コン・ファンク・シャンは、’76年に「CON FUNK SHUN」でデビュー。
7人編成のファンク・バンドで、リード・ヴォーカルをとれるメンバーが複数いることで、
さまざまな個性の楽曲にいろどりを添えていたという印象が、特に初期は強い。
その時期その時期のブラック・ミュージックの要素を、
うまく取り入れて進化していった良質のグループだった。
2作目’77年作「SECRETS」には、レア・グルーブ的名曲「Do Wha Cha Wanna Do」と、
強力名バラード「Tears in My Eyes」収録。巷では彼らの作品の中でも特に評価の高い一枚。
’78年作「LOVESHINE」はタイトル曲がいい感じ。
’79年作「CANDY」は「Chase Me」が強力ファンク・チューン。
アナログではAラスの、「Images」が超メロウなナンバーで、なんとも言い難い味わいが。
’80年作「SPIRIT OF LIFE」はより洗練された方向に進化した意欲作でこれも評価も高い。
「Got to be Enough」「By Your Side」が絶品。黒すぎるのがニガテな方はこちらから聴いては。
ノリノリのEW&Fばりの名曲「Too Tight」収録の’81年作「TOUCH」発表後、
日本のみオシャレなジャケットに差し替えられた’82年作「 7 」ではさらに洗練されAOR度UP。
「A Song For You」や「California 1」はそういった方向から生まれた名曲で、
後者は当時日本でも話題になった記憶が。
’83年作「TO THE MAX」では、再びブラック・ミュージック色を強め、
傑作ソウル・バラード「Everlove」と、「Love's Train」の2曲を生み出した。
'84年作「FEVER」 にはAORグルーブ満点の傑作「Don't Let Your Love Grow Cold」が収録。
このあとの’85年作「ELECTRIC LADY」では、当時売れっ子のモーリス・スターがプロデュースした
極上メロウソウル「Circli of Love」「Pretty Lady」が素晴らしい出来。
その後はメンバーチェンジなどで音楽的に微妙な変化もあり、
私のボーダー・ラインはここまでにとどめている。
どれもお勧めできる内容なので難しいがあえて選ぶとすれば、「SPIRIT OF LIFE」「TOUCH」だろうか。
このグルーブ感は今の時代でも十分に受け入れられるんじゃないのかなぁ。
私には、とても重要なファンク系バンドのひとつではあります。