◎UFC258 感想 | DOCROMANCE - EKPUAのブログ

DOCROMANCE - EKPUAのブログ

 格闘技とエクプアの活動……

 というわけでUFCファイトパスにアクセスするも、何故か日本語解説につながらず英語解説での映像を強いられてしまった。

 

 プレリムはなかったこととしメインカード群を観戦するも、試合はUFCニワカの私にはつらい内容で、必ず3Rまでもつれ、1試合を除いて判定決着でメインイベントまで到達。当然眠くなった。

 

 カマル・ウスマン対ギルバート・バーンズ

 

 腕に信神勇のタトゥーがまぶしいバーンズ選手。対するはスキンヘッドのウスマン選手。二人は元同門だそうだが、そういう込み入った事情はニワカにはわからないので割愛。

 

 フェイストゥフェイスでウスマン選手がグローブタッチせず試合開始。バーンズ選手が前に出る展開。いきなり右ストレートはウスマン選手かわして左ジャブ。長いが当たらずバーンズ選手左ミドル。ウスマン選手がサウスポーにスイッチすると、すぐに右ミドル。ローも放つが静かな展開……と思ったところでバーンズ選手の右ストレートがいきなり直撃し、ウスマン選手はマットに手を付いてしまう。明らかにダメージがあるが、ウスマン選手は出てくるところに左ジャブでしのぐ。バーンズ選手は一気にいった方がいいような気がするが、やや様子見。結果として勝ちを逃すことに……

 

 ウスマン選手がスイッチしたところで、バーンズ選手は右ハイ。右の蹴りは左構え対策か? しかしこのハイキックでバランスを崩し倒れてしまう。ウスマン選手はグラウンドを選択せず、スタンドで足を蹴る。バーンズ選手は自転車をこぐような足の動きで牽制。ウスマン選手は時折ボディを右ストレートで攻撃しつつ足を蹴り、相手が立ち上がるそぶりを見せると攻撃に入って自由に立たせまいとする。狙いは時間が経過し、ダメージが抜けてくること。

 

 チャンピオンはいい右ローを挑戦者の太ももに。バーンズ選手が思いきって立ったところに右。しかしこれは当たらず。詰めてきたウスマン選手にバーンズ選手は左上段膝。これも対策としてよういしてきたのかこの後も何回か出すが、最初のこの一発がもっともいいタイミングだった。しかし腕のカバーがあり当たらず。その勢いのまま両者組み合うが、すぐに離れてウスマン選手は左ジャブ。以降この左ジャブが入り続ける。バーンズ選手が低空タックルに行くが、腰を引かれ回避される。続いて右ハイ、ストレートを振るが当たらず。ウスマン選手は相手の動きをしっかり見る余裕ができ始める。右ストレートと左膝で顔面を脅かすバーンズ選手だが当たらず。ラウンドはバーンズが取ったと思われるが、やや勝敗の見えた感あり。ゴングが鳴ると、二人ともニッコリ笑ってグローブタッチ。

 

 2R、またバーンズ選手は前に出て右ストレート、続いてワンツー。何故か足を滑らせるウスマン選手だが、足にきている感じではない。チャンピオンは多少蹴りをもらっても左ジャブを貫く。その左がようやくコツコツ効いてきたかというところで、ウスマン選手は初めての右ストレート。これで1Rと立場がそのまま逆転したようにバーンズ選手がマットに手を付く。ウスマン選手はチャンスとみて大振りの右フック。バーンズ選手は休むためもあってタックルに行くが、突き放されて左ジャブ。反応できないような感じでバーンズ選手はもらってしまい後退。いちかばちかで右フックを強振するが、かえって左ジャブのカウンターになってしまいよろける。ここでまだ残り2分あるが、ウスマンは無理をしないで細かいジャブ、たまにスイッチして左ストレート。更にジャブでとうとうバーンズ選手が倒れてしまうが、パウンドでまとめに行かずスタンド要求。挑戦者はつらそうな表情で、汗の量も多い。最後にタックルに行くが切られてラウンドが終了。バーンズ選手は夢よもう一度で右を当てるしか勝ち目がなくなった感じ。

 

 3R、バーンズ選手はやはり前に出るが、ウスマン選手はスイッチから右ジャブ。開始早々で倒れるバーンズ選手。さすがにこの期に及んでウスマン選手も慎重に見たりはせず、一気に詰めてパウンド。バーンズ選手はダメージがあって足を効かせられず、パンチをもらってしまう。レフェリーがストップ。

 

 1R序盤の劣勢を冷静にしのいだウスマン選手がKOで防衛を果たした。地味だが左ジャブと落ち着きが素晴らしいチャンピオンだった。これで3度目の防衛だそうである。 †