生保4社の債券の含み損が11兆円になった、という記事がありました。
金利上昇によって、債券の価格が下落して、その結果、低金利のときに購入した債券が含み損を抱えているということです。
おそらく満期保有目的債券か責任準備金対応債券になっているでしょうから、満期まで持っていれば、問題にはならないけど、途中で売らないといけなくなると、損失を計上することになります。
10年以上前、金利が急激に低下して、債券を持つリスクが大きくなっていないか?ということを気にしていたが、その後、ずっと低金利だったので、感覚がマヒしてきていたところに、最近の金利上昇。
これで保険会社が破綻することはないでしょうけど、来年から導入される経済価値ベースのソルベンシー規制では、この含み損を認識するので、結果に影響します。
大手に限らず、各社、金利上昇の対応を検討しているのだろうと思います。
