◎Krush.121観戦① | DOCROMANCE - EKPUAのブログ

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 格闘技とエクプアの活動……

 Krush.121をAbemaで観戦した。

 

 最近思っていたのだが、編み込み(ドレッド)の選手って、負けてないか?

 

 年末のRIZINから、髪を編み込んだ選手が敗北し続けている。格闘技において、編み込みは負けフラグなのか……?

 

 そんな観点で振り返る今回のKrush.121、第1試合はいきなり編み込み男が登場した。龍斗対國枝悠太である。髪を赤く染めた上で編み込んだ國枝選手は、計量で中指を立て龍斗選手を挑発するパフォーマンス。更に二人はSNSで煽り合いを繰り広げ、さぞかし激しい試合になるかと思いきや技術的に低く、かといって荒削りな魅力もない戦いであった。國枝選手は早々にスタミナ切れし、龍斗選手は森坂選手がKO勝ちした今、孤高のミスター判定男として君臨しているだけあると頷かされる手数の少なさだった。結局、延長終了間際にダウンを奪取した龍斗選手が判定勝ち。これを第1試合から見せられてはつらい。唯一印象に残ったのは、やはり編み込みが敗北したという事実のみだった。

 

 第3、第4試合は女子フライ級トーナメント。なんとこの2試合に出場した4選手は、全員編み込みというまさかの事態。第3試合の真優対NA☆NAは、なんと真優選手が前足の上段前蹴りでKO勝ち。それは素晴らしいと思ったのだが、なんと衝撃の事実が発覚! NA☆NA選手は1月10日から手がしびれ、頸椎ヘルニアと診断され、強行出場していたとツイッターで明かしたのだった。こいつは本当に格闘技をなめている。あらゆる惨事が予想される。考えてみてほしい。

 

 第4試合の壽美対芳美は、壽美選手が実力差を見せつけて判定勝ち。前評判の高かった芳美選手は、タイミングとポジションを完全に奪われ、ただ打たれるだけというつらい内容だった。

これで決勝は真優対壽美と決定。K-1での対決(世界トナメのリザーブ)ではクリンチ合戦を繰り広げ、観客をげんなりさせた両選手。はっきりとした決着をつけてほしい。

 

 第5試合は大月晴明対明戸仁志。ここで髪を編み込んで登場したのは明戸選手。対する大月選手はややふっくらしたか? 6年ぶりのKrush参戦。47歳の身体からスピードは失われていたが、パワーは健在。すねをカットしながらも3RKO勝ちを果たした。戦いたい相手がいると試合前から語っていたが、勝利のマイクでその名が告げられることはなかった。

 

 というわけで、髪を編み込むと必ず負ける伝説の呪縛は、まさかの女子全員編み込みという荒技により破られた。それ以前に、よくよく思い返せば、この日プレリミナリーファイトに登場した紗依茄(らいか)選手も判定勝利しており、少なくとも女子に編み込みジンクスは適用されないことがわかった。これからは、シャンプーしにくく手間がかかりそうな編み込みでリングに上がる選手の勝率が上がることを期待したい。 †