暑くなり、熱中症保険が話題にあがっていますが、これ、必要でしょうか?
数十円から数百円の保険料で数万円の保険金が得られるので、熱中症になれば数百倍のリターンが得られる、と考えると凄そうに見えるが、数万円の保険金ってわざわざ保険に入ってまでカバーされないといけないもの?
何かが起きたときに、生活に支障をきたすような支出に備えるのが保険の役割。
だから、数万円でも厳しい、という人なら意味があるのかもしれない。
でも、熱中症は予防ができる。
熱中症にならないように心掛けさえすれば、保険は不要。
気になるのは、熱中症保険に入ると熱中症にならない、と思っている人がいるのではないかということ。
もちろん、そんなことはないのだけど、保険が始まったころ、死亡保険に入ると死ににくくなる、と思っている人が少なからずいた、という話を聞いて、21世紀の今ではそんな人はいないと信じたいが、存在意義を感じないこの保険が話題になるのは、そう思っている人が少なからずいるという意味なのかもしれない、と感じてしまう。
SNSにより、考え方のおかしい人を大量に目にしてきた今、たぶん、こういう風にとらえている人がいてもおかしくない。