ザ・洋食屋 キチキチ(洋食 先斗町) | Tottiの肝炎に纏わるお話

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-C型肝炎の闘病後記-『再燃からの挑戦』
一度治療に挑戦するも、再燃。もう一度挑戦する決意を固め、治療を通して経験してきたこと、肝炎に関する情報や日常のことを書いています。

連休は如何お過ごしでしょうか。


関西は天気が良く、絶好の行楽日和でした。

ということで、今日は先週に引き続き京都にやってきました京都


今回はちょっと変わった目的がありました。


その目的とは、関西で人気の洋食屋さんに伺うことでした。


その洋食屋さんとは、

『ザ・洋食屋 キチキチ』さんオムライス



Tottiの肝炎治療奮闘記

数々のメディアにも取り上げられ、今や先斗町を代表する洋食屋ですよね。


Tottiの肝炎治療奮闘記

「魔法のレストラン」をはじめ、数々のテレビ出演を経験されいるシェフ・金村さんが営まれているお店です。


最近ではグルマンの隠れ家という、料理への情熱と拘りを持った向シェフとお店を紹介する番組にもご出演されていました。

グルマンの隠れ家は、番組のHPでも過去の放送を観ることが出来ますので、是非、覗いてみてください。


僕も彼女も以前から行ってみたいねって話をしていたお店で、特にふわふわのオムライスが人気です。


お店の人気の秘密は美味しい料理だけでなく、お店のコンセプトにも見て取れます。それがこれ↓です。

Tottiの肝炎治療奮闘記

入り口にある「オーダーメイドキッチン」の文字が、その答えです。


『食べたい時に、食べたいものを、食べられる量で』というお客さん目線で料理と向き合われているシェフの想いを表現しています。

『作る側と食べる側の感性が相思相愛でありますように』という素敵な言葉ですね。


男気すら感じます。


早速店内へお邪魔します。


Tottiの肝炎治療奮闘記

店内で早速、シェフの金村さんがお出迎えしてくださりました。

金村さん、イケメンシェフということで女性にもファンが多いそうですよ♪


お話してみると、とても気さくに会話をしてくれました。


店内はカウンターがメインのこじんまりとしていますが、シェフが大切にされているコンセプトである食べる側の感性を常に感じ取れる距離、すなわち対面こそがお客さんと真に向き合うという意味なのかなって思います。


個人的にはシェフとの会話を楽しみにしていたので、仮のテーブルがあってもカウンターでしたけどね(笑)

洋食屋さんでありながら、京都を感じることが出来る物がありました。


それがこのお箸これ↓


Tottiの肝炎治療奮闘記

キチキチの店名が入ったお箸です。

よく見ると桜の絵が見えました。

「華の京都」をイメージしたちょっとした演出でした。


さて、オーダーは、彼女が人気のオムライスで、僕は金村さんが王様と表現される『超おすすめ 牛タンビーフシチュー』をオーダー。


看板メニューって、シェフの想いが詰まった渾身の一皿だと思うんです。

だから、想いと歴史が詰まった一皿にシ敬意を表したくて、自分が真っ向から感じたいものをオーダーします。


では、ご紹介しますね。

まずはスープから

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かぼちゃのクリームスープです。


かぼちゃの甘みが存分に引き出されていて、クリーミーなスープでした。

かぼちゃは、地元産の野菜を使用するというこだわりがあるそうです。

地元産への貢献と感謝の気持ちを料理で表現するというシェフとしてのプロ意識を感じました。


その想いを表現した一皿がもう一つあります。


それが、この前菜。


お皿の色は、キチキチのお店の看板と同じ色。形も看板とそっくりで、この演出にはちょっと感動しました。


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ここで使用されている野菜も野菜が持つ食感や甘み、それぞれの味を消さないように工夫されてました。

見た目の美しさと表現力も、なかなかのものでした。


続いて、僕がオーダーした『超おすすめ牛タンシチュー』です。

一口、食して出る最初の言葉


『めっちゃうまい!』


関西で、最高の褒め言葉って、めっちゃうまい!!だと思うんですよ(笑)

