自分を変えるということの陰陽 その2 | コーチが聴く!自分で地図を描く人たちの知恵

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~知恵を言葉に ひらめきを行動に~

前回の記事に続いて

 

 自分を変えたい、と願う人の中には、ご自身の“長所と感じる陽な部分”だけをクローズアップして、

“短所と感じる陰な部分”は捨ててしまいたい、と思う方もよくいらっしゃいます。

それが、成長だ!と思っていらっしゃる。

 

真面目な人ほど、自分の“陰だと感じるところ”を否定したくなる。

否定せずに“そのままの自分”を受け入れてしまったら、もう成長しないのではないか、と怖れる。

あるいは、“そのままではダメな自分”を見せることでかまってくれていた周囲の人と、

        どうつながっていいのかわからなくなる、と不安になる。などなど。

その気持ち、よくわかります。

だから、“あなたはそのままでいい”と、無理やり押し付けることはしません。

 

自分を変えたいと願う時、今の自分を否定して変わりたいのか、

それとも創り出したい未来のために、変容していきたいのか、

まずその区別をしっかりつけましょう。

 

なぜなら、陰だと感じる部分を否定すればするほど、隠そうとすればするほど、元々ある“魅力”も隠れてしまう。

そのままではダメな自分 を、周囲の人に構ってもらう理由として使えば使うほど、

実は “なりたくない自分” になっていってしまうからです。

 

コーチは、その区別や変容のお手伝いをする人です。

 

変容に向かっていくときの、流れに乗る感じはとても楽しい変化。

エネルギーが増幅していく感覚があることが多いです。

否定して変わろうとするときとは全く違う感覚だと思います。

“そのままでいい”ことが、頭ではなく心と身体で腑に落ちることでしょう。

 

これね、結構時間がかかるかもしれません。

だって数十年かけて育ててきた考え方や、心の動きですから。

じっくり付き合っていきましょう。


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