎ星人の説明と荒いイラストが現れた
球体のサイドが開き、各人の黒いボディスーツと武器、戸惑いながらスーツを着ると光線によって体が消えてしまう、黒い球体GANTZによって異星人たちとの戦いを強いられることとなったのだ
GANTZ PERFECT ANSWER
戦いに目覚めていく玄野と戦いを否定し続ける加藤、繰り返される不条理な戦いの中で次々と死んでいく仲間たち、そして強大な星人の前に遂に加藤も命を落としてしまう
悲しみに暮れる玄野だったが小島多恵の想いを受けて、GANTZで100点を取って加藤を生き返られせると誓い、戦いに挑み続ける玄野
モデルで女優の鮎川映莉子が朝目を覚ますと体は汚れており小さな球体があり、「1つ目の鍵は受け取りました、部屋の鍵は4つ、次はこの方だす」、鮎川はGANTZに操られて3人の人間を殺害、そして4人目のターゲットは小島多恵
公安の刑事の重田は連発する行方不明者と一夜のうちに破壊される事件について調べていた、死んだはずの人間の遺体が消え、その後に何名かは生存している
独自の捜査で黒い玉とそれがある部屋の噂を聞きつける、重田は黒いスーツの集団に接触し、黒服・壱とデータを取引きして玄野の調査を開始
玄野は仲間を増やして死なないように協力して点数を稼ぎ、100点まであとわずか、玄野はここで死んだ全員を生き返らせる事を目標にしていたが、ある日突然に加藤が目の前に現れる
そして新たなミッションは黒服星人を倒す事、場所は一般人もいる地下鉄でそこには多恵も乗っていて、多恵を狙う鮎川と鮎川を尾行する重田も乗り込む
地下鉄車両内で黒服星人と玄野たちが対峙し、一般市民も巻き込んで銃撃戦が始まってしまう
《感想》
夏菜の結婚記念レビューとなりました、お相手は一般人との事ですが、おいらが夏菜を認識したのは本作だったと思います、オーディションでこの役を勝ち取り、そのスタイル抜群の肢体をギリギリまで見せてくれます
夏菜演じる岸本恵の登場の仕方もインパクトありましたね、体が輪切りのように現れてそこから体全体が繋がっていくんです、全裸での登場は風呂場で手首を切って自殺したからです
全裸の恵の登場で部屋にいた男どもの目が輝き、あからさまに恵の体を我が物にしようとするチンピラがいるのですがそれを加藤が阻止、恵に上着を掛けてやり恵もそんな加藤に好意を抱くんです
加藤を演じるのが松山ケンイチで、小学生の弟と2人暮らし、幼い頃はいじめられっ子でその度に玄野に助けてもらっていて、加藤の中では玄野は憧れとなり、正義感が強く成長しました
玄野を演じるのが二宮和也で、就職活動中の大学4年生なのですが人生に目標が持てないままに面接を受けているんです、そんな時に加藤と一緒に電車に轢かれてGANTZに召喚されてしまうんです
玄野はそこで星人を倒して点数をもらって評価された事で悦びを得ます、しかしこの戦いを嫌悪する加藤と対立して見下した態度を取り、その後に加藤を失いその存在の大きさに悲しむのですが、多恵の想いで立ち上がります
小島多恵を演じるのが吉高由里子、玄野に想いを寄せる同級生で玄野の変化に気付き不安を覚えるんです、加藤の死後に玄野が加藤の弟の面倒を見ているのですが多恵も協力する優しい心の持ち主なんです
玄野はミッションで100点取って加藤を生き返らそうとするのですがそこに加藤が現れるんです、これは加藤に擬態した千手観音星人でその強さは黒服星人以上でGANTZも脅威に感じているんです
そんな多恵を狙うのが鮎川映莉子で演じるのは伊藤歩、前編ではポスターのみの登場でしたが後編ではトップモデルで国民的女優なのですが過去にGANTZの世界で戦っていたんです
鮎川は3人の元同胞を殺害して再びGANTZに召喚させるんです、最後のターゲットの多恵を追って地下鉄に乗り込むもそこで玄野らと黒服星人との戦いに巻き込まれてしまうんです
ここには死んだはずの人間や黒い玉の部屋の真相を追う刑事の重田も鮎川を追って地下鉄に乗っているんです、黒服星人と接触した結果、鮎川を追ってこの場に巻き込まれるんです、しかし彼はGANTZに関する膨大なデータを収集しているんです、演じるのは山田孝之
黒服星人のリーダーを演じるのが綾野剛で、とにかくここまで登場した星人の中でも尋常じゃない能力の持ち主なんです、綾野剛の持つ雰囲気と合っていてミステリアスな感じが出ています
他に印象に残っているのは西役でいつも嫌な役をする本郷奏多で星人に勝つためには手段を選ばない冷酷な男なんです、それとは真逆の鈴木を演じるのは田口トモロヲで仲間と力を合わせて共に戦うんです
さすがに大作なだけあってキャストも有名な方が多くてボディスーツもクオリティが高くて見どころたっぷりで面白かったです、後編の商店街爆破のシーンはスケールが大きくてそのセットも緻密でした、レベルが高かったですね
守るために、戦え それが『GANTZ』 & 『GANTZ PERFECT ANSWER』です。
映画やドラマだけでなくバラエティ番組でも活躍中の夏菜ですが、こんなキャラなので結婚はと思っていたのですがしっかりと射止めていたんですね