シーナ | 続・237号室 無事是A級からZ級映画列伝

続・237号室 無事是A級からZ級映画列伝

タカによるA級からZ級映画まで、榮級は絢爛豪華な超大作、美級は美しい女優や映像美、死級は禍々しい阿鼻叫喚、出級はあのスターの意外な出演作、イイ級は耽美なエロティシズム、Z級は史上最悪なクソ映画、その全てをレビューと少しの競馬予想と日常の出来事

 

 

 

 

 

『シーナ』

 

 

 

 

 

1984年 アメリカ

 

 

 

 

 

《スタッフ&キャスト》

 

 

監督 ジョン・ギラーミン

 

原作 S・M・アイジャー

 

脚本 デヴィッド・ニューマン/ロレンツォ・センプル・Jr

 

撮影 パスクァリーノ・デ・サンティス

 

音楽 リチャード・ハートレイ

 

 

 

出演 タニア・ロバーツ/テッド・ワス/ドノヴァン・スコット/トレヴァー・トーマス/エリザベス・オブ・トロ/フランス・ゾブダ/クリフトン・ジョーンズ/マイケル・シャノン/ニック・ブリンブル

 

 

 

 

 

《解説》

 

 

ジャングル・クィーン、シーナは永遠の平和を守るため、いま、立ち上がった!

 

女版ターザンとして人気のあったアメリカン・コミックを映画化、部族間抗争に巻き込まれた女祈祷師を救うべく、動物たちを総動員して敵地に乗り込むシーナの戦いが描かれる

 

本作の見どころは何と言っても主演のタニア・ロバーツ、「ミラクルマスター/七つの大冒険」で、既にこの手の作品に向いていたと思われ、今回は申し訳程度の布切れだけを身に着け、颯爽とジャングルを駆け巡っている

 

 

 

 

 

《物語》

 

 

アフリカの奥地、ザンブリ族の土地で白人の地質学者夫婦が地震のために洞窟で死亡し、幼い娘のキャロラインは孤児となった

 

 

女祈祷師はキャロラインが一族とジャングルの女王になるだろうと予言、シーナと名付けられた彼女は女祈祷師に育てられ美しい女王シーナに成長していった

 

 

ディゴラ国のジャバラニ王はザンブリ族の土地への立ち入りを禁じられていたが、弟のオトワニはザンブリ族の聖地・クジャラ山を狙っていた、山には大量のチタンが眠っているのだ

 

 

オトワニはジャバラニ暗殺を計画し、既に婚約者をも寝取りまわりを固めていた、そのカモフラージュの為に知り合いのアメリカ人記者ケイシーとカメラマンのフレッチャーを招いた

 

ザンブリ族の女祈祷師は王の暗殺を予言し、警告しに行くが既にジャバラニはクロスボウで射抜かれて殺されていた、オトワニはザンブリ族の仕業だと叫び、女祈祷師は投獄されてしまう

 

ケイシーが撮影したフィルムを確認するとクロスボウ発射シーンが映っていた、彼らは投獄された女祈祷師に話しを聞こうと刑務所に行くが、そこに象と共にシーナが現れ、刑務所を破壊して女祈祷師を救出 ケイシーは彼女を追う

 

 

ケイシーはシーナと逃走を共にするが、しかし女祈祷師は逃走中に力尽きて死んでしまう、死ぬ間際にその地位はシーナに譲られた

 

 

オトワニは白人の傭兵を連れてシーナたちを追う、シーナは動物を使って傭兵たちを襲わせたり、弓で射ったりするが、オトワニの兵は執拗に追ってくる

 

 

その圧倒的な軍事力でザンブリ族に襲いかかってくる、シーナは団結力を固めてオトワニに立ち向かう

 

 

 

 

 

 

《感想》

 

 

本作のシーナ役のタニア・ロバーツが5日に死去しました、65歳でした、昨年の12月24日に愛犬の散歩中に倒れて入院、3日に死去したと誤報されましたが、4日夜に死去したそうです

 

 

追悼の意味も込めて本作をレビューいたしました、本作は1930年代のアメコミで女版のターザンのシーナが文明人との戦いを挑む内容で、低予算で低評価されてますがおいらは大好きな作品です

 

監督はなんとジョン・ギラーミン、これにはちょっと驚いた、この作品の見どころはただ一つです、タニア・ロバーツ!、アフリカの奥地に取り残された少女がジャングルの女王となります

 

 

タニア・ロバーツのセクシーな事!、見てください少しの布切れを体に巻きつけて走り回ってます、それに水浴びのシーンではその魅力的なボディを惜しげもなく晒してくれています

 

 

彼女は黒髪なんですが金髪に染め、ちなみにアンダーヘアも金髪に染めています、さすがに女優根性ですね、完璧主義者なのでしょう、原作に寄せた感じですね

 

それに舞台がアフリカの奥地なので黒人たちの中に白人のシーナがいる事でその美しさと異質さを同時に感じさせます、あえて人種差別的なシーンは少なくてより現代的な展開となっているようです

 

 

ずっと続いているようで人気あるアメコミみたいですね、表情はセクシーで健康的なエロティシズムがありそうです、映画の後にはドラマ化されたようで、根強い人気があったんでしょうね

 

何やかんや言っても魅力はタニア・ロバーツです、彼女なしでは成立しない映画ですね、それに彼女以外には考えられないくらいのハマり役だと思います、本当に内容はとにかく食い入るように観てしまいます(笑)

 

 

女祈祷師を助けるためにシマウマに乗って駆けつける姿はカッコ良かったですよ、かなり乗馬の練習をしたと思えます、普通の馬とは違って難しいのか簡単なのか?

 

 

正直、タニア・ロバーツの代表作ってピンときませんよね 「チャーリーズ・エンジェル」の最終シーズンとか「007/美しき獲物たち」と本作しか思い浮かばないです、でも恐らく本作だけで名を残したと思います

 

 

それに幸薄い顔が何かおいらの心をくすぐるんです、ライオンが近くをウロウロしてるんですが本当は怖いでしょうね、安全だと分かっていても怖いよね

 

 

あまり映画の内容はコレといってないので写真でごまかした感じですが、可愛くてワイルドなタニア・ロバーツを楽しむための作品でした、想像通りの薄布一枚での活躍やヌードのサービスカットもあって男の子の楽しめる作品です(笑)

 

 


 

 

 

野生動物の王国が、陰謀の渦に巻き込まれた それが『シーナ』です。

 

 

 

 

 

おいらの子供の頃のセックスシンボルだったタニア・ロバーツ、死去は残念です、合掌

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

更に過激な裏237号室の『シーナ』のレビューはこちらです。