ミトコンドリア遺伝子 | Luke & Soleil Company

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Never let the light of hope fade in your heart!

ミトコンドリア(英名マイトコンドリャン)と聞くと、自分などは

ミトコンドリア脳筋症(遺伝形式はわからず)をまず思い出してしまう。

自分の受けた国家試験時は、まだ新しい知見だったため強く記憶に

残っている疾患名なのです。

(ミトコンドリアは体内のいかなる細胞にも存在し、そのエネルギー変換機能

 が不完全となると顕著に現れる、脳や筋肉を障害してしまうという疾患です)


細胞内に複数存在する、この約1ミクロンほどの微小器官が注目されるのは、

私たちの呼吸で得られた酸素を用いエネルギーをつくり出すことにあります。

もともと、独立した生命体が真核細胞に取り込まれ「共生」という

かたちで私たちの細胞の中にともにあったと考えると、

なんだか不思議に思えますが、以前にも触れたことがあった

「ミトコンドリア・イヴ」の話もよりわかりやすくなりそうです。


外来からやってきたとされるミトコンドリアは、独自の遺伝形式を持ち、

ミトコンドリアのDNAは必ず母親から子に受け継がれ、

父親から受け継がれることはないということ。

つまりミトコンドリアのDNAを調べれば、母親、母親の母親、さらに

母の母の母の…と女系をたどることができるというものです。


そこで最近、ミトコンドリア遺伝子の研究をもとに、エネルギー効率を上げる

のに関わっているとされる遺伝子に特徴を持っている人の割合が、

「持久力」の必要なオリンピック競技の元選手では一般人に比べて2.4倍高く、

また、筋肉の収縮を調整する関連遺伝子に特徴のある人の割合は「瞬発力」の

必要なオリンピック競技の元選手で、一般人より2.5倍高かったというデータが

得られたという報告があります。


私はすべてが遺伝によりなされるとは考えたくはない立場です。

なぜなら、そこには本人の努力や環境という因子が実は複雑に関わり合い、

その中でも運やチャンスを得られたことが結果に結びつかなければ、為しえない

と考えるからです。だから遺伝子だけですべて(運動能力等)は決まらないと。


しかし、ミトコンドリアという存在が投げかける解読への「キー」は、

生命活動の呼吸という営みを通じて、今後ますます盛んになっていく

のだと思います。


遺伝的素因はもちろん無視できない要素です。

しかし、生かすも殺すも本人の気づきと、よいメンターに出会わないと

開花しないのも現実ではないでしょうか。


可能性はすべての人に等しく与えられています。

(ポテンシャルの偏りはあっても「生」という一人一人のエネルギーの

 総和は等しいという発想からです)


自分のこころと対話をすることからすべては始まると思う。

思わなければ、放棄したも同じこと。

考えるのではなくて、ただ思うことからです。

そして、開花は時を選びません。

ステージは幾つも用意されているはずです。

ひとつの尺度でしか人を評価できないとしたら、

こんなに寂しいことはありません。


LUKE





↑こちらは、映画「パラサイト・イヴ」のテーマです^^ゞ