他人の批評を超える力 | コーチが聴く!自分で地図を描く人たちの知恵

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~知恵を言葉に ひらめきを行動に~

人を育てる仕事をしている中で感じたことの一つがこれです。

「人の批評・判断に勝るものは、自分が自分をどう観ているかである」

 

以前、指導役(トレーナー)の方を育てる仕事をしていました。

トレーナーを指導する側(ここではわかりやすいように”先生”と呼びますね)が、時に生徒さん(未来のトレーナー)のことをあれこれ批評していました。

「あの人は難しいねぇ、育ちあがるまでには時間がかかるでしょう」

とか、

「あれではトレーナーを任せるのは難しいかもね」

などなど。

 

あれから15年。

 

結果はどうなったかというと、

そういった先生側の批評や判断に関わらず、自分自身を「自分はできる」と信じていた人は、驚異的な成長を遂げられました。

もちろんね、先生側が「あなたは難しいでしょう」なんていうことをご本人に伝えたわけではありません。

とはいえ、一番大切なのは自分自身がどう思っているかなのだ、と身に染みて思い知ります。結果に影響を与えたのは、自分を信じる度合だったのですから。

 

そして、人の批評や判断は、とても気になるものではあるけれど、気にする必要なんてないのだということも。

批評は判断を気にしていない人は、とにかく自分が成長するために、どんどん質問したり、自分の様子を人に見てもらったりしていました。

最初は誰でも”できない自分”を目の当たりにするわけですが、批評を気にしないからもうどんどん練習を継続していけるわけです。

これが気にする人は、身がすくんでしまって中々練習にも意気があがらない。だから余計に批評が厳しくなる。

まぁ悪循環になるわけですね。

 

もしも今、人の批評が思わしくなくて苦しい想いをしている人、自分を信じられなくなっている人がいたとしたら、発想を変えてみましょう。

あなた自身が、あなたの未来の舵を握っています。

あなたが自分自身をどう思うか、これが舵の向きです。

「できる」に舵を向けるか、「できない」に舵を向けるか…、他でもないあなたしかそれは選べません。

 

自分自身にも言い聞かせつつ、の今日の記事でした(^.^)

さて、今日も一日晴れやかにお過ごしくださいね。

写真は「ジャスト ジョーイ」というバラです。