最近のニュースで、肉を毎日食べ続けると、大腸がんになるリスクが1.5倍近くなる
、というのがありました。
他の研究でも、肉食と大腸がんの相関を見ているものはいくつかあるようで、大体そうなのだろうと思うけど、こういう疫学のニュースは実は要注意です。
○○すると、死亡率が△%上昇、というニュースと、上のニュースは、似ているようで違います。
というのは、死ぬというのは、人間の最終的な状態なのですが、がんになるというのは、必ずしもその人間の通る道ではないからです。
つまり、たとえば、こういう状況が反映されていません
・がんになる前に、心臓病で死亡した場合、もし心臓病にかからなければどうなったか?という情報がないのです。
肉を食べたことにより、回避できた病気があるかもしれません。
それを回避できた先に起きるのが大腸がんだったのかもしれません。
病気は起きる順番というか、それが起きなかったら起きてしまう病気というのもあるので、複数の病気の関連性を見ておかないといけないのです。
新聞をはじめとするマスコミはそういうことを一切考えず、センセーショナルなことしか伝えないので、多くの人は、そのことしか記憶しないわけですが、事実は、常にプラス面だけ、マイナス面だけにフォーカスされることがないことに注意をしておかないといけないです。