美味しいと思った時に、自然に出てくる言葉なのかなって思いますから。


Tottiの肝炎治療奮闘記

キチキチの牛タンシチューは、溶けるような柔らかさに煮込んであり、ただ柔らかいだけでなく、使用する肉の部位をどの程度煮込んで、どのソースを合わせるかを長年工夫し続けて生み出した一皿だと感じました。


ソースは牛タンの旨みが溶け出していて、かつ、洋食独特の重たさがなく、女性でも食し易いと思います。


続いて、彼女オーダーのオムライスをご紹介します。


キチキチのオムライスは、ふわふわ感もさることながら、オムレツを目の前で開くパフォーマンスが人気の一つですから、割り開くまでを連射モードでご紹介しますね。

料理にひたむきに向き合うシェフの後姿って、すごく絵になりますよね。


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ここから、オムライスを割り開くまでの金村劇場が開幕します。


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オムレツを作っているところです。


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こうしてカメラ目線でのお気遣いを忘れないところが陽気な金村さんの人柄が表れていました。


チキンライスの形を整えて準備完了です。


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アツアツの湯気が立っています。
そして、先ほど作ったオムレツをチキンライスの上に乗せます。

転がり落ちるように乗っていきます。


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「さ~ここからいよいよカットしますよ」と金村さん。

興味津々の彼女を横目に撮影に懸命の僕です(笑)


ナイフを入れると、スーッと開くんです。


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ナイフを入れると~


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綺麗~♪と感嘆した彼女。

芸術だよ、芸術ビックリマーク


ここにキチキチさん自慢の特性デミグラスソースをたっぷりかけます。


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シェフの粋な計らいで、撮影用にゆっくりとかけてくれました。


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この時点で既に食べたいって感じでした(笑)


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これだけかけてもしつこくないキチキチのデミグラスソースなんですとシェフ自慢のデミグラスなんだそうです。


最後にパセリをかけて完成です。


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美味しそう!
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これが超人気のオムライスです。

テンションもMAX(笑)

写真を撮ってたら、彼女が早く食べさせてよって目で見てたので…はい、スイマセン…↓


そのお味は……


うん♪美味しい!と彼女さんもご満悦でした。

その後、たった数分で完食。

…ってあれ!? 僕の分は?

……僕の牛タンシチュー分けてあげたよね?(笑)

最初、お店に入る前にシェアしようねって言ってたよね(→_→)


でも、普段あまりガッツリ系を食さない彼女がたった数分で完食したことが、オムライスの美味しさを表現するには十分ですね。

オムレツには塩以外の味付けはしていませんでした。

卵だけで十分な味があるため、卵本来の味で勝負しています。

でもそれは、オムレツを極めたから出来ることですよね。


この日、金村さんから、料理やシェフとしての想いを伺うことが出来ました。


牛タンシチューが王様だと書きましたが、オムライスは女王様なんだそうです。

元々、お値段も高くなかったそうなんですが、オムライスを格上げすることで「特別なメニュー」として、

位置付けたんだそうです。


オムライスの量もスモールサイズがありますが、これもお客さんの要望から生まれたものです。

小さいと卵をふわふわに割るのはすごく難しいそうです。

でも、いとも簡単にやってのける技術はさすがです。


それはお客さん一人一人の合った味付け、量、メニューを提供したいという金村さんの情熱が生んだ技術ではないでしょうか。


『オーダーメイドキッチン』

一見、美味しいものを提供するには当たり前だと思うかも知れません。

でも、その当たり前のことを続けるのが最も難しいんです。


お店の名前、『ザ』って付いてますが、とても深い意味があるそうですニコニコ

その意味とは……

是非、直接シェフから聞いてみてください♪


金村さん、今日は色々と有難うございました。

「めっちゃうまかったです」

また京都に行った際には、再訪させてください。