いよいよあと数日で日本を発つ。
東京との気温差が10度近くあるので、衣服を準備していても何かピンと来ない。
本来、自分がエスコートしたいのだけど、まったく勝手が分からず、
強いストレスを感じている。
カード会社のコンシェルジュを使うにしても、気が乗らない。
正直、会えるのが嬉しいというより、ブルーな気持ちがずっと支配している。
しかし、何よりも楽しみに待っていてくれる笑顔を思い出すと、
そうも言ってはいられない。
そんなところに、先日90歳の誕生日会(実際は5月生まれ)をしてもらったという
彼女のおばあさんが亡くなったという連絡を受けた。
失礼だと思うが、送ってもらっていた写真から私には死期が近いのは十分にわかっていた。
きっと、地域をあげての盛大なパーティーだったので、疲れや安堵の念が
彼女を支配したのだと思う。
(式の後、呼吸困難から入院し、彼女の母親が毎日病院に通っていた)
でも、大往生だ。スペインからフランスへ、戦争や独裁政権、紛争で3度の人生を歩んだという。
気丈で美しく、誰よりも勤勉だったという。
文化こそ違うけれど、昔の女性像は一貫して似たような強さを感じる。
こんな時に会うのは、因縁なのだとも思うが、
あまりにも視界に入ってくる情報が多くて、邪魔な雑念が
いかに人生を惑わせた色、色彩を放っているのだろう。
私たちの本来の姿はきっと見えないものなのだと思う。
とはいえ、現実は着ぐるみをみんな着ていなくてはならない。
それがどんなに醜く嫌いであったとしても。
スケジュールを立てないでおいてよかった。
もっとも今回は観光が目的ではないと断言していたため、
すべては成り行きに任せようと思っていた。
奮発してしまったホテルが好立地すぎてしまった。
地理感が全くなかったため、指摘されてはじめて、その大きな過ちに気付いた。
また俺はなんてことしちまったんだろうと狼狽えている私を横目に、
えらく上機嫌なのは彼女の方だった。
ホテル外ではスリが多いので目立たないボロの服装で、
ホテル内のレストランではスーツを着込まなくてはならない。
なんて誤算をしてしまったのだろう。
その分荷物が多くなり、いま格闘している最中。
しかし、喪に服しているわけだから、はめを外すこともできない。
人生っていつもこんなものだ。
人を愛するってことはやはり色んな意味での責任を感じる。
若い時とは違って、平面に見えていたものが、立体になるような感じなのかもしれない。
自分はいたってバカ丸出しの性分。
好き故にパリへ行ってしまうんだ。
なんてアホなのだろう。
でも、人生一度きり、何か意味のあるように解釈せねば・・・
Have a lovely Weekend!!
kisses
LUKE
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