和の発声法の効果を体感 | コーチが聴く!自分で地図を描く人たちの知恵

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~知恵を言葉に ひらめきを行動に~

昨日は、8時から21時までの研修進行を担当させていただきました。

年に一度の長時間ファシリテーション。

2人体制での進行でしたが、割と広い会場ですし、毎年喉への負担を感じていました。

 

ところが

 

今年は違いましたねー。

和の発声法の姿勢を意識することで、ぐっと喉が楽。

しかも声の質が変わるので、伝わりやすさが違う。

 

和の発声法は、女性能楽師の山村先生に教えていただいています。

喉を縦に開けて声を外に向かって出す西洋式とは違って、

身体にためた空気に音を響かせるやり方です。

私はまだまだ全くの素人で、きちんとした和の発声は全然できていません。

 

が、基本的な姿勢を意識するだけでも大きな違いがありました。

ぐっとアゴをひいて、身体の中に空気をためるための腹式呼吸。

声を身体の内に響かせる意識。

私はついついアゴをあげるクセがあるので、余計に違いを大きく感じたのかもしれません。

 

対話型のワークショップでは、参加者同士が数人組になって話し合う時間をよく設けます。

参加者の皆さんが熱心に対話を交わされる場面では、

「はい、対話の時間終了です」

の声がなかなか全員に届きません。

こういう場面でよく私は、より遠くに 全員に声を伝えようとするあまり、アゴをあげて大きな声を出していました(マイクを使っているのにそうしていました)。

が、あまり効果がなかったのです。

 

でも、昨日は違いましたねー。

アゴを引いているので声は割と低め。

身体の内に声を響かせるので、遠くに届くのか?と思いながらもやってみたら、

40名ほどの参加者の全員が、ピタッと対話をやめてこちらに注目してくださいました。

 

しかもさらに良いと感じたのは、

丹田を意識することでより地に足がつき、自分の声…より太くてお腹から響く自分の声を身体で感じて自分の耳でも聴くことで、

自分自身がとってもグラウンディングされたことでした。

 

自分の声でグラウンディングできるなら、こんなに効果的なことはありませんね。

 

これは子どもから大人まで、ぜひお伝えしたいことだと思います。

 

今日は真冬の寒さだそうですね。

どうぞ暖かくしてお元気でお過ごしください。