Oneを観た。
やはり立ち技が好きな私としては、青木選手の一本勝ちも素晴らしいが、ラーデ・オパチッチ対ブルーノ・スサノとアラヴァディ・ラマザノフ対カピタン・ペッティンディーアカデミーの2試合が印象に残った。
スサノ選手は、誰かは忘れたが実況のどなたかが「(マッチメイク的にオパチッチの)餌」という率直すぎる表現から1ミリもぶれないやられっぷりで涙を誘った。
対して、前戦では久しぶりにその姿を見たファンを驚愕せしめるに充分な、弛緩しきった身体で登場した(旧K-1時代から、ややむっちりしてはいたが)エロジマンさんを派手にKOで葬ったオパチッチ選手。2メートルの巨体に似合わぬコンパクトな左ボディで強さの全貌を見せぬまま勝利した。スーパーヘビー級の迫力がすごいな。なんかこういうの久しぶりに観た。
メインのラマザノフ対カピタンは、ラウンド開始からカピタン選手がものすごい圧力で前進。1発目のローキックから痛かったのではないだろうか。
ラマザノフ選手は1R終盤に左フックかな?で一瞬効かせる場面があったが、あのとき後先考えず突進すべきだった。だがこの時点で、既にけっこう心が引いている感じがあった。
2Rにもカピタン選手の猛攻は止まず、崩れ落ちるラマザノフ選手。足は痛かっただろうし、ボディにもパンチが入っていたが、あれ、嫌倒れで立てたけど立たなかったですよね。完全に心が折れていた。
カピタン選手はがっちりとガードを固めるタイプではないので、少し危ないと感じる場面はあったものの、ローキックをしっかりと蹴っていったのがよかったと思う。
こんにゃくを思わせる田舎風な顔つきのカピタン選手。同じ田舎者として共感できる。
総合の試合も面白かった。
6カードだけだけれど、大満足のOne Championshipでした。 †