いつもありがとうございます、
行政カフェで皆さまの未来を応援していきたい、行政カフェ書士 杉山亜紀です。
ブログタイトルにもある「草の実行政書士」という名前は、
町田商工会議所主催の創業塾同期の会「草の実会」からいただいています。
あれは2年前の初夏でした。
3回目の受験に挑戦することを決意した私に、心友が教えてくれたのが創業塾でした。
もちろん、創業塾は起業を考えている方が対象でしたが、行政書士として何をしていくかもまだイメージがわいていなかった私は、もしも合格して町田で起業する方たちを応援させていただけるとしたら、
そのためにどういうことが必要で、どのような方たちがいるのか是非見てみたい!そんな考えで受講を希望しました。
事務局のMさんは、まだ合格もしていない得体のしれないオバチャンを快く迎えてくださいました。
最初は後ろの方から見学させていただく、そんな気持ちで受講しましたが、
この創業塾がまさに私の人生を変えてしまったと言っても過言ではありません。
講義の内容はもちろん興味深いものでした。
町田での創業ということに焦点をあてているので、地元の人間としては慣れ親しんだ街の知られざる顔も見れました。
ワークショップ形式で受講生が具体的に自分の事業について整理し、考えていくのですが、
講師の方に合格してない私は一体どうすれば?と質問に行ったら、あっさり「当然合格したとして、具体的に考えてください。」と言われました。
まだ試験勉強に必死で、行政書士の仕事や自分の合格後の方向性などまるで考えてなかった私には相当のショックでした。ふんわりとしたイメージしか持っていないながらも、なんとか自分のケースに当てはめて、「まずは合格なんですけどね」などと言い訳をしながら参加していたのを思い出します。
創業塾の仕上げとして、コンサルタントのO先生に個別相談をする機会がありました。
本気で起業を考えている方々に混じって時間を取ってもらうことに恐縮しながらも素直に相談したところ、
先生からは、とても現実的なお話をしていただきました。
弁護士や司法書士もなかなか仕事がなくて困っているけれど、行政書士はもっと人数も多いし、深刻だということ、
百戦錬磨の大ベテランが大勢いるので、新規参入は本当に厳しいこと、
その中で残っていくには、他の人がマネできない自分らしさを作り出し、アピールしていくこと、
「手っ取り早いのは、本とか書いちゃうといいよ」、(これは私の中で即却下でしたが)
・・・
そして、先生が授けてくださったアイディアが
「会社員、主婦、母親、としての経験を活かして、お年寄りやなんかにも相談しやすいような・・・例えば思い切って行政カフェとかね」
と、とてもかる~く言っていただきました。
本を書く、なんてのが即却下だった私にとって、唯一すがれる行政書士として残る道、それが先生が即興で名付けてくださった「行政カフェ」でした。
「行政書士がいるカフェ」で「行政カフェ」・・・
もっとおしゃれな呼び方はないものかと考えましたが、先生のお言葉自体のインパクトが強すぎて、
結局2年間考えても他には思いつきませんでした。
でも、私にはカフェをやるなんてつもりは毛頭なく、なぜなら創業塾の受講生でカフェ経営を希望している人がとても多かったけれど、皆さんかなりいろんな壁にあたって苦労していらしたのを見ているから、それなら私なりの形ってなんだろうと考えて、「行政カフェ」の姿も少し進化しました。
行政カフェについては、詳しくはこちら
それから、営業方法のひとつとして、ブログやTwitterの活用法も教えてもらいました。
担当のW先生は、いいかげんなのか熱いのかとても不思議な先生でしたが、
「とにかく信じて始めること」
その教えにしたがって始めた受験生ブログもTwitterも今では私になくてはならないものになりました。
そして、なにより大きな収穫が、「草の実会」の存在です。
創業塾同期の会に、会長のMさんがいつかそれぞれの実を結ぶ「草の実会」と命名してくれました。
創業塾最後のスピーチで、恥ずかしながら合格を宣言したにもかかわらず、2点足りずに不合格となった私を、どれだけ慰め励ましてもらったことか・・・
なんども諦めそうになったけど、その都度、「草の実会」のメンバーに「あきらめた」とは言えないことを思い出し、そのおかげで今があります。
ブログのアカウントも「草の実受験生」から「草の実たまご」へと変わり、
そして、ついに「草の実行政書士」を名乗らせていただいてます。
まだまだ未熟で失敗もたくさんしますが、常に等身大の私として前に進んでいけるよう、
原点を忘れないようにつけた名前です